■
12月13日 ベトナム修学旅行から帰ってきました。
ほんとうに、更新しないでいるとどんどん気が重くなってしまって・・・。
高校時代、早く終わらせればいいのに、グズグズ宿題を抱えて悶々としていたころを思い出します。
というわけで、ここでいったんリセットさせてください。すみません。
で、ベトナムです。
ものすごく、アクティブな国でした。
感想を一言でまとめると「どこが社会主義やねん!?むっちゃ、市場(しじょう)が活気付いてるやんけ!!」
なんせ、国民が若い!人工ピラミッドが綺麗な三角形。そりゃ力もでるでしょう。
そして、これが一番印象に残ったのですが、みなさん、人がイイ。
現地でビジネスをしている日本人に聞いても、他の国で商売するのに比べて、誠意が通じやすく、無駄な緊張をしなくて良いとのこと。
今回、後半は生徒と別れて、次の展開のための下見をしてきました。そのとき、現地の知人がエスコートしてくれたのですが、もうこちらが恐縮するくらい、至れり尽くせりの配慮をしてくださいました。
いやー、ベトナム、マジで好きになってしまいました。
写真は、到着直後、ホテルに向かう車内から撮ったホーチミン市街の様子です。
これは一番、道が空いている時間帯。夕方ともなれば、この10倍以上ものバイクで道が埋め尽くされます。
なんと、ベトナムではバイクは最大4人まで乗車可能。後部座席には、首も座らない赤ん坊を抱いたお母さんが乗って、ハンドルには3歳くらいの幼児が立ち乗りでしがみついている。それが当たり前の光景。
で、この数百台のバイクが、ろくに信号もない交差点に突入するのです。
そこにさらに乗用車、バス、トレーラーまでが突入します。
当然、あたり一面、クラクションの嵐。
でも、不思議と事故が起こらない!
某グー○ルは無人運転自動車の実験を始めたそうですが、ぜひともこのホーチミン市でやっていただきたい。もし、ここで事故なく運転できれば、完璧でしょう。
とにかく、圧倒的。道中、パワーを感じまくりでした。
一方で、35年前、国が一回リセットされてしまった悲しい歴史は、まだ記憶に新しいです。今回お会いした人の皆さん誰もが、ご家族を亡くしていました。
それでも、それだからこそ、未来を見つめてがんばっている。そんな彼らの目標としているのが、日本なのだそうです。
日本も、65年前、国が根底からリセットされました。
彼らが言うには「それなのに日本には、創立87年のおかやま山陽高校や、150年、200年と続く会社が数多くあるでしょ。これは素晴らしいことですよ。そこからぜひ学びたいのです」。
なるほど。外から見れば、日本はそう見えるのか。
本当に短い旅でしたが、これ以外にも多くのことを気づき、学ばせていただきました。
もちろん、社会問題も山積みです。貧富の差も大きいし、行政も問題だらけのようです。
でも、モンゴルでも感じましたが、夢があるというだけで、ここまで元気。
そういえば、日本には、こうなりたい、という目標がないのかもなあ・・・。
また思い出しながら報告させていただきます。