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11月17日(火) 初めての能舞台&私学秋季研修会
今年の能講座は、なぜか集中的にインフルエンザやら結膜炎やらにたたられ、直前になって十分な練習時間が取れない、という状況に見舞われました。
というわけで、いざ当日、少し心配しながら、会場に到着しました。
すでに舞台では小学生たちが可愛くも凛々しい姿で謡いを披露しています。
子どもが一生懸命頑張っている姿というものはいいものだなあ、まあ、子どもと動物にはどんな名優も叶わないって言うしなあ・・・などと考えているうちに、おかやま山陽高校の生徒たちの出番です。
まず感心したのが、笛。ご指導の八木原先生の伴奏無しに、生徒だけで演奏しているのですが、これがとても上手い。音色も、音階も、はっきりくっきり。素晴らしい。
そして、舞。真剣な表情で、とても凛々しい印象。
いやいや、これだけ出来れば、文句なしですよ。
ちなみに、夕方のRSKさんのニュースで、おかやま山陽高校の生徒たちのインタビューを放映してくださいました。こちらも感じよかったですね。
ご指導の大島先生、八木原先生、本当にありがとうございました。
とご挨拶するまもなく、私学研修会の会場へ。
講師はカウンセリングを中心とした教育支援活動をしておられる富田富士也先生。
「みなさん、私を見て、最初は胡散臭いと思ったでしょ」と笑いをとりながらのご講演。ご自分で言われたとおり、見た感じ、綾小路公麻呂さんそっくり。
ここで教えていただいた、人間会計に利く「ことばの薬」のいくつかをご紹介します。
「子ども叱るな、来た道じゃ。年寄り笑うな、往く道じゃ」
「せめぎあって、折り合って、お互い様」
「表見せ、裏を見せつつ、散るもみじ」
「俺に似よ、俺に似るなと、子を想う」
「日にち薬(たいていの感情は日にちが経てば収まるので、急いで結論を出すべからず)」
他にもいろいろありますが、あとは先生のご著書をお買い求めください。
いいお話を聞かせていただきました。