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1月13日(木) 明日は県外入試!
受験生のみなさんが気持ちよく受験できるように、いま、先輩たちが一生懸命、校内を清掃してくれています。
受験生諸君、朝はかなり冷え込むと思いますので、気を付けてきてくださいね!
1月12日(水) 進学コース3年生、センター試験結団式
今年もおかやま山陽高校進学コース3年生全員が、センター試験を受験します。
当日の朝は厳寒が予報されています。
人事を尽くして、天命を待つ。
一番大事なのは、当日の体調ですよ。
最後まで、気を抜かずに頑張ってください!
1月11日(火) 生徒会引き継ぎ式
最近、おかやま山陽高校でみられる傾向でうれしいことの一つが、生徒会活動が活発になってきたこと。
今期の新メンバーも、やる気のある人が多くて、頼もしい限りです。
これから1年間、おかやま山陽高校を盛り上げてください!よろしく!
1月10日(月) アンサンブルコンテスト岡山県大会、打楽器、サックス、ダブル突破!
倉敷市民会館で開催されたアンサンブルコンテストで、おかやま山陽高校吹奏楽部の打楽器8重奏、サキソフォン8重奏の2チームが金賞を受賞するとともに、2月6日に行われる中国大会への出場権を獲得しました。
アンサンブルは、楽器の数が少ないだけに、奏者の緊張も並大抵ではありません。
中国大会も頑張ってください!
ペイフォワード
昨今、巷をにぎわすタイガーマスクこと「伊達直人」さんたち。
実は、昨年、おかやま山陽高校にも、伊達直人さんからではありませんが、ありがたく、うれしいお志をいただいたのです。
秋のある日のこと。1通の現金書留が届きました。かなり分厚いです。
あけてみると、大きな額の現金と、お手紙が1通。
お手紙の内容を要約すると、次のようになります。
「私は、某県に住む吹奏楽ファンです。昔、自身が楽器を演奏していたこともあり、毎年、高校生の吹奏楽コンクールを聞きに行くのを楽しみにしております。今年は課題曲5番を楽しみにしていたのですが、あいにく、私の住む県の高校は、どこも演奏しませんでした。そこで、中国大会の収録DVDを買い求め、たまたま貴校の演奏を耳にし、たいへん感動しました。残念ながら、全国大会出場は逃されたとのことですが、全国を探しても選曲、演奏技術を含め、これほどの実力を持ったバンドはめったにないと断言できます」(一部ぼかしてあります)。
そして、この方は、ちょっと驚くような金額を「ぜひとも吹奏楽部の生徒たちのために使ってください」と、本校にご寄附くださったのです。
お手紙によると、これまで本校のことはご存じなかったそうです。もちろん、おかやま山陽高校吹奏楽部とも何のご縁もありません。
それなのに、たまたま耳にされた生徒たちの演奏に感動し、大金をご寄附くださったのです。詳細は申しませんが、お金が有り余っている方がポンと出されたというわけではないことがうかがわれます。おそらく、大切に貯められたお金だと思います。
本当に驚きました。同時に、とてもとてもうれしく、ありがたく思いました。
ちょうど本校吹奏楽部が、国民文化祭のマーチングの祭典に出演することになっていたので、会場までこのお手紙を持って、生徒たちに報告に行きました。
出演前の最後の練習の場で、顧問の松本先生がお手紙を読み上げました。生徒たちは、とても嬉しそうでした。自分たちの演奏が、聴く耳をお持ちの方に届いて、ここまで評価していただいた。これが彼らへの一番の贈り物でした。生徒たちはとても大きな自信をいただいたと思います。
そして、数日後。
松本先生と相談して、心を込めたお礼状と、おかやま山陽高校吹奏楽部の定期演奏会のDVDを同封して、お送りすることにしました。
何日かして、郵便局から、連絡がありました。
「宛先不明です。」
お送りした住所と電話番号は、某県内の地元の偉人を顕彰するために建てられた記念館のものだったそうです。郵便局の方は、いろいろと手を尽くしてくださり、わざわざ電話で記念館のスタッフの方のお名前まで確認してくださったそうですが、該当する方はおられなかったそうです。
そういえば、最初送ってこられたお手紙に「現金書留で送るため、差出人住所氏名を書かざるを得ませんが、匿名ということにしておいてください」とあったのを思い出しました。要はこの住所氏名自体が、仮のものだったのです。
正直、呆然としました。いまだに半信半疑です。
本校の先生たちも「世の中、信じられないようなことがあるもんだなあ」、そして、「この国にもまだまだこういう気持ちをお持ちの方がおられるんだなあ」と、感心しきりでした。
結局、それっきり、この方への連絡は取れないままです。何をお返しをするどころか、直接お礼も申し上げることすらできていません。
「ペイフォワード」という言葉があります。日本語に直すと「次につなげよう」という意味になります。
これは、誰かに善意をいただいた時、その人自身にお返しをするのではなく、ほかの人に対して同じような善意を差し上げよう、ということです。そして、その善意を受けた人も、さらに別の人に善意を差し上げれば、世の中に善意の連鎖がどんどん広がり、社会全体がよくなることにつながります。
今回、志を下さった方にお返しをすることは、残念ながらできません。おそらくこの方もそれを望んではおられないと思います。
その分、この感謝の気持ちを、私たちができることに変えて、それを必要としている別の誰かに贈ることにより、今回おかやま山陽高校吹奏楽部にいただいたお志を世の中につないでいきたいと思っています。
日本もまだまだ捨てたもんじゃないですよね。