sanyomomotaro2008-03-11

3月になりました・・・って、もう11日じゃん!更新サボりすぎ!

 学校にとって、3月は12月以上に忙しい季節なのです。12月を師「走」と呼ぶなら、3月は師「跳」あるいは師「倒」のレベルなのです。
・・などとブログ更新ができていない口実をクチャクチャと言いながら、ご報告です。



2月29日(金) 保護者会評議員を送る会

 今年も、3年生の保護者会評議員の皆様をお送りする会が開催され、私たち管理職もご招待いただきました。
 今年は福山。
 この会では毎年、ここだから言える、いままで秘めてきた、いろいろな思いを聞かせていただきます。時には「聞かなかったことにさせて下さい」と思わず『聞か猿』になるような話題も(幸い、今年はありませんでした)。
 みなさん、3年間、本当にありがとうございました。
 保護者会評議員を請けてくださった経緯も、「自分ががんばれば、子どももがんばってくれると信じて」、「遠くに通学する子どもをなんとか応援したくて」などという頭の下がる方から、「じゃんけん・くじで負けてしまって」というお気の毒(?)な方まで、様々でした。
 でも、くじで負けたという方も、「3年間、本当に楽しかった。やってよかったです」と言って下さいました。
 私まで大きな花束をいただき、感謝感激でした。
 2次会は、カラオケ。
 ここからがおかやま山陽高校保護者会の本領発揮です。
 「ここで演歌を歌うために今日は着物で来ました」というお母さん、エーちゃんコールを受けてノリノリだったお父さん、歌ではなくダンスで勝負に出たお母さん、みなさん、芸達者です。
 お別れするのは寂しいですが、これを新たな出発点として、今後とも末永くよろしくお願いします!



3月1日(土) 笠岡市おかげいち巨大パエリア試食会!

 卒業式の感動と興奮も冷めやらぬ翌朝(なんだそりゃ)、笠岡駅前で行なわれたおかげ市(大仙院さんの朝市)で、おかやま山陽高校調理科がまたまたやってくれました。
 今回は、山陽新聞笠岡支社さん、ゆめネット笠岡放送さん、FMムゆめウェーブさんとの共同企画で、笠岡の特産品『モガイ』を使った新メニューとして開発したパエリアを試食していただきました。
 以前、このコーナーでご報告した巨大パエリア鍋を使って、米20kg、モガイ20kgを主材料に、たまねぎ、ネギ、トマトなどをちりばめた、豪華なパエリアが出来上がりました。決め手はやはり、モガイからとった出し汁です。
 やっぱ、うめえ。とくに、ジューシーなモガイ、最高!丁寧にも、貝殻を半分だけ取り去ってあるのですよ!
 調理科の生徒に聞いたところ、前日の卒業式終了後、モガイの殻を洗うだけで5時間かかったとか。
モガイはヘモグロビンたっぷり、鉄分たっぷりで、特に貧血気味の女性には最適な健康食品なのです。
 それと、意外なほど美味だったのが、モガイのチヂミ。
 正直に言います。私はチヂミにはあまり期待していませんでした。
 ところが、このちチヂミが、意外なほどの美味さ。決め手は、やはり、モガイの出し汁。これで生地を溶いているんです。
付け合せのマヨネーズが、たまりませんわ。
 さらにさらに、これにとどまらず、後半、調理科長の田渕先生がこっそり取り出したもの、それは、コチュジャン!韓国の糖辛子味噌!
これをチヂミにつけて頬張ると、もう、チョワヨ!です。マッコリでも、ジンロでもかかってきやがれ!という気分ですわ。
 これは、ぜひ、地元の飲食店さんにメニューとして採用していただきたいです。レシピはまもなく、おかやま山陽高校調理科・料理研究部のHPに載る予定です。
 ここまで勝手に盛り上がってまいりましたが、肝心の試食のお客様も、試食開始直前には長い行列ができるほどの大勢の方がおいで下さいました。
 みなさん、美味しいといってくださって、一安心。
 中には本校の保護者の方、OB・OGの保護者の方もお越し下さいました。
 商工会の皆様からも、久しぶりににぎやかでよかったです、と感謝されました。
 ただし、反省点も。
やはり、1.5mもの巨大鍋となると、それなりの熱源が必要です。とくに、鍋の中で温度にムラがあったのか、場所によってお米の煮え具合が一定ではありませんでした。
 そのため、最後のあたりで来られた方の分は、芯が残っていたと思います。申し訳ありませんでした。これは今後の課題として、改善していきたいと思います。
 でもまあ、これは150cmなどという冗談のような鍋で作るからこその問題なわけで、30cm〜60cm程度の普通のパエリア鍋で作れば、もっと簡単に美味しくできます。
というわけで、ぜひ、ご自宅でもチャレンジしてください。

3月3日(月) 資格専門コース2年生、ピアノ実技試験
 前日の3年生に続き、今度は2年生が緊張のピアノステージに挑戦したのでした。
 今回も、学園長先生にお願いして、観客として乱入してもらいました。
 で、私は高みの見物、ニヤニヤニヤ・・・と思っていましたら、ピアノ指導担当の有田先生から、「校長先生、今日は先生も採点をお願いします」。
 「え?!」
 というわけで、名簿を片手に採点を行なったのですが、これがまた難しい。
 緊張して一生懸命弾いている姿を見ると、なんかいじらしくて、みんなにいい点を付けたくなってしまう・・・。
 現場で授業をしていた時代には、躊躇無く赤点をつけていたこの私が・・・(ウソですよ)。
 なんとか採点も終わり、一安心。
 最後に生徒たちにも言ったのですが、1年後、彼らは再びこの場所で、今度は卒業をかけてステージに上がるわけです。そのときまでに、どれだけがんばったか、次回、ぜひ見せてほしいです。



3月5日(水) おひな茶会

 今年も、桃の節句にあわせ、調理科2年生の生徒たちがお雛茶会を開きました。
 会場のおかやま山陽高校80周年記念館は、古民家再生法でリフォームされた、非日常的な空間です。
 この日のために、調理科では簡単な「お雛会席」を調理し、甘酒も用意してくれました。大根のナマスの柑橘酢がさわやかですねえ。
 今年、お手前をしてくれたのは2年生の女の子でした。
 静かな時間が流れる中、凛とした態度でお茶を点ててくれました。
 こういうことができると、やっぱ、いいですなあ。問答無用に、イイ!
 それから、うれしかったのが、茶道部の卒業生のN君がお手伝いに来てくれたこと。
 なかなか立派になって・・・って、そういえば彼は、この間の秋の倉敷一番街マイスターフェアのときにも手伝いに来てくれたのでした。ありがポン!
 和の心、と言いますが、一方で、やはり「形」を保存していくことも大事なのだな、と思いました。新しいものを求めるあまり、何でもかんでも既存のものを壊せばいいってものではないのですね、
 そういえば、修学旅行で行ったローマのガイドさんが言ってましたが、確かにローマは街としてはとても住みにくいのですが、それによって守られている歴史もあるわけです。
 いろいろ考えさせられる昼下がりでした。



3月6日(木) マイスター講師懇話会

 今年度最後のマイスター講師懇話会。
 お忙しい中、14名の先生方がお集まり下さいました。
 反省点、ご要望、新たなご提案、ありがとうございました。
 来年度、さらによい講座になるよう、生かしてゆきたいと思います。
 1年間、本当にありがとうございました。
 そして、来年度もどうかよろしくお願いします。