4月27日(水) 桃太郎アドベンチャー笠岡市立新吉中学校さん1年生来校体験!

 グループでの課題解決型アクティビティーを通じて、仲間のいいところを、そして自分のいいところを発見するプログラム、それが桃太郎アドベンチャー(略して桃アド)です。
 おかやま山陽高校では毎年、新入生全員がこれを受講します。
 高校1年生という時期は、実はとても難しい課題を抱えているのです。子供たちはこの時期、それまで慣れ親しんでいた育った地域を中心とした人間関係(要は幼馴染)から、将来の夢や目的を手掛かりに集まった、新しい人間関係に移行しなければならないのです。いわば、一つの通過儀礼、イニシエーションの時期なのです。
 そんな時期のお手伝いをするべく、おせっかいを焼くことが、桃アドの目的なのです。
 まず最初に、生徒たちは強制的に10人程度のグループに分けられ(人生は理不尽な面がありますからね)、ファシリテイタ―(指導教員)から課題を与えられます。
 課題の一例を紹介しますと、例えば、横に寝かせた一本の丸太の上に全員が上がり、一度も地面に降りることなく、誕生日順に並び替える。あるいは、それを一言も発せずに成功させる。
 面白そうでしょ?ほかにもいろいろな課題がありまして、おかやま山陽高校にはこれらのアクティビティーを行うための専用のグラウンドがあるのですよ。
 さて、これらの課題を解決するべく、新入生たちは、手を取り合い、体をぶつけあい、上手くいったり、失敗したりで、ワイワイと笑いあいます。
 そうこうしているうちに、いつの間にかなんとなく心の壁(ATフィールドですね)が低くなっている。あるいは、自分と考え方の近そうな人、気の合いそうな人が見えてくる。
 そんな効果が、桃太郎アドベンチャーにはあるのです。
 新吉中学校さんは、もう何年も前から、この桃アドの効果をよく理解され、新入生全員のオリエンテーションの一環としておかやま山陽高校に来られています。
 新吉中の生徒のみなさん、楽しい時間が過ごせたでしょうか?
 この桃アド、以前には地元企業さんの初任者研修や、あの湯郷ベルさんのチーム作りにも活用されたことがあります。
 ご希望のある企業さん、スポーツチームの皆さん、まずはお気軽におかやま山陽高校までお問い合わせください。
 最少10名から、最大45名程度まで、お受けできます。



4月27日(水) 岩手県釜石高校さんへお送りするマドレーヌ製作

 この4月から製菓衛生師コースの実習でお世話になっている「パティスリーシエルブルー」(総社市)のオーナーパティシエ、伊藤先生にご提案いただき、このたび、東北大震災で被災された釜石高校さんの生徒さんたちにお菓子をお贈りすることになりました。
 伊藤先生が4月10日にボランティアとして現地にお菓子を届けられた際、釜石高校さんにも行かれたのですが、その時の感想文に「地震以来、甘いものを久しぶりに食べれてうれしかった」とありました。これを読んで、改めて現地のたいへんな状況を実感しました。
 彼らを「助ける」とか「勇気づける」とか、そういうことができるとは思いません。でも、甘いものを食べることで、ほんのちょっとの息抜きをしていただけるかもしれない。そういう気持ちでお送りしよう、ということになりました。
 今日は、製菓衛生師コースの2年生19名が、3時間目から6時間目の実習の時間を使って、約700名分(生徒さん600名と、先生100名分です)のマドレーヌを焼き上げました。
 これを脱酸素シートと一緒に丁寧に包装し、製菓の生徒と調理科の生徒たちが手書きしたメッセージカードと一緒にお送りする予定です。