17,000分の3人・・・ 機械製図検定特別表彰、3名受賞!

 六十億分の一じゃないですよ。
 17,000分の3です。
 これ、何の数字でしょ?
 実は、工業系の高校生が広く挑戦する検定の一つに、機械製図検定というものがあります。
 だいたい、毎年16000人から17,000人の高校生が受検するそうです。
 そして、これもだいたい、毎年6,000人ほどが、晴れて合格するわけです。
 で、ここからが本題。
 この合格者の中から、とくに成績が優秀な人、具体的には、筆記・実技あわせて250点満点の試験なんですが、230点以上マークした者が、「特別表彰」の審査対象に選ばれます。
 「特別表彰」というのは、工業の世界ではたいへん権威ある表彰で、これ一つに合格するだけで、卒業時に社団法人全国工業高校校長協会規定の、「県知事表彰」を授与されるんです。
 今年の場合、34名がこの「特別表彰」審査対象になったそうです。
 そして、厳正な審査の結果、今年は全国でわずか7名が、特別表彰を授与されました。
 そしてそして、ここからが、本当の本題。
 全国でわずか7名授与されたこの特別表彰の中で、なんと、3名が、おかやま山陽高校機械科の生徒だったのです!
 しかもしかも、1名は、250点満点中、244点を獲得して、なんとなんと、全国でトップ、一番の成績をマークしたのです!
 ちなみに、1位を取ったのは機械科3年のY君、後二人は、同じく機械科3年のO君とM君でした。
 もう何も言うことありません。
 でも、一言。
 君らは、エライ!



ポーニョポーニョポニョ

 最近、どこに行ってもポニョポニョうるさいったらありゃしない、と言いたいところですが、気が付けば自分も「ポーニョポーニョポニョ・・・」と口ずさんでいるわけでして。
 ところで、いま話題の映画「崖の上のポニョ」ですが、実は地元備後地方と縁が深い、というより、むしろ備後産の映画だってことをご存じない方が意外と多いんで驚きました。
 ご存知の通り、この映画、監督の宮崎氏が、福山市鞆の浦に数ヶ月滞在しているときにストーリーを考えられました。
 鞆の浦といえば、旧くは万葉集に詠まれたり、室町時代に『鞆幕府』がおかれたこともありました。そして、新しくは坂本竜馬の『いろは丸』が沈んだ場所としても有名です。
 旧い町並みが懐かしく、旧跡や古刹も多い、風光明媚な港町です。
 映画をご覧になった方はお分かりのように、映画の中に、鞆の浦そっくりの風景があちこちに出てきます。
 とくに、グリーンラインやその枝道を走りながら下を見下ろすと、もうそのまんま「ポニョの海」ですわ。
 私もお盆休みに息子たちを連れて映画館に見に行き、後日、「ソースケ(主人公の男の子)の家を探しに行こう!」と鞆の浦まで家族でドライブした口です。
 ソースケの家が見つかったかどうかはさておき、映画のクライマックスに出てくるあずま屋(車椅子が置いてあるところです)にそっくりの展望台がありますよ。
 まだの方は、ぜひ。
 お帰りのお土産は、カマボコ、珍味、そして、保命酒で決まりですね(もちろん、 ポニョグッズも売ってましたよ)。
 ヴェネチア国際映画祭でも大好評のようで、何よりですね。