最近の出来事を、かいつまんでご報告いたします。



1月19日(土) センター試験普通科進学コース)

 今年は3年生18名が受験しました。会場は倉敷芸術科学大学さん。
 激励に行きましたが、全員体調良好ということで、安心しました。
 受験は人生の一里塚、ここでした勉強、苦労は、千に一つの無駄もない。
 受験組はラストスパート、頑張りましょう!







1月19日(土) 製菓衛生師コース販売実習@天満屋ハピータウン鴨方店さん

 
 昨年度のスイーツ甲子園で優勝したスイーツ『パリじゃネ』ほか、ガレット、マドレーヌなど、特別限定販売実習を行いました。販売は2年生が担当しました。
 特に『パリじゃネ』は180ピース限定ということで、販売開始前から多くのお客様が並んでくださいました。
 結果、『パリじゃネ』は35分で瞬殺完売、ほかの焼き菓子も2時間以内で完売。
 お買い上げいただきましたお客様、本当にありがとうございました!








1月21日(月) 成果発表会

 成果発表会とは、おかやま山陽高校の各科・コースや部活動が、普段どんな活動をして成果を上げているか、生徒同士で発表し合う会です。同じ校内で頑張っていながら、意外と亜互いのことは知らない、ということで昨年度から始めました。
 今回は第5回スイーツ甲子園で準優勝した製菓コース、資格検定に取り組んでいる機械科、レスリング部、硬式野球部、そして、選抜、総体、国体と3冠優勝を達成したウエイトリフティングの平井君が発表をしてくれました。
 製菓は写真が撮れませんでした。ごめんなさい!

 機械科の発表は、地味ですが、妙にジーンとくるものがありました。

 硬式野球部は、半分、お笑いゴングショーでした。残り半分は、会場から参加者を募ったりして、なかなか盛り上げが上手かったです。


 レスリングは真面目な動きがコミカルに見えるのが、おもしろいですね。

 最後、平井君のスナッチとジャーク、迫力でした。オリンピックの舞台で雄姿を見るのを楽しみにしています。







1月21日(月) 岡山県洋菓子協会新年互礼会

 普段、生徒たちが実習や進路でお世話になっている洋菓子店のオーナーさん、スタッフの皆さんにご挨拶。卒業生の元気な顔も見れて、楽しい会でした。今後ともよろしくお願いします!








1月22日(火) 先生が街にあふれる日

 新年最初の『あふれる日』。
 小雨まじりの寒い朝でしたが、みんな元気に登校してきました!








1月22日(火) 書家・金澤翔子さん、席上揮毫@おかやま山陽高校

 大河ドラマ平清盛」の題字で有名な、ダウン症の女流書家、金澤翔子さんが、おかやま山陽高校創立90周年を記念して、席上揮毫(いわゆる書道のライブパフォーマンス)を行ってくださいました。
 翔子さんは、生まれた時からダウン症を診断されましたが、書家であるお母様のご指導の下、その才能を開花させ、20歳の時に行った個展をきっかけに大ブレイクした女流書家です。
 最初に翔子さんご本人から「友達になってください!頑張ります!」とのご挨拶をいただき、さっそく揮毫です。


 当日は全校生徒に加え、保護者のご希望者、そして報道関係の皆さんと、900人近い人が現場にいたのですが、揮毫の瞬間、ほんとうに、ほんとうに、体育館内から一切の音が消えました。あの緊張感は、すごかったです。


 これが今回書いてくださった『飛翔』。岡山に来られる途中の電車の中で、これにしようと決められたそうです。
 続いて、お母様の泰子さんを交えてのトークショー

 生徒からの質問に、翔子さんにお答えいただく形で進行しました。
 例えば、翔子さんが尊敬する人は、マイケルジャクソンで(翔子さんは踊りが大好きです)、彼は実は今も元気で、最近は浅草に住んでいる、とか、30歳までには独立して一人暮らしをしたいなど、明るく答えてくださいました。
 また、お母様のお話は、子供を持つものとして、非常に印象に残りました。
 翔子さんはダウン症を持ってこの世に生まれましたが、お母様曰く、彼女のIQは低いですが、その分、普通の人にはない感性を持っています。夜、帰宅して家にはいる時に、翔子さんは、夜道をずっとついてきてくれたお月さまに、手を合わせて「ありがとう」とお礼を言います。花が美しければ、その花に手を合わせて「ありがとう」と言います。大勢での名刺交換の場に犬がいれば、犬にも丁寧に両手で名刺を差し出します。さらにお母様曰く、「彼女には『将来の希望』という考えそのものがないのです。あるとしても、次の日のお昼ごはんに何を食べたいか、くらいまで。だから、『いま持っているものが、欲しいもの』。なので、いつも幸せでいられるのです」。
 さらに、そういう心境にいたるまでの苦悩と葛藤も、正直にお話し下さいました。涙を抑えるのに苦労する、そんなお話でした。
 最後に、翔子さんからおかやま山陽高校の生徒たちにスペシャルプレゼントが。翔子さんの大好きな、「マルモのおきて」のダンスを披露してくださいました。驚いたのは、翔子さんの動きがキレキレなこと。これはかなり練習してますよ!翔子さんに指名された生徒も壇上に上がり、照れくさそうに一緒に踊っていました。

 トークショーの後、少しお腹がすいたということで、地元浅口市自慢の手延べうどんを召し上がっていただこうと、水車小屋のお店「麺蔵人」さん(メンクランドと読みます)に行きました。
 イチ押しメニューの「手延べうどんの釜揚げ」、翔子さんに気に入っていただけたようでした。

 ここでもお母様とのお話に花が咲き、予定していた出発時間を大幅に過ぎてしまいました。ここでは、トークショーでお話ししてくださったよりも詳しく、いろいろなお気持ちをお話しくださいました。特に印象に残ったのが、20歳までいつも「ビリの役を務めてきた」娘さんが、文字通り一夜にして「日本一」のダウン症の女流書家に変身してしまったことに対する戸惑いと、有名になったことからくる今の苦労と、そして、喜び、幸せについて、お話しくださいました。(このあたりについてはぜひ泰子さんの本をお読みください。)
 最後に、お約束の「役得ショット」。

 これは不思議なことなのですが、翔子さんのそばにいると、何とも言えない、フワフワした気分になります。言葉では説明しづらいのですが、ATフィールドが中和された?そんな感じです。
 生徒たちは、今回の出会いを通じて、いろいろなことを感じたようです。感想文がまとまってあがてくるのを楽しみにしています。
 金澤翔子さんが高校生の前で席上揮毫をされるのは、今回が初めてだそうです。また、お母様によると、健常者の保護者や、高校生にお話をされるのは今回が初めてでいらしたそうです。おかやま山陽高校の生徒たちの反応をご覧になって「こういう会もいいですねえ」と言っておられました。




某月某日

 1月13日の保護者会四役会・評議員会の時に、あるお父さんからいただいた、ヨーロッパのお土産。
 ベルリンの壁の欠片だそうです。
 初めてみました。大切にします。ありがとうございます。