やっぱ、資格は強い

 先週末、3人の卒業生と会って食事をする機会がありました。彼女たちはむかし私が担任した生徒たちで、卒業後、本校の姉妹校の山陽歯科衛生士専門学校を出て、いまは歯科衛生士をしています。
 彼女たちとの話していて改めて感じたこと、それは資格の強さ。
 話しの中で、一人の子が先日、仕事を辞めたということがわかりました。詳しくは聞きませんでしたが、いろいろ事情あってのことのようです。
彼女が言うのに、
「とりあえず年度いっぱい、ゆっくりしようと思う」とのことでした。
 そんな話しをしていると、もう一人の子が「実は私も、先月まで仕事辞めてたんですよ」と教えてくれました。そういえば、以前会ったとき、職場の人間関係で悩んでいると言う話しを聞いたことがありました。
「で、いまは?」と聞くと、
「別の歯科医院に再就職して頑張ってます」とのことでした。
 最後の一人の子は、相変わらず同じ職場で頑張っているようで、安心しました。
 ところで、この会話、すごいと思いませんか?
 彼女たちはもうすぐ25歳になります。
 二番目の子は、いまの時代にあって、仕事を一旦辞めて、しばらく休んだ後、全く同じ職種で再び仕事を見つけ、再就職できているのです。最初の子も、そういう見通しがあるからこそ、ここで一旦仕事を退いて、次に向けて充電しようか、という気持ちになったのでしょう。
 それもこれも、彼女たちが歯科衛生士という国家資格を持っているからです。
 宣伝になってしまいますが、山陽歯科衛生士専門学校では、ほぼ例年、卒業生全員が国家資格に合格しています。
 この専門学校は、地元の歯科医の方々からのご要望を受けて、いまから20数年前に設立しました。設立に踏み切った最大の理由は、卒業後の就職先が確実に保証できるからでした。
 きちんと学校に通い、充分な技術と知識を身に付けて国家試験に合格すれば、確実にいい条件で就職することができるのです。
私たちは、教育はあくまでも『投資』であるべきであり、進路保証が出来ないような『消費』のための教育はしたくないと考えています。山陽歯科衛生士専門学校では、それが実現できていると胸をはって言うことが出来ます。
 それはさておき、卒業生が元気で順調に人生を謳歌している姿は、理屈ぬきに嬉しいもんですね。そんなことを実感できた、いい週末でした。(奢らされたけど)