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平成25年度おかやま山陽高校自動車科モンゴル修学旅行 ご報告
本校公式サイトの「修学旅行現地リポート」でもご報告していますが、改めて写真を中心にご報告します。
まずはチンギスハーン空港に到着。操縦士さんの運転が「あらよっと!」系だったので、生徒はちょっとビビってました(空軍出身の操縦士さんに多いタイプ)。
市内を見学した後、さっそく夕食。韓国系のレストランで、羊肉とニンニクのプルコギ風。美味し。
ホテルに到着し、さっそく両替。モンゴルの貨幣単位はトゥグルク。1円が14トゥグルク。お金持ちの気分。
翌朝、朝食。バイキング形式。モンゴルは肉類(ハム・ソーセージ)と、なぜか卵がやたら美味い。味が濃いのです。
直食後はモンゴル市内が一望できるザイサーン丘に。600段の階段を登り切っての達成感。
お昼はホテルに戻り、中華料理。このお店の中華は本格的でとても美味しいので、つい食べ過ぎてしまいます。
その後、約70km離れたキャンプ地、テレルジへ。途中、巨大なチンギスハーン像を見学しましたが、その画像は「現地リポート」でご覧ください。
このグルキャンプは日本人の安達社長(MJツアーズ)が共同経営者になっているので、なにかと安心。
モンゴルと言えばゲル。ゲルの内部はこんな感じ。意外と広く、清潔で心地よい空間。あまりに心地よすぎてすぐに眠くなるのが難点と言えば難点。
キャンプから見た大草原。このスケール感は、日本ではなかなか味わえない。視界の果ての遠さが違う感じ。
ゲルの組み立て体験をしているときに、虹を発見。委員長にお決まりのポーズをとってもらいましたが、残念、鼻から虹が出てる。
実はこの後、夜になってウランバートルはゲリラ豪雨に見舞われ、洪水まで発生しました。年間降雨量300mmの砂漠と草原の国で、ゲリラ豪雨??
テレルジも激しい雷雨となり、いざという場合の避難などについても検討しましたが、夜半前には雨は無事上がりました。珍しい経験をしました。
翌日午前中は、羊の解体を見学。モンゴルの伝統技法により、一滴も血をしたたらせることなく、粛々と解体。命をいただくから、「いただきます」というのです。向こうを向いている子たちは「見たくない組」。チャレンジバイチョイスなので、これでいいのです。
ついにメインイベントの一つ、乗馬体験。この時ばかりはやさしいガイドさんの声と目が厳しくなります。事故を起こさないように、慎重に。乗馬中は安全のため、写真撮影は禁止ですので、悪しからず。
全員無事、約2時間の乗馬を終えました。ここでなぜかグルコサミン体操。これをやっておかないと、翌日は歩けなくなるのです。意外と、いてえ!
モンゴル修学旅行に来たら必ずやるのが、凧揚げ。今回も気持ちよく上がりました。持ってきた凧は遊牧民の子供たちへプレゼント。
午後、テレルジの最大の奇観、亀岩へ。亀岩前のオボー(祈りの場所)を三回まわってワン!じゃなくて、石を投げ、旅の無事を祈ります。
その後、キャンプに戻り、ミニ・ナーダムを見学。ナーダムは「お祭り」と言う意味。モンゴル相撲、競馬、弓矢など、いろいろな競技を観戦します。馬頭琴、ホーミーの生演奏も含め、なかなか見られるものではありません。
この日一番目立ってたのが、競馬に出場したこの子。まだ7歳。ビリでしたが、よく頑張った!
日暮れ前に、キャンプの裏山にハイキング。標高差100mはあるか?(キャンプ自体、標高1500mのところにあります)。息が切れます。
そこまでしてみたかったのが、この光景。一面のエーデルワイス。なんという贅沢な光景。今年は雨が多く、高山植物が満開です。
エーデルワイスのアップ。柔らかい産毛に包まれた、可憐な花です。
裏山はどこを見ても、花畑。どこにカメラを向けても、ベストショット。
キャンプに戻ると、運転手さんがランクルの修理中。パーツがないので、お菓子の空き箱をガスケット代わりに代用。生徒の目が光ります。さすが、自動車科。
そして、夕食。この日の午前中に解体した羊。料理名は「ホルホグ」。モンゴル最高のごちそうです。
生徒は恐る恐る、あるいは、豪快にかぶりつきます。今まで食べた肉の中で、三本の指に数えられる美味さです。
食後、キャンプのスタッフから、開所10周年記念と言うことで、シャツとキャップをいただきました。左から近畿日本ツーリストの浜野さん、安達社長、私、森先生。
キャンプ最後の朝。まぶしい朝日です。
この日はちょっと緊張。なんせ在モンゴル大使の公邸にお招きいただいているからです。清水大使直々に、ご講話をいただきました。こんな修学旅行、世界中探してもないですよ!
大使公邸訪問が終わり、ホッとして昼食。レストランのバイキング。モンゴルと言うと食べ物を心配する人が多いようですが、こんな感じ。まったく心配ありません。キャビアまで乗ってます。
午後いちばんで、イフザサス大学付属高校さんへ。今日はここで日本語を学んでいる高校生にガイドをお願いして、市内観光なのです。みんな、可愛い。
各班に一人ずつ現地生徒がついてくれます。ちょっと緊張。
通訳してくれるので、買い物はスムーズです。
この後、国立劇場でステージショーを観劇して、夕食へ。この日のメニューはモンゴリアンBBQ。バイキング形式で好きな食材を持っていくと、大きな鉄板で焼いてくれます。これが美味い。
現地の高校生たちは食事も付き合ってくれました。ちゃんと会話できてるか?
このテーブルに人だかりができているのは、右の女の子がやたらと日本語が上手いためです。彼女は自称アニメオタク。11歳で日本のアニメに興味を持ち、Yuotubeで日本のアニメを見て日本語を勉強したそうです。まだ15歳ですが日本語はペラペラです。すごい!
翌朝は、午前4時にホテルを出発、無事、関空に到着。やはり日本が一番、と言いたいところですが、モンゴルの涼しく乾燥した空気に慣れた体には、日本の暑さは灼熱地獄のように感じます。もうモンゴルが恋しい?
予定より少し早く、バスで学校に着きました。お疲れ様でした!
生徒たち、このたびを通じてモンゴルの素晴らしさをわかってくれたようで、「なんだかんだ、もう一回行きたいなあ」と言ってくれる子が多かったのがうれしかったです。ぜひ、再訪してください!