9月19日【金】 中学校の先生方を対象の入試説明会

 心配していた台風も、岡山県にはさしたる影響もなく過ぎ去り、なんとか無事開催できました。
 足元が悪い中、また、中学校さんによってはご遠方からお越しくださり、ありがとうございました。
 最初に空手道部、吹奏楽部の演武・演奏をご覧いただいて、説明に入らせていただきました。
 進行の不手際で予定より長くなりましたことをお詫びします。
 今年度もどうかよろしくお願いします。



9月21日【日】 中桐先生を囲む会@倉敷チボリ公園アンデルセンホール

 おかやま山陽高校吹奏楽部の産みの親でいらっしゃる中桐實先生は、昨年度末でおかやま山陽高校を引退されました。
 その中桐先生を、吹奏楽部の歴代の保護者の皆様が囲んで、懐かしく盛り上がりましょう、という趣旨の会です。
 私もお招きいただき、お邪魔してまいりました。
 ご挨拶の中で中桐先生がおっしゃいました。
 「これは、要するに私をダシにして、みんなが集まって楽しく語り合う会ですね」。
 至言、至言。
 誰かを「ダシにして」、何かに「かこつけて」、集まる。そして楽しく騒ぐ。
 これぞ、日本の至高の文化。
 吹奏学部の保護者の皆さんは、卒業後の出席率が非常に高い方ばかりで、卒業後何年も経つのに、「お久しぶりです」という挨拶が似合わないったらありません。
 それにしても、おかやま山陽高校吹奏楽部も、創部以来、18年が過ぎ去ったんですね。
 黎明期の会長さん方とも、初めてご挨拶できました。
 これからも、末永くご指導ご鞭撻いただけますよう、よろしくお願いします。
 素晴らしい部を創設された中桐先生、奥様ともども、これからもお元気で、ご活躍下さい。



9月21日(日) スイーツ甲子園勝戦、BSフジにて放映されました!

 放映までは決勝戦の結果は何人たりとも話してはならないとの約束により、このたびのご報告になりました。
 ご覧にならなかった方のために、改めてご報告。
 この夏、カレー甲子園での健闘&準優勝の朗報を持って帰ってくれたばかりのおかやま山陽高校調理科、今度はスイーツ(デザート)のコンクールの決勝進出です。
 このスイーツ甲子園、なんと、エントリーは1100チーム!
 しかも、書類審査に加えて、学科試験まである!
 全国を8つのブロックごとに分け、書類審査&学科試験を通過した5〜10ほどのチームが、アイディアと、技と、美しさと、味を競います。
 その結果、選ばれた全国の生え抜き8チーム。
 その中に、おかやま山陽高校調理科チームが入ったのです!
 1100分の8。
 すでに、快挙。
 で、去る8月19日。いよいよ決勝戦。場所はお台場、フジテレビ。
 私も、応援に行ってまいりました。
 フジテレビのワンデーパスをいただいて(なんかいい気分)、スタジオへ。
 おかやま山陽高校のメンバーは、いずれも調理科3年のIさん、Fさん、Nさんの3名の女の子。
 彼女たちは、リハーサルやら打ち合わせやらで、午前中から局入り(かっこいい響きですねえ)。なんと、スタイリストさんまで付くそうで。
 今回決勝戦が行なわれたのは、ビストロスマップを収録しているのと同じスタジオ、同じセットだそうで、これだけでも生徒たちは興奮しています。
 いよいよ本番。
 司会は『DJ赤坂』こと、MC界の巨星・赤坂泰彦さんと、美しい美しい、優木まおみ様。
 さらに、審査員の中には、あの川島なお美さんのご主人でいらっしゃる、スーパーパティシエ、鎧塚俊彦さんのお姿も。
 なんか、すごいメンバーです。
 そんな中、生徒たちは緊張の面持ちで試合開始を待ちます。
 客席には、3人のお母さんたちも応援に来てくださっています。メンバーの一人の親族の方が看板屋さんをされているということで、素晴らしい応援垂れ幕を作って持ってきてくださいました。
 その応援垂れ幕を振りながら、ついに試合開始。
 制限時間は3時間。
 出来上がった作品を、3名のスーパーパティシエに試食していただき、勝敗が決まります。
 おかやま山陽高校の調理科チームの持ち味は、実直さ。
 事前のインタビュー映像でも、3人とも寡黙で、画面には「・・・」のテロップ連発。
 それでいて、チームワークは抜群、さらに、自分たちのペースをまったく乱さない落ち着きぶりは、たいしたものです。
 カメラがぎりぎりまで近づこうが、審査員の方が間近で手元を覗き込もうが、ぶれません。
 黙々、着々。時々、小声で相談。そしてまた、黙々。
 3時間というと長いようですが、緊張していると、時間はあっという間に過ぎます。残り1時間くらいでトイレに出ると、やはり出てこられたあるお母さんが、「もう、胃が痛くて・・・」。
 わかります、その気持ち。
 あと30分というところで、我がチームにアクシデント発生!
 ムースの周りに貼り付けるビスキュイを載せたトレーが落下、ビスキュイが足りなくなってしまったのです。
 もう焼きなおしている時間はありません。ついに万事休すか?
 しかし、ここからがすごかった。
 こんなときでも、なんかニコニコしながら3人で相談してたと思ったら、ビスキュイが足りない部分に、イチゴやベリーを盛って、演出しちゃいましたよ。
 私だったら、間違いなくパニック起こすところです。
 いやあ、たくましい&頼もしい。
 おかやま山陽高校チームは、制限時間を3分のこして、無事完成。
 審査の前に、今回お世話になった四国・中国地区予選大会の審査員で、今回、おかやま山陽高校チームの応援パティシエとしてご出演くださった林周平さん(神戸市中央区「パティスリーモンプリュ」オーナーパティシエ)にご挨拶。
 いかがでしたか、とお聞きすると、
 「予選のときより、ずっと良くなってますよ。それと、この子たちは、作りながら、その合間できちんと調理器具を洗って、片づけをしてたでしょ。あれは、プロの目から見て、ポイント高いですね」。
 お褒めいただき、ありがとうございます。この辺は、やはり、調理科の面目約如ですね。
 ここで、新幹線の時間の都合で、私は泣く泣く退場。
 新幹線の中、顧問のK先生からの連絡を待ちます。
 連絡が入ったのは午後8時過ぎ。
 結果は・・・、残念ながら、優勝はなりませんでした。
 本当にお疲れ様。
 でも、今回、彼女たちの底力を見せていただきました。
 一人ひとりの持ち味にふさわしい環境と、それを応援してくれる家族の存在で、子どもたちはここまで力を発揮するんですね。
 ちなみに、今回のアクシデントは審査結果に影響なかったそうです。むしろ、冷静にリカバーしたことで、プラス要因になるのだとか。ご安心下さい。