■
6月14日(月) 卒業生からご寄贈いただいた、『亀岡実習室』感謝状贈呈式
おかやま山陽高校の建築科を昭和40年に卒業された亀岡浩三先輩から、今度は実習室をプレゼントしていただきました。
今日はこのありがたいお気持ちに対する、感謝の意をあらわすため、感謝状贈呈式を行いました。
最初に私から敬意と趣旨を説明した後、スクリーンで完成したばかりの実習室をご披露。そして、学園長先生から感謝状贈呈。
最後に、吹奏楽部の演奏により、全校生徒で校歌斉唱。
亀岡先輩も嬉しそうで、いい式になりました。
ちなみに、亀岡先輩への記念品として、やはりおかやま山陽高校OBで、現在、郷原漆器の継承者として各種の賞を総なめにしている若き匠、高月国光氏の作品をお贈りしました。ただし、高月氏の作品は、完成まで6ヶ月かかるとのことなので、この日は目録のみの贈呈となりました。
亀岡先輩は、45年前におかやま山陽高校をご卒業後、単身、大阪の一宇工業株式会社に一社員として入社、その後、実績を認められ、代表取締役社長まで登りつめた方です。
以前から、運動部にタオルなどをご寄付いただいておりましたが、諸見里しのぶ選手が在籍していたころに、初代となる送迎用ワンボックスカー、「亀岡丸」をご寄贈くださいました(亀岡先輩は大のゴルフ好きです)。
そして、初代亀岡丸の老朽化により、昨年度、「亀岡丸2世」をご寄付くださいました。
そして、今回の実習室。この実習室は、鉄骨平屋建てで約110平方メートルあります。もともと会社で受注された小学校の建替え工事の際の仮校舎として利用されていましたが、工事終了とともに廃棄処分になる契約だったそうです。
これを「もったいない!」と感じた亀岡先輩は本校に打診してくださり、今回のご寄贈となりました。
亀岡先輩は、解体から移動、再建築、そして再塗装までをご負担下さいました。
この実習室はかねてから整備中のおかやま山陽高校の新・柳原実習場に建てられており、今後はフォークやクレーンなどの技能講習などの資格取得の基地として、また、ゼロハンカーの試走会場の整備基地として、多方面で活用させていただく予定です。
アメリカでは、成功した卒業生が母校に建物などを寄贈するのは一般的なんだそうですが、日本ではあまり聞きません。
在校生諸君、こういう先輩のありがたい気持ちを胸に刻んで、まずは立派な社会人になるべく、切磋琢磨してください。
そして、もし、社会で成功を収めた暁には、亀岡先輩に倣って、後輩のために何らかの援助をしてやってくください。
亀岡先輩、本当にありがとうございました!
6月14日(月) 表彰伝達式&壮行式
表彰伝達式では、先日の県大会で健闘した柔道部を顕彰しました。
また、壮行式では、今度中国大会に出場する空手道部に全校生徒でエールを送りました。
某月某日
先日、新入生と話していると、「校長先生、なんでおかやま山陽高校は毎週、生徒朝礼があるんですか?」と質問されました。
「それはね、社会に出るとね・・・云々」とTPOやら、礼儀作法やらの話をしました。
そのときにはあえて言いませんでしたが、おかやま山陽高校が毎週生と朝礼を行う理由が、もうひとつ、あります。
月曜日の朝って、大人でもやはりちょっと憂鬱なものです。どうしてもテンションがあがるまでに時間がかかります。
そこで、生徒朝礼ですよ。
「気をつけ」、「礼」、「おはようございます!」、そして、遙照山に響く「校訓唱和」。
大声を出せば、一気にテンションアップです。
今週は、さらにこれに加えて、壮行式の「フレフレコール」(副会長、よくがんばった!)、そして、風紀委員長から笑顔いっぱいのハイテンションな訓示。
ここまでくれば、もうアゲアゲです。
これはいわゆる行動療法の一種ですよね。
テンションがあがらなければ、テンションがあがっているような行動をとる。
すると、それにつられて、いつの間にかテンションは高まります。
みなさんも、やってみてください。
元気が出ないときこそ、大声で、
「よーし、今日もがんばるぞー!!」。
効果覿面ですよ。