6月25日(火) 機械科、新鋳造実習室で初めての鋳造実習


 おかやま山陽高校機械科で、新しい鋳造実習室が完成して初めての鋳造実習を行いました。

 砂型は2週間ほど前から製作されています。砂の湿度や固さなどによって、鋳込みの成否が決まるので、温度や湿度の調節も大切な手順です。
 こうやって見ると、古代遺跡の発掘現場のようです。

 まずはキュポラ(鋳造炉)にアルミのインゴットを溶かし込みます。アルミニウムの融点は約700度ですが、鋳込みに適した800度まで温度をあげます。
 実習場内はかなり暑いです。

 それを勺で受け(湯出し)、あらかじめ作っていた砂型に流し込みます(鋳込み)。

 


 ある程度温度が下がったら、ショベルで砂型を突き崩し、製品を取り出します。

 取り出した製品の土をへらで綺麗に落とします。今回の作品は、ダンベルです。若干、バリやナカゴ(原型)のずれなどがあるようです。

この写真を見ていただくと、仕組みがよくわかると思います。ダンベルのグリップから横に伸びているのが湯道、そこから上に伸びているのが湯口です。湯口から流し込んだ金属が、湯道を通って空洞に流れ込むように作ってあります。奥の球部分の上にへこみがありますが、これは十分に湯(溶けた金属)が入りきらなかったことによるものです(要は失敗部分)。隅々まできちんと湯を鋳込むのは、なかなか技術が要ります。
 湯口、湯道部分の金属は、もちろん、溶かして再利用します。

 これはは先生のお手本作品。いつかこれくらいの作品ができるといいですね。
 今回は初めての実習でしたが、お互いの声掛けもしっかりできていて、まずまずだとのこと。今後は作品の精度を高めていきたいです。






6月24日(月) 地域保護者懇談会倉敷東地区

 多くの皆さんにお集まりいただいて、活発なお話ができました。子供をよくしたいという思いは同じですから、話を重ねることで、共通理解が生まれます。
 ここでいただいた宿題、ご提案は、改善にために活かしたいと思います。
 ありがとうございました。