sanyomomotaro2006-11-07

11月11日【土】、福山ポートプラザで「マイスターフェアin福山ポートプラザ」を行います。当日は、吹奏楽部コンサートを3ステージ行います。ぜひともお越しください!

第1回公演:11:00〜、第2回公演:14:00〜、第3回公演:16:00〜
その他の展示:各課・コースのパネル展示、ヘルクレスオオカブトムシ型電気自動車など


モンゴル紀行 〜やつらの足音のバラード〜 ① 

 以前、予告させていただきました、モンゴルのご報告を始めさせていただきます。こんかぎり興味深く、そしてまた、癒しの素材に満ちた、すばらしい旅でございました。と同時に、これから我々がこの国の人々と一緒に、何をやって行けるのか、いかなければならないのか、いろいろと考えさせられる旅でもありました。お暇なときにポレポレとおつきあいいただければ幸甚でございます。
 
 まず、モンゴルの全般的な状況をご紹介。
 人口は260万人。首都はウランバートル。日本からの距離は香港とほぼ同じ。首都近辺は海抜約1,500mの高原が中心。北部は山地、南部は砂漠(ゴビ)。人口密度は1平方キロに1人。
 1206年にチンギス・ハーンにより統一され、今年で800周年を迎えました。17世紀には清朝の植民地となり、以後約200年にわたり中国政府の支配を受けた後、1921年ロシア革命の混乱に乗じて世界で2番目の社会主義国家「モンゴル人民共和国」として独立。が、1992年、ソ連崩壊とともに資本主義化、「モンゴル国」となる。社会主義の歴史が長かった割には伝統的生活習慣が失われていない。
 独特のモンゴル文字(縦書き)を持つが、1921年以降はスラブ文字(ロシア文字)を利用、現在にいたる。近年、学校でモンゴル文字の授業が復活。
 主な産物はカシミア、岩塩など。最近では、観光による外貨獲得がメインになりつつあります。
 通貨はトゥグルグ。1,000トゥグルグが約90円。物価指標としては、トロリーバスの乗車賃が100トゥグルグ(約9円少々)。エンジンバスが200、タクシー初乗り料金が250トゥグルグ
 市内を走る自動車の半数は日本車、半数は韓国車。日本車の人気が高いが、修理部品の調達のしやすさなどから韓国車がやや優勢になりつつある。ガソリンはリッター70円程度。これでも値上がりしており、少し前は30円程度だったとか。
 経済全般において韓国とのつながりが強まっており、外食産業などは韓国資本が多い。ソウルからはエアバスA300が毎日1便往復しているが、ほぼ満席。ザイサン丘のふもとには韓国政府が友好のしるしに贈った大仏が建立されている。
 また、現在、アメリカが新たな軍事要地として、基地の建設を打診しているらしい。
 治安は全般的によいが、最近、若者を中心に風紀が乱れつつある。先日、日本人が犠牲となる痛ましい強盗事件もおきた。が、日本に比べればまだまだ平和。欧米の若者文化は日本とほぼ同じテンポで入ってくる。ラップ、ヒップホップが流行っている。日本のドラマも人気で、松たかこ、松嶋奈々子、反町隆士などが人気。しかし、J−POPはあまり入ってこないとのこと。
 
 などと、駆け足でご紹介しましたところのモンゴル国。決して地上の楽園でも、理想郷でもありませんが、我々日本人が訪れると、特別な感慨を得ることができる土地であることには間違いございません。
 次回から、そんなモンゴルでの数日間の出来事について、ご報告させていただきます。

*画像は、モンゴル国の国旗。左側の模様は、モンゴル文字の『ア』。