【速報!】スイーツ甲子園、チーム「ともちー」が今年も中四国ブロック大会で優勝!2連覇に向けて加速!

 第5回スイーツ甲子園、今年は全国で847チームと、昨年より200チームも多いエントリーがあったそうです。
 中四国予選(書類審査)を勝ち残った5チームが、8月1日、倉敷の地で決勝戦を迎えました。いずれも気合十分で、接戦が予想されました。
 そんな中、去年の優勝チームであるおかやま山陽高校製菓衛生師コース3年生「ともちー」は、安定した、貫録の戦いぶりでした。応援に来てくださった伊藤シェフも、1年間の成長が見られると褒めてくださいました。
 結果は、みごと優勝。大会史上初の2連覇にむけて、期待が膨らみます。

 試合後、お互いのケーキを分けあい、試食をします。お互いに全力を尽くしたライバルの作品、敬意をもっていただきます。そして、これが実にいい勉強になるのです。
 お台場での全国決勝は、9月中旬。2連覇は決して夢ではありません!頑張ってください!





調理科による『さんフェア岡山2012』で提供されるお弁当試作品の試食・批評会

 今年の11月10日、11日の両日、岡山市で『さんフェア岡山』が開催されます。そこに来られるお客様(現時点での予想は4500名!)に対して販売されるお弁当の企画をおかやま山陽高校調理科に任されました。
 今回はゲストアドバイザーにみよし野本店の若林昭吾社長にお越しいただき、生徒のプレゼンの後にご試食いただき、ご批評をいただきました。
 最初に、若林社長から新商品開発の極意について、レクチャーをいただきました。若林社長はみよし野の人気駅弁「エビめしロール」や「トントコトン」の発案者で、斬新でユニークなアイディアの持ち主でいらっしゃいます。


 続いて、生徒たちのプレゼンの後、試食タイム。試食に際し、もう一度、リーダーから一番工夫した点について説明しました。

 若林社長からは、『正直言って、ここまでレベルが高いとは思わなかった。お世辞抜きで、素晴らしいです』とお褒めの言葉をいただきました。
 同時に、『弁当、特に駅弁などの場合、お客様が召し上がる状況が様々なので、調理する際の安全性が高くなるようなメニューにしなければならない。さらに、販売する以上、コストは無視できない』と、現場の厳しさについてもお教えいただきました。

 最期、若林社長を囲んで、今回参加した10チームの全員で、『1、2、サンヨー!』とコールしました。さすが情報番組でコメンテーターを長くされている『ワカサマ』、一瞬で生徒の気持ちをわしづかみにされました。

 今後、お弁当はみよし野本店の担当者の方とご相談しながら、最終候補が絞られていきます。
 皆さんも、11月10日、11日の両日、『さんフェア岡山』にお越し下さい!





1か月のまとめ
 バタバタしているうちに、1か月近く、更新をさぼっていました。申し訳ございません。
 このひと月間で印象に残ったことをいくつか。
 今年から蒜山教育キャンプが1泊になった。実は、卒業生や上級生からは、それじゃ物足りないでしょう、との意見が強い。私もそう思います。ただ、1泊にした結果、いろいろなリスクはかなり減ったと思います。悩むところです。
 一つよかったことは、今年初めて、生徒会役員の皆さんに先輩の立場からアドバイザー役として参加してもらったことです。本当によく気が付き、動いてくれました。特に1班の閉村式のある役員の挨拶など、校長挨拶の10倍は感動的でした。やはり機会を与えれば、生徒たちは答えてくれるのだ、と再認識しました。
 夏の硬式野球の大会、残念な結果に終わりました。でも、チームとしては近年ないほどいい状態に仕上がっていたと思います。選手たちも悔しかったとは思いますが、堂々とした試合ができたのだから、胸を張ってほしいと思います。次は秋、期待しています。
 13日の徳島でのPTAの大会、いい勉強になりました。その日良かったことを3つ見つけ、毎日記録することを100日間続けると、心がいいことを探す(=ポジティブに考える)癖がつくのだそうです。以後、私も実行しています。アトラクションの阿波踊りの総踊りで、本校保護者会の皆さん全員が立ち上がって、踊りの列に加わったことは、さすがというしかありませんでした。
 19日の浅口市の公用車をEVに変換するイベント、自動車科の3年生たちがさすが、と思わせる活躍をしてくれました。いままで同様のイベントを行ってこられたそうですが、同じ条件で大人がやって、60分ほどで完成するのが普通だったそうです。それが、約半分の30分ほどで、ガソリン自動車が電気自動車に変身しました。これは凄いことですよ。この車は、本校自動車科でペインティングを施したのち、8月末をめどに車検を取り、浅口市に納車される予定です。
 吹奏楽部の勝山での22日のサマーコンサート、今年の大会での活躍を十分に期待させてくれる演奏でした。おもわず、ブラボー!と叫びたくなりました。
 ほかにも印象的なことが多いひと月でしたが、このあたりでまとめとさせていただきます。





自動車科モンゴル修学旅行

 今年も全員無事で帰ってくることができました。写真で様子をご紹介します。
 *一部刺激の強い写真がありますので、閲覧にはご注意ください。

ウランバートル市街を一望できる、ザイサーン丘からの光景。社会主義国独特の計画市街に、現在、不動産バブルにより、どんどん町の様子が変わりつつあります。


ウランバートルの中心、スフバートル広場にある国会議事堂。ちょうど総選挙が終わったところで、現在組閣の真っ最中だとか。


テレルジに移動する途中で立ち寄った、新名所・巨大チンギスハーン像。写真ではわかりづらいでしょうが、像のたてがみ部分の上に小さく見えるのが、人間です。笑うくらい大きいです。


これが生徒たちが泊まるゲルキャンプ。二日目にトレッキングで裏山に上った際に撮影したもの。テレルジ周辺は開発が進み、景観が悪化しているところが多いのですが、この『GURUキャンプ』周辺は美しいまま保たれています。


モンゴルに行くと必ずやるのが凧揚げ。今年は仮面ライダーフォーゼの凧です。凧は帰る際に、キャンプに住み込みで出稼ぎに来ているスタッフさんのお子さんにプレゼントしました。今年はどういうわけか風が少なく、凧を揚げるチャンスが少なかったです。また、同じ理由でかつてないほど蒸し暑く感じました(もちろん日本と比べると格段にさわやかさなんですけど)。


モンゴル最高のごちそうがホルホグ。羊肉一頭分を石と一緒に寸胴に詰め、蒸し煮にしたもの。味付けは岩塩のみ。おかやま山陽高校の修学旅行では、羊を解体するところから見せていただきます。解体前にGURUキャンプの安達社長から「命をいただく」ことについて、ご講話をいただきました。『年間わずか300mmの降雨(雪も含む)が草を育て、その草を食べて育った羊から絞った乳で、遊牧民は一年間、生活します。彼らにとって羊はいわば命の綱。それほど貴重な羊を解体する際、彼らは、伝統的な技法により、一滴の血も大地にこぼしません。血も、内臓も、すべて大切に食します。こうやって彼らは過酷な自然環境で生活してきたのです』。小さなナイフ一本で、30分ほどで羊は定められた7つの部位と皮と頭に解体されました。実に見事な捌き方でした。


解体から約4時間後、出来上がったホルホグをいただきました。一緒に煮た石で手のひらを温めると、疲れが取れるそうです。骨についたままの羊肉に、生徒たちは最初は恐る恐るでしたが、一度かぶりつくと「これやべえ!(訳:『これ、ものすごく美味しい!』)」と、すごい勢いで食べました。今年は肉の部分以外に内臓も出してくださいました。私も胃、肝臓、心臓、腸などをいただきました。胃は内側にまだ未消化の牧草がこびりついていましたが、実に美味でした。


これはなんの写真かと言いますと、着ぐるみです。彼らになんで?と尋ねると、「寒いから」(実際、モンゴルの夜は夏でも10度くらいまで気温が下がります)という答えでしたが、実際は着たいから着ていたようです。この格好で夜、ゲルキャンプの食堂に水を買いに来たところ、食事をしていたドイツからの観光客の一団が、『ザワ・・・ザワ・・・』とどよめいたのを聞き逃しませんでした。


ウランバートルに戻り、姉妹校であるモンゲニ統合学校にお邪魔して交流会をしました。かわいらしい女子生徒が、馬頭琴の演奏を披露してくれました。こちらからは、お返しに、バンド演奏を行いました。


グループに分かれ、お土産や学校案内を渡し、お話をしました。今回集まってくれた生徒たちはみんな、日本語専攻の子ばかりで、みなさん日本語が上手。写真はMIRAIのパンフレットを見ながら説明している様子です。


ウランバートルで日本大使公邸にお招きいただき、今年新たに就任された清水大使からご講話をいただきました。清水大使は1970年代から始まり、4度目のモンゴル赴任の大ベテランでいらっしゃいます。自動車科の生徒たちです、と説明すると、「だったら、ぜひモンゴルで整備工場を開業してよ!走っている車のほとんどが日本車なのに、日本人の整備士が一人もいないんだよ」と勧めてくださいました。生徒たちへのアドバイスとして、「日本人は自己表現が下手。自分の意見を、相手を嫌な気持ちにさせないように伝えるための技術は、これからもっともっと大事になるよ」と教えてくださいました。ロシアと中国という二大大国に挟まれた、非常に難しい立地にあるモンゴルでの長い赴任生活から得られた貴重な教訓かと存じます。それにしても、修学旅行先の国で大使公邸に招かれた高校生って、彼らくらいのものではないでしょうか。感謝、感謝です。


これが大使公邸にある記帳簿です。私も書かせていただきました。いい記念です。


この方がMJツアーズ・GURUキャンプの経営者、安達社長。モンゴルに旅行会社を作って20年以上の大ベテランでいらっしゃいます。いつも含蓄のある、いいお話をしてくださいます。


今回、一番気に入っている一枚です。ある朝目覚めて、ゲルの扉を開けると、一匹の犬が寝そべっていました。たぶん、出稼ぎのスタッフさんが連れてきた牧羊犬と思われます。なんとも平和な光景でした。
(注:モンゴルに限らず、外国で犬にかまうのは、狂犬病の予防接種が日本ほど徹底していないことが多いため、大変危険です。念のため。)