6月29日(金) 浅口市立金光中学校さん説明会

 今年もお招きくださり、ありがとうございました。
 これからはこれまでに比べて、『何を学んで、今何ができるか』が厳しく問われる時代になります。
 15年後、20年後、なりたい自分になるために、今から3年間、何をするべきか、一度じっくり考えてみましょう。
 最後まで熱心に聴いていただき、ありがとうございました。





6月30日(土)、7月1日(日) おかやま山陽高校保護者会湯原蒜山研修会

 今年もこの日がやってまいりました。おかやま山陽高校保護者会の名物行事、湯原蒜山研修会です。
 まずは、お互いの自己紹介を兼ねて、桃太郎アドベンチャー

『ユラーリユラリ』;巨大シーソーが地面に接地しないように、位置を移動します。コミュニケーションとフォーメーション感覚が大切。


『サルの綱渡り』;お互いに声を掛けながら、「人の橋」を作れるかがポイント。


『知恵の一本柱』;下は溶岩の海。落下しないで、位置を入れ替わるにはどうする?


 偶然や縁でグループ分けされた、ほぼ初対面のメンバーが多い班ごとに、お互いに協力し合って課題クリアを目指します。これをやると、一気に仲良くなれるのです。
 最後は希望者のみを対象に、「あなたを信じて」に挑戦。高さ約1.5mの台の上から、下で手を差し伸べる仲間を信じて、目を閉じて後ろ向きに飛び降ります。
 

 
 見事成功!信頼が足りないと、腰が引けて、うまく着地できないのです。
 桃アド終了後、金光のおかやま山陽高校野球部専用球場「山陽球場」に夏の大会に向けて練習中の硬式野球部の慰問に訪問。雨の中、生徒たちは一生懸命頑張っていましたよ。
 その後、バスは一路蒜山へ。お昼ご飯は車中で巻きずしをいただきました。
 まずは蒜山高原にあるおかやま山陽高校専用キャンプ場にて、草刈りなどの清掃活動を行いました。


 男性を中心とした草刈り班。研修ホール周辺や、炊事場・ごみ捨て場などを中心に、草を刈り取りました。


 ベースキャンプとなるロッジの清掃。ここは引率の教職員が寝泊まりするためのスペースとして使用します。綺麗にしてくださいましてありがとうございました。


 大切なのが、トイレ。ここは大自然の中のキャンプ場ですが、トイレだけは洋式の水洗なのです。1年間使わなかった分の汚れを綺麗にしていただきました。


 最後に、研修ホール。約150人収容可能で、いざというときには生徒たちの避難場所に使用する、大切な施設です。雨天時のキャンドルサービスもここでやります。みなさん、床をピカピカにしてくださいました。


 当日の蒜山は、あいにくの小雨でしたが、気温が低い分、作業はしやすかったです。でも、湿度は結構あったので、汗びっしょりになりました。その分、作業後のジャージー牛乳の美味しかったこと!
 ちなみにこれらの写真は、われわれが決して遊びにだけ行っていたわけではないという、大切な証拠写真です・・・というのは冗談で、こういう保護者の皆さんの努力があって、蒜山教育キャンプが成り立っているのです。ありがたいことと感謝しております。
 作業が終わり、湯原に帰り、ここからはお楽しみタイムの始まり。
 まずは順番を決めておかやま山陽高校湯原研修所名物、源泉掛け流し100%のお風呂に入っていただきました。
 ここで一つ痛恨の事実が判明。実は、二つある風呂のうち、岩風呂の浴槽から隣のタイル風呂の脱衣所に向かって、以前から水漏れがありました。そこで、数週間前、自動車科や校務の先生たちと一緒に、FRPを使って岩風呂の修理を行ったのです。ところが、この日、お湯を張って2時間ほどすると、以前ほどの量ではないのですが、やはり水漏れしてしまいました。無念、無念。
 というわけで、懇親会の開会の校長挨拶は「私が直すと大口をたたいておいて、結局直っていませんでした」という『敗北宣言』となってしまいました(でも、まだあきらめていません。今度は不具合箇所が特定できましたから)。
 さて、その懇親会はまずは本校保護者会長さんの開会後挨拶から。
 その後、3年、2年、1年の順で、保護者の皆様に自己紹介をしていただきました。それぞれお子さんのご自慢やら愚痴やらを交えて披露し、お互いに深く深くうなずきながら拝聴します。この共感的な雰囲気が、湯原研修旅行の一番の価値だと思います。
 3年生の皆さんの自己紹介が終わったところで、サプライズイベント。
 なんと、吉本興業所属の「岡山住みます芸人」こと江西あきよしさんが、スペシャルゲストとして登場してくれました。江西さんは現在湯原温泉街に在住し、温泉展示館をベースに、毎日トークライブをしておられるのです。
 


 さすが吉本の芸人さん、口では決して負けない本校保護者会の皆さんを相手に多少タジタジになりながらも、大いに盛り上げてくれました。最後はアンコールまで飛び出し、大盛況でした。

 この後に自己紹介した方は、さぞやしゃべりづらかったことと拝察します。
 

 続いて、本校卒業生で蒜山高原郷原漆器の復活・保存に取り組んでいる木地師、高月国光さんから、作品を二つプレゼントしていただきました(今年はご本人は所用で会には参加できませんでした)。ジャンケン大会の結果、ご覧のお二人が見事作品をゲットされました。金箔が貼られた、豪華な作品です。うらやましいですね。
 続いて、二日目。朝、ゆっくり温泉街ですごし、見学研修先へ。
 今年の見学研修は、今話題の水木しげるロード。町興しの成功例として、いろいろ学ぶことがありそうです。

 バスを降りると、もうそこは水木しげるの世界。商店街のありとあらゆるものが、水木ワールドテイストです。「ナイトラウンジ」の看板を見て、やはり妖怪が接客するのだろうか、などと軽口をたたきながら、通りを散策します。


 目的地の一つ、水木しげる記念館に行くと、水木ワールドの名バイプレーヤー、ねずみ男が出迎えてくれました。


 記念館内は、凝った演出と装置(1階の立体展示部分の写真は撮れませんでしたが、すごかったのですよ)で、お好きな方は何時間いても飽きないほどの充実ぶり。


 かわいらしい猫むすめも歓迎してくれましたよ(さすが目力が強い!)。
 その後、妖怪に誘拐されていた方を無事回収し、バスで昼食会場に。


 ここは境港、言わずと知れた魚どころです。店内は、漁船をかたどった客席の周りに溝を設けて海水が張ってあり、そこが生簀になっています。いけすには大きな鯛やヒラメが泳いでいました。


 店内には大漁旗が。今度はアラカルトで食べに来てみたいと思いました。


 今回の1泊2日の研修旅行、最初から最後まで楽しいことづくめで、私もリフレッシュすることができました。参加された保護者の皆さん、本当にありがとうございました。
 今回、用事等で参加できなかった方、もし来年チャンスがあるのであれば、ぜひとも参加してみてください。きっとお子さんの高校生活についての相談相手や、お友達が見つかると思います。





某月某日

 水木しげるロードねずみ男に会えて妙に嬉しかったです。
 ねずみ男は、水木ワールドにおいてトリックスターアンチヒーローの役割を担う、重要なキャラクターです。
 水木先生によると、ねずみ男は妖怪と人間との混血で、『半妖怪』という設定になっているそうです。だから、人間特有の狡猾さやだらしなさ、二面性などを持っているのだそうです。
 水木ワールドの中でこのねずみ男にもっとも親近感を感じるという人が多いのも、うなずけます。
 かくいう私も、おそらくは半妖怪の仲間ではないかと自分では思っております。
 よう、兄弟!