sanyomomotaro2007-02-09

調理科3年修学旅行、欧州横断中!

 調理科3年生のヨーロッパ修学旅行の現地での様子を、下記のサイトで毎日更新中。
 ぜひご覧下さい!

 http://www.okayama-sanyo-hs.ed.jp/chouri/excursion_h18/excursion_chouri_h18.html

 *おかやま山陽高校のHPのトップからも入れます。


モンゴル紀行 〜やつらの足音のバラード〜 ⑨

【モンゴルでの買い物】
 モンゴルでの買い物は、対象となる商品も、場所もある程度限られるようだ。
 もっとも品揃えが豊富なのが、市の中心部にある、国営のデパート。
 国営なので、品質には安心感があるが、値段はどうしても多少高めになる。
このデパートの5階には民芸品売り場があり、馬頭琴、CD、絵葉書、骨とう品、羊毛製品など、あらゆる種類のみやげ物が手に入る。観光客のお土産ショッピングのメッカになっている。ここでは狼の毛皮なども売っていた(140,000トゥグルグ)。喉から手が出るほどほしかったが、日本には持ち込めないということで、あきらめた。
 また、2階はカシミア製品専用フロアになっている。ただし、周囲の個人経営ブティックよりは若干高めなので、外で買ったほうが良い、とのアドバイスだったが、なぜか周囲のブティックがすべて移転してしまっていた。
 なお、この国営デパートではカードでの買い物もできる。
 エントランスの外には即席の遊園地ができており、子どもたちが楽しそうに遊んでいた。
 また、今回の旅行中、地元住民用のスーパーマーケットでも買い物をした。スーパーでは外国製品(主に中国製品)が多く売られていた。物価水準の目安は、たとえば炭酸飲料の1.5㍑ペットボトルが300トゥグルグ(30円)程度である。
 市中の市場のような店では、捌きたてホヤホヤの羊の足や胴体が、湯気を上げながら売られていた。美味そうである!!
 みやげ物店などもいくつか覗いたが、全体的に、途上国では必ず見られるいわゆる『吹っかけ値段』がないように感じた。鷹匠の記念撮影でも、相場は5,000トゥグルグと聞いていたが、ゾラーさんに値を聞いてもらうと、鷹匠が自分から『1,000でいいよ』と値を下げてきた。
 ただ、街道脇のゲルに「アートショップ」と掲げたみやげ物店が多く見られた(今回は入る機会がなかった)が、ここなどはもう少し商売上手かもしれない。

【モンゴルのトイレ】
 トイレは商店やレストラン、ホテルで済ますのがよい。でなければ、道端にある電話ボックスほどのサイズの木製の小屋に入ることになる。床下が3m近く掘り込んであり、足を載せる板が渡してある。時にこの板が腐っており、命の危険すら感じる。床下を覗き込むと絶望的な気持ちになる。
 草原の中では、野ション、野○。ティッシュ必携。同行者にあえて告げず、丘の反対側や柵の裏に向かう。同行者も察して、あえて行き先を尋ねないのが礼儀。男女とも、さりげなく消えるべし。

【ザイサーン丘】
 最後の訪問場所として、ウランバートル市外を一望するザイサーン丘に登った。
 ザイサーン丘は、1921年の革命を記念して建てられた展望台である。ウランバートル市内からさらにその先の草原地帯まで一望できる。階段が全部で700段近くある。途中まで車で上がり、残り350段を徒歩でのぼる。
 そもそも高地である上に、さらに階段を上るため、息が弾む。
 ゾラーさんによると、ウランバートルの若者は、悩みがあるとここに登るのだそうだ。たしかに、綺麗な空気で全身の血が浄化されるようで、気持ちが良い。
 「ちなみに、悩みってどんな悩みなの?」と聞くと、「学校のテストで成績が悪かったりとか・・・。」
 健全でよろしい。

*写真はモンゴルの国営デパート