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今年のおかやま山陽高校吹奏楽部の定期演奏会は12月23日。
創部20周年の記念すべき演奏会です。
今年のゲストは、あの米米クラブのサックス奏者、オリタノボッタさんこと、織田浩司さん。
この日は、リハーサルと言うことで、わざわざご来校くださいました。
おんじホールで、おかやま山陽高校吹奏楽部と合わせ演奏。
曲は「星に願いを」。
最初は、オリタさんのサックスソロで始まります。
もう、鳥肌。
オリタさんは本校の吹奏楽部をものすごく応援してくださっていて、5年ごとに定期演奏会に必ず来てくださいます。
5年前も思ったのですが、音の艶と色がハンパない。
これがプロなんですね。
ちなみに、観客は私と田井先生(たまたまそのへんを歩いてたので引っ張ってきました)の二人きり。いやあ、贅沢だなあ・・・。
でも、野郎二人じゃ、ぜんぜんロマンチックじゃないなあ・・・。
その後、オリタさんは、2ビートから最新の32ビートに至るまでの音楽の歴史を、レクチャーしてくださいました。
クラッシック・南北戦争時代のマーチから、ロック、ディスコ、第一次テクノポップ、そして、最新のテクノと、ビートを二倍、二倍しながら、音楽史をとてもわかりやすく俯瞰してくださいました。いい勉強になりました。
みなさん、12月23日は、ぜひとも倉敷市民会館に足をお運びください!
オリタさんとおかやま山陽高校吹奏楽部の演奏、ぜったいに聞き逃せませんよ!
12月15日(水) ベトナムは美味しい その2
ところで(という書き出しもおかしいですが)、ベトナムに行ってたのは、12月5日から10日までです、念のため。
で、ベトナムのもうひとつの美味しいもの。
それが、北部山岳森林地帯の少数民族料理。
以前、おかやま山陽高校を訪問されて以来、えらく良くして下さるベトナム人のCさんが、「さすがにこれは食べたことないだろ」とご招待くださいました。
新興住宅街の中に、北部の山岳地帯からわざわざ移築したという、あずま屋風の巨大な建物。
柱や天井組みは、日本の蔵づくりのよう。でも、熱帯地方の建物ゆえ、壁はなく、屋根は石ぶき。いわゆる頁岩ってやつですね。おもわず化石を探してしまう。
出される料理は、写真の通り。
手前左が、清流に棲む淡水魚を、囲炉裏の上で2ヶ月間、いぶしたものの炙り焼き。コイ科でしょうか?味が深くて、美味い。
奥が、ジャングルの中で取れる植物のにんにく炒め。独特の粘りがあり、明日葉か空芯菜みたいです。美味い。
そして、手前右が、森のハチの炒め物。幼虫とさなぎ。幼虫は、ミルキーでジューシー。さなぎは日本でも食べるイナゴにそっくり。栄養たっぷりで、これも美味しい。
どれも、醤油らしきもの(おそらく魚醤?)に森で取れるスパイスやハーブを加えたものに浸していただきます。日本人にはとてもなじみやすいお味です。
他には空を飛ぶという烏骨鶏の塩煮(とさかの部分が超絶美味でした)や、蒸篭で蒸したもち米を、手で握って肉味噌につけて食べるものなど。
どれも、ある意味、日本の田舎料理によく似ている。
ただ珍しいだけでなく、しみじみと美味しい。
海外で日本との共通点や類似点を見つけると、嬉しいもんですね。
日本人のルーツには諸説あるけれど、やはりこっちから北上した文化もあったんでしょうねえ。だいたいお米自体、東南アジア原産ですからね。