8月5日(金) 教職員健康診断

 夏のこの時期を使って、体のメンテナンスをしっかりして下さい。
 さらに、年に一度は、30代以上は人間ドック、それに加えて40代以上は内視鏡、とお願いしています。




モンゴル報告 その1 恵みの雨の大草原

 今年のモンゴルは実に10年ぶりに豊かな雨に恵まれたそうです。
 モンゴルの平均年間降雨量は300ミリ程度。これは冬の降雪も合わせた量ですから、いかに雨が少ないかわかるでしょう。梅雨の日本なら2日くらいで降ってしまう量です。
 雨が降らないと、草が茂らず、草が茂らないと、羊が飢えます。
 実際、ここ数年は冬を越せない家畜が多数死んだそうです。
 だから、モンゴルでは雨を連れてくる人(日本で言う雨男、雨女)はたいへん歓迎されるそうです。
 ところが、今年は6月、7月にたっぷりと雨が降ったおかげで、モンゴルの大草原はこれまでで最高の緑一色に染まっていました。ガイドさん(20代後半)が若いころは、毎年こんな感じだったそうです。

 私たちがテレルジ(ウランバートルから東に約70km)のキャンプに到着した日も、空は雷が鳴り、時折雨が通り過ぎました。

 私たちがいつも泊まる『グルキャンプ』の裏には、美しい草の斜面と、岩山があります。大体1時間弱でこの岩山をぐるっと回ってくることができるので、よく散歩に行きます。

 今年の散歩は、豊富な雨のおかげで、本当に素晴らしかったです。
 何が素晴らしいって、一面の高山植物が満開なのです。

 中でも、観光客に人気なのが、エーデルワイス

 この花を見るために命をかけて山に登る人もいるそうですが、ここ『グルキャンプ』では、足の踏み場もないほど茂っています。
 こういう大自然の中で、生徒たちは散歩したり、サッカーをしたり(斜面なので、オリジナルルールを開発したようです)、体をいっぱいに使って遊びまわってました。

 でも、標高1300m以上ありますので、紛れもない高地トレーニングになっていました。
 私は、モンゴルに来たら必ずやる凧揚げを、今年も楽しみました。

 しかし、こうして改めて見ると、モンゴルで感じたあの大草原の広さを写真でお伝えすることは無理なんですね。
 物理的に人間の視野が広がるはずはないのはわかっているのですが、それでも、果てしない広がりに圧倒されてしまうのです。
 こればかりは、もう行っていただく意外にありません。