sanyomomotaro2007-11-21

おかやま山陽高校第3回オープンスクール
11月24日(土)!
いよいよ、本年度の最終回!!

内容
○キャンパスツアー
(今回は希望する科・コースにより、班分けします。興味のある科やコースを重点的にご覧いただけます。)
○ウエルカムランチ(生徒会メンバーを中心に、心をこめて調理した月見焼肉丼をぜひご賞味下さい。)
○部活動体験フェア(今回も、ゲーム、クイズなど、楽しい内容盛りだくさんで開催します!)
 中学校を通じて申し込みをしていただきますが、部活動などの関係で緊急の場合は、当日飛び入りも大歓迎です。
 この機会に、ぜひ、おかやま山陽高校にお越し下さい。




実りの秋=新酒の季節、そう、丸本酒造さん酒蔵見学会です。


 今年のお米はまずまずの作柄だそうで、お米農家の皆様方におかれましては、ご同慶の至りであります。
 そんな季節、今年も、調理科3年生の生徒たちが地元鴨方で美味しいお酒を作っておられる丸本酒造さんにお邪魔して、酒蔵を見学させていただきました。
 このブログでも毎年ご報告しておりますとおり、丸本酒造さんでは酒米特区を認定され、無農薬の自家製米を使ったお酒を、昔ながらの醸造法で作っておられます。
 私も個人的に丸本さんのお酒の大ファンで、特に自家製米を使った「竹林(ちくりん)」という銘柄の、「ふかまり」というお酒が好きです。
 この「ふかまり」は、精米度では一番低く、いわゆる「純米酒」と呼ばれる種類のお酒です。吟醸大吟醸(竹林ではそれぞれ「かろやか」と「たおやか」と命名されています)と比べて米そのものの香りが強く残っており、「ああ、日本人に生まれてよかった!」と思わせてくれるお酒です。
 しかもお値段も手ごろで、有名なグルメ雑誌の「日常酒」部門で上位にランクインしたこともある、素晴らしいお酒です。
 今年も調理科3年生の生徒たちは、丸本仁一郎社長さんのお話と、酒蔵の見学を通じて、多くのことを感じてくれたようです。
 彼らは未成年ですが、彼らのうちの大部分は後半年ほどで、お客様にお酒をお勧めする立場に立ちます。彼らのような立場の若者が、本物の日本酒とはどういうものか、ということを知ってくれることは、日本の食文化の根幹の一つである日本酒の世界にとって、大きな貢献となると思います。
 そんな昨夜、「ガイアの夜明け」という番組で、日本酒復興にかける男たちのエピソードが紹介されていました。演出や新たな市場開拓など、様々な工夫を凝らして、日本酒の販売量拡大に取り組んでおられました。
 日本酒業界、やはりかなり厳しい状況に置かれているようです。
 いまが厳しいからこそ、本物の良い日本酒を、多くの人に知ってもらうことが大切になります。丸本さんも、社長自ら、いろいろなお店や旅館に自社のお酒を持って営業にまわる毎日だそうです。
 おかやま山陽高校の調理科の諸君も、今回の体験を生かして、本物のお酒をお客様に伝えるメッセンジャーになってほしいと思います。
 それに、おかやま山陽高校の調理科を卒業した生徒たちが、勤務先や、いつか構える自分の店で、丸本さんのお酒をお客さんに勧めてくれるようになれば、そのぶん、わたくしもいつまでも美味しい丸本さんのお酒を飲み続けることができるわけですね。

写真:昔ながらの蔵の二階で熱弁をふるわれる丸本社長とおかやま山陽高校調理科生徒たち

丸本酒造公式HP
http://www.kamomidori.co.jp/