9月2日(木) 夏季課題考査&マイスター・スクール2学期第1回目

 恒例ですが、いきなり試験です。
 ちなみに昨日の始業式、出席状況が良好で、全学年で欠席は一ケタ台。
 で、今日は、これもいきなり、マイスター・スクール。
 暑い暑い中お越しいただき、マイスター講師の先生方、ほんとうにありがとうございます。
 話題はやはり、この夏がいかに暑かったか。
 で、今日も暑い。
 新聞によりますと、岡山県の8月の平均気温は30.5度!あの京都より暑かったそうです。
 はやく来い来い、秋!



9月1日(水) 機械製図検定特別表彰、今年も2名受賞!全国で9名中、なんと成績は2位と4位!5年連続、7回目の受賞!!

 これ、本当にすごいですよね。機械科3年の竹端君と友原君、よくやってくれました。
 17000人が受験し、約7000名が合格、その中で成績が2番目と3番目なんですから。
 ちなみに、岡山県で受賞したのは、彼らも含めて3名のみ。
 こうれはもう、製図の山陽!級ですよ。



某月某日
 モンゴルでの思い出。
 なんと今回の修学旅行では、在モンゴル特命全権大使・城所さんにお招きいただき、日本大使公邸にお邪魔することができました。
 聳え立つ日本大使公邸。
 堅牢なセキュリティー。造りもとうぜん上質で、壁は大理石。思わずフズリナの化石を探してしまいました。
 芳名帳には、テレビや新聞で著名な、あんな人やこんな方のお名前が。
 そんな公邸で、城所大使さんは、私たちおかやま山陽高校自動車科3年生に、いろいろなお話をしてくださいました。
 とても気さくな方で、お話も面白く、わかりやすいので、生徒たちも一生懸命聴いていました。
 私が一番印象に残ったのが、「社会に出たら、絶対に上司とはけんかするな。でも、イエスマンにだけはなるな」。
 いろいろおありだったんだろうなあ・・・と思わず想像してしまう。外務省のキャリアのお言葉だけに、重みがあります。
 その後、モンゴル国営新聞の記者さんから取材を受けました。
 テーマは、日本の教育の現状についてどう思うか。
 思うままにいろいろ申し上げましたが、私は基本的に日本の教育システム自体は素晴らしいと思っている。
 ただ、モンゴルの生徒を見ていて一番思ったのは、そこで学ぶ生徒の熱意の差。
 日本では、たとえば英語がしゃべれなくても、とりあえず、食べていける。
 でも、モンゴルの人が、日本語を学んで、観光ガイドのバイトをすれば、ひと夏で国民平均年収(約15万円)以上を稼げる。
 さらに、日本に留学して、日本で就職できれば、国民平均年収を半月で稼げるようになる。
 だから、モンゲニ統合学校の日本語専攻の生徒たちは、熱心だ。日本の高校生がたじろぐほど積極的に、どんどん話しかけてくる。同世代の日本人と日本語でしゃべれる、レアなチャンスを無駄にしたくないから。
 彼女らのほとんどは、日本への留学を目標にしている。
 事実、いま日本の企業は、外国からの留学生を積極的に採用し始めた。勉強しない日本人に比べ、彼らはとても熱心だからだとか。
 私たちの若者時代も、シラけだの、新人類だの言われ、熱意とは程遠かったのは自覚している。その上であえて言うのだけれど、今の若者、そろそろ何とかしないと、ヤバイ。
 私たちのときは、企業は外国人に門戸を閉ざしており、若者は、日本で生まれ育ったというだけで、保護されていた。
 でも、これからは違う。すごく手ごわい競争相手が、インド、中国、ベトナム、韓国、パキスタンバングラ、そして、モンゴルと、いろんな国から参戦している。
 適当にモラトリアムしていると、彼らに負けてしまう。
 そういう危機感を、通訳を通じてお話ししました。
 後日、大使公邸での集合写真と、私のインタビューとが前面に掲載された国営新聞が送られてきました。
 モンゴル語が読めないので、私の意図が正しく伝わっているか、少し不安です。