9月1日 始業式

 今日の始業式は、新型インフルエンザ拡大防止対策として、放送を通じて行ないました。生徒は各ホームルームの自分席に座ったままです。
 なので、今日は生徒たちの顔を直接見ることができませんでした。
 校長講話では、まず、インフルエンザイについての注意点。そして、防災の日にちなんでのお話をしました。
 インフルエンザについては、その後、保健課の先生が、プリントを使ってより詳しく説明をしました。生徒諸君は一人ひとりが責任を持って、感染拡大防止に努めてほしいと思います。
 これは防災の問題にもつながりますが、もし、充分な対策さえすれば、人間が自然の脅威をすべてコントロールできるはずという考え方があるとすれば、それは根本的に間違っていると思います。星を見ると、いかに宇宙が、地球が、自然の力が強大で計り知れないか、わかります。
 逆に、だからこそ人間は、知恵を振り絞って、自分たちができる限りのことを、一生懸命に対策しなければならないのだと思います。人間の力で食い止めることができる被害もあると思います。実際、8月に静岡を中心として発生した地震では、従前から行なわれていた東海地震への対策の効果により、規模の割には比較的被害が少なくて済んだのではないか、という報道も耳にしました。
 これからのシーズン、まずは就職、そして入試と、特に3年生は人生の一大事が続きます。どうか、一番大切な日に万全の状態で望めるように、人智を注いで、できる限りの対策をしましょう。