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今年は大勢のご参加をいただき、総勢45名で行ってまいりました。皆さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。特に今年はお父さんのご参加が多いのが特徴でした。おかげさまで、キャンプ場の草刈りがとても捗りました。
では、恒例になりました、当日の様子をスナップ写真でざっとご紹介します。
まずはおかやま山陽高校名物、桃太郎アドベンチャー。
初めて会った人も一瞬で仲良しになれる、楽しいアクティビティーです。本当は屋外に専用実習場があるのですが、この日は地面がぬかるんでいたため、格技場で。今年も大盛り上がりだったそうです(私はものづくり大会に出席していたため、桃アドだけ参加できませんでした。残念!)。
続いて、恒例になった金光グラウンドへの硬式野球部激励を経て、蒜山キャンプ場に。これは、広さ7000坪以上もある、おかやま山陽高校専用のキャンプ場です。
ここでおじいさんは山へ芝刈りに・・・じゃなく、お父さんは草刈り、お母さんは施設内の掃除と、一生懸命作業をしていただきました。私も久しぶりにマイ・芝刈り機を振り回し、いい汗をかきました。
作業が終わって、蒜山三座をバックに記念撮影。
続いて、湯原の研修所へ。これは元々は岡山自動車大学校の施設で、温泉風呂番付西の横綱、湯原の源泉100%かけ流しの浴場が自慢です。湯原の湯は美人の湯です。アルカリ性でちょっとぬるぬる感があり、上がった後には肌がツルツルになります。相変わらず、いいお湯でした。
ここでは懇親会がメイン。保護者、教員、お互いに自己紹介。現在は蒜山キャンプ場の管理人を引き受けてくださっている郷原漆器の木地師、高月国光さん(おかやま山陽高校卒業生)もゲストとして参加され、高月さんの作品が2名に当たるプレゼント抽選会も行いました。
当たった方、おめでとうございました。彼はいずれ(遠い遠い先のことでしょうが)、人間国宝になるはずです(少なくとも私はそう信じてます)。その時まで大事に保存して下さいね。
翌朝、ゆっくりと食事、散策などで過ごし、9時半に湯原出発、研修先のとっとり花回廊へ。
ちょうどユリの季節(この公園のシンボルフラワーでもあるそうです)で、何千本もの美しいユリが私たちを迎えてくれました。
公園内を散策しながら、ばかばかしい写真を撮ったり、
集合写真を撮ったりで、
(前日に比べてみなさん微妙にお疲れなのがわかりますでしょうか)
手入れの行き届いた公園で、ものすごい数の花に囲まれ、まったり、ゆっくりした時間を過ごしました。とっとり花回廊、お勧めですよ。
花回廊を後に、一路蒜山へ。
蒜山高原センターで、生徒たちがキャンプ最終日に食べるのと同じ、ジンギスカンをいただきました。
とても美味しゅうございました。
お食事の後、高原センターでお買い物をしたり、ソフトクリームを食べたり、ここでもまたまったりと過ごします。
そして、今回の研修旅行の最後のイベント、高月さんの職場、「郷原漆器の館」で漆器の製作実演見学です。
ろくろ(木工旋盤)にかけたクリの木に、高月さんが鉋をあてると、まるで魔法のようにお椀が出来上がります。本当に見事なもんです。
生木を削って、その後で乾燥させるのが郷原漆器の特徴です。削られた椀は半年異常乾燥させられ、何層にも漆がかけられます。
郷原漆器は、本来、日用づかいの道具として約600年前に蒜山地方で生まれましたが、いまでは岡山県を代表する木工芸品になろうとしています。
この日も、賞を受賞した高月さんの作品を見せていただきましたが、本当に木目が美しい。人間の技と、その木が経てきた星霜との共作ともいえる、素朴でいながら重厚な作品です。
皆さんも機会があれば、行ってみてください。お椀やぐい飲みの販売もされています。
ちなみにこの日、私はぐい飲みを一個買いました。下地に金箔が仕込んであり、使うにつれ漆が透明になると、その金箔が鮮やかに浮き出るという『成長するぐい飲み』です。これでまた一つ楽しみが増えました。
というわけで、湯原蒜山研修会、今年も無事終了しました。参加してくださったみなさん、貴重なお力添えを、そして、楽しい時間を本当にありがとうございました!
7月2日(土) 高校生モノづくりコンテスト(自動車整備部門)中国大会
岡山県代表として出場した自動車科2年のT君、残念ながら2位。今年は広島県に優勝を持って行かれてしまいました。2年生ながら、よく頑張ったと思います。
でも、準優勝ということで、若年者ものづくり競技全国大会への出場権は獲得。今度は20歳までの大会ですから、もっと手ごわい相手がたくさんいるはず。次の目標に向かって頑張りましょう。