オキシダントに注意しましょう。

 先日、生徒と面談しているとき、『先生、さっき放送のあったなんとか注意報って何ですか?』と質問されました。
 実はこの日、面談の直前、オキシダント注意報が発令され、屋外で活動中の部活動に対し、至急練習を中止し、屋内に入るように放送があったのです。
 「ああ、それはオキシダントじゃろ」と、一通りの説明をしました。
 この季節、気温が高く、風のない日には昔で言う光化学スモッグオキシダントが発生しやすいのです。空が薄曇りっぽく見える日は、特に要注意です。
 おかやま山陽高校では、県の対処方針に従い、オキシダント情報・注意報が出たら、屋外での部活動を止め、屋内に入るように指示しています。もちろん、解除されたら活動を再開してもかまいません。
 日本では、公式にはオキシダントが原因で亡くなった人はいないことになっているそうですが、実際にはグレーなケースもあるんだとか。けっこう怖いものなのです。
 それからこの季節、雷も気をつけなければいけません。即、命に関わります。
 この日、オキシダントが解除された後、午後6時ごろでしたか、ものすごい雷雨となりました。
 ちょうど帰宅途中、鴨方駅のホームで遠くに雷鳴を聞き、すぐに学校と、寄島のサッカーグラウンド、そして金光の野球グラウンドに電話を入れました。
 翌日、聞いたところ、金光では電話があって10分後に、ものすごい勢いで大きな雹(ひょう)が降ったのだそうです。
 そういえば、電車の窓から、金光から玉島にかけての山の上に真っ黒な雲が見えました。そして、その雲からは、まるで柱が立っているかのように、濃厚な雨らしきものが落ちているのが見えました。あれが実は雹だったのですね。
 雷雲は発達しながら移動するので、雷鳴が遠くても、一瞬で近くまで来ることがあります。
 翌朝、朝礼で、雷が鳴ったら、かならず屋外での練習を止め、屋内に非難するように、改めてお願いしました。
 お互い、気をつけましょう。