モンゴル報告 その3 馬は4WD

 時々「なぜ自動車科の修学旅行はモンゴルなんですか?」と聞かれることがあります。その時に苦し紛れに答えたのが、「馬は4WDだから」。
 それは冗談として、モンゴル修学旅行の目玉の一つはやはり乗馬。
 日本だと引き馬で運動場を1、2周して〇千円ということになりがちなのですが、モンゴルだといきなり乗って、そのまま約1時間半。
 もちろん、乗馬には落馬など、相応のリスクがあります。なので、それをいかに最小化して、安全に馬を楽しんでもらうかがカギ。
 ガイドさんも、この日ばかりはピリピリ。

 馬は賢いので、人間がビビッていると気付くと、わざと意地悪をします。
 また、同じ理由で、相性の合う馬とそうでない馬がいます。文字通り、「馬が合う」かどうかです。

 モンゴルの馬は、いわゆるサラブレッドよりずんぐりしていますが、スタミナは超一流。チンギスハーンの時代も、走って走って、敵の馬が疲れて走れなくなったところで、反転して一気に攻め落とす、という戦法が取れたのも、このモンゴル馬のスタミナのおかげだそうです。汗血馬の伝説は伊達じゃないようです。

 ただ、この日集めていただいたのは、比較的おとなしい馬ばかり。それでも中には乗り手との相性などで、いうことを聞きにくい場合もあるので、その場合のみ、引き馬にしてもらいます。
 乗馬中は、馬を驚かせるものは一切持たない、という約束があり、写真撮影などもってのほか。身に着けているもの(例えばキーホルダー)が落ちただけでも、馬が驚くことがあるそうです。なので、乗馬中の写真はありません。
 しかし、澄み切った空気の中、馬に揺られてモンゴルの大自然の中を闊歩するのは、本当にいい気持ちです。
 第1班14名が乗り降り(装具がいろいろあるのです)を含めてちょうど2時間、第2班14名も同じく2時間。
 無事、一人の落馬者も出すことなく、楽しく乗馬は終了しました。
 ということで、記念写真。

 馬を準備し、乗馬指導をしてくれた遊牧民のご家族と一緒に。モンゴルではみんな3,4才から馬に乗り始めるので、小さい子供でも立派な乗馬の先生なのです。
 後にバスの中で安達社長から旅の感想を聞かれた際、「馬にもっと乗りたかった人!」と尋ねられ時に、もっとも多くの手が挙がっていたほどでした。
 それから、モンゴルのテレルジと言えば、有名なのが亀岩。その名の通り、巨大な亀の形をした岩です。

 遠くからも迫力があるのですが、すぐ真下まで行くとその巨大さがいっそう迫ってきます。

 亀岩の首の付け根のあたりには洞窟があり、裏側から登ることもできるのですが、さすがに危険なのでこれだけはNG。
 それにしても、モンゴルの大自然の造形の素晴らしさには、本当にため息が出るばかりです。




小さな訪問者

 むかし担任した卒業生が、赤ちゃんを連れて遊びに来てくれました。
 4か月。カワイイ!