sanyomomotaro2007-11-14

倉敷一番街 印象に残ったこと、ひと。

 大きな出来事の直後は、だいたい人はハイテンションになっているものでして、少し日が経ってからのほうが、冷静に振り返ることができるものです。
 昨日のブログなんて、テンション高すぎて、自分で読み返すのも恥ずかしいですわ。
 というわけで、改めましてマイスターフェアin倉敷一番街復活祭の反省です。
 まず、反省すべき点。
 なにより痛恨だったのが、ライブで、やはり手品をお願いすればよかった、ということ。あの場所、あの雰囲気には、やはり、ゼンジー先生に来ていただくべきだった!
 実は、直前になってゼンジー先生から「今回は手品はいいの?」とわざわざお声をかけていただいたのです。最初から、「お店から遠いし、週末はお忙しいだろう」などと遠慮せず、お願いすればよかった。
 逆に、良かったこと。
 やはり、生徒たちのいろいろな面が見られるのが良かったです。
 今回、とくに印象に残ったのが、ロック・フォークライブの女子二人組みのハーモニー。すぐにでもデビューできるんじゃないの?
 見知らぬ方に拍手をいただき、あるいは、感謝され、あるいは、激励され、体験コーナーの生徒たちも、ライブの生徒たちも、疲れた中にも充実した顔をしていました。
 あと、イベントを通じて、いろいろな人と出会えたのが最高に面白かったです。
 実は今回のイベント自体、そもそもは居酒屋のカウンターで産声を上げたのです。
 あれはたしか梅雨の季節、たまたま倉敷一番街内のとある居酒屋のカウンターで、ある先生とお互いの慰労をしていました。カウンターの隣の席のお客さんが席を立ち、ふと横を見ると、その向こうの席に座っていた久保田先生(イベント倉式代表、兼、おかやま山陽高校マイスターワード講座講師)と顔が合ったのでした。
 「いやあ、偶然ですねえ!」と、お互い。
 でもって、久保田先生から「実は面白いスペースがあるんだけど、マイスターでなんかやらない?」ってお話をいただき、その足でキューピーの店(今回の会場ですね)を見に行ったのでした。これが始まりでした。
 で、そのとき、久保田先生と一緒におられたのが、倉式の中心人物のお一人でいらっしゃる倉敷ジーンズの石川社長さんでした。
 この石川社長さんがまた面白い方で、倉敷駅近くにお店を出したのですが、実は、あまり利益があがってないそうです。でも、それでもいいんだそうです。
 では、何のためにわざわざここにお店を出したのかといえば、「川埜龍三君の作品を展示する場所が倉敷にも必要だと思って」とのこと。
 オトコマエですなあ!いやほんと、オトコマエです。
 お店の場所は、住所でいうと倉敷市阿知3丁目22-5、倉式駅から歩いて10分くらいです。(公式サイト:http://www.kct.ne.jp/~pau2791/、サイト内に地図もあります)
 お店が開いていようがいまいが、ウインドウ越しに龍三さんの作品(ロボットのデクなど)を見ることができます。
 もちろん、世界でひとつだけの自分オリジナルのジーンズを作ってもらえますので、そういう目的でも行ってみてください。
 それから、マイスターフェアの前日、準備が終わって、スタッフの先生たちと一緒にお食事に入ったのが、おかやま山陽高校OBの経営する沖縄料理店「おらが村」。
 すると、なぜかカウンターの中に石川社長がいて、「いらっしゃいませ!」
 奥には数名の妙齢の女性客。石川社長のお連れのようです。
 「この子達は、みんな、龍三君の同級生なんだよ」と石川社長。
 その中のお一人が、帝釈天アニーさんでした。
 アニーさんは、一人芝居などをなさっている女優さんで、この芸名は龍三さんが考えたものなのだそうです。そういえば、以前、倉敷芸文館で行なった「宇宙犬帰還」という一人芝居で、龍三さんが音楽を担当するということでご案内をいただいたことがありました。
 「え?あれが校長先生?」と、こっちに来られたと思ったら、
 「文化祭に呼んで下さーい♡」。
 お綺麗な方ですが、それ以上に、とっても、とっても、濃い人です。手のひらに宇宙人に何かを埋め込まれたとか、そういう類の話をされていました。
 なんでも、文化祭で、昭和の雰囲気を若者に伝えたいんだそうです。
 個人的には大ファンになったのですが、実現したらえらいことになりそうですな。
 12月11日から23日にかけて、笠岡で開催されるイベント倉式第三弾「蔵式」にも来られる予定だそうです。
 (アニーさんの公式ブログ:http://taisyakutenannie.blog93.fc2.com/?page=0
 ほかに、銅版画に取り組まれている方もおられました。やはり、芸術家の友人関係は芸術家なんですね(当たり前か)。
 それから、忘れようにも忘れられないのが、復活祭に出店されていた、亀仙人さん。本名というか、正式な筆名は忘れましたが、自称・書家さんです。
 風貌についての記述は、まあ、お名前から察してください。某アニメのキャラに似ているかと言われれば、そういえないわけではないこともなくはない、という感じです。
 発言もビビッド、且つ、アバンギャルドで、ひとこと話すごとに、周囲に波紋を立てずにいられない、後ろからヒザカックンされたような気にさせる、そんな味のある御仁です。
 亀仙人さんは、大小さまざまの木片に、毛筆で味のある筆致で、味わい深い言葉と挿絵を書かれます。知らないうちに、茶道のお茶席に卓上看板と、それから、三線で来ていた硬式野球部の生徒のために、寮の看板を、書いてくださっていました。
 生徒はたいへん喜んでおりました。ありがとうございました。
 最後にマイスター講師に立候補して下さいましたが、いやあ、まいったなあ。あはははは。
 あと、今回、私服で遊びに来て、そのままイラスト講座のチビッコ塗り絵コーナーの手伝いに入ってくれた男子がいたのですが、最後になって、実は、彼が他校の生徒だということが判明。けっこうよく働いてくれるんで、てっきり、うちの生徒だと思ってました。彼はたしか、以前にも何かの時に来てましたよ。
 なんだ、チミは?
 とまあ、いろいろありましたが、こんな活動、おかやま山陽高校ならでは、でしょう。
 だから、コレデイイノダ

*写真は帝釈天アニーさん