プロジェクト・ビリヤード、着々と進行中


 以前、ここでもお知らせしましたビリヤード実習場ですが、着々と完成に近づいています。
 これに関して、昨日、岡山県ビリヤード協会の副理事長のNさんにお会いしてきました。
 Nさんは、わたくしと同い年、本業はある会社の取締役部長さんをしておられます。
 打ち合わせの中で、いろいろなことを教えていただきました。
 Nさん曰く、ビリヤードは確かに物理学・幾何学的な運動理論に支配されているスポーツであるが、同時に、人と人との勝負でもある。実際の対戦となれば、物理学や幾何学だけでは割り切れない。そこには運というものがどうしても入ってくる。勝てない時には、どんな名人でも、勝てない。
 なるほど、という感じでした。このあたり、ゴルフにも似ています。どんな技巧者でも、勝てない時はどうしても勝てない。
 また、同じ理由から、特にナインボール(9つのボールを順に落として行き、最後の9番のボールを落として上がり、というルール)の場合、プロとアマが対戦しても、1回勝負であれば、プロが勝つ確率は低くなるんだそうです。9ボールでは、次の球を落とすことだけを考えればよいのではなく、すべての玉を連続して落とすことが目標です。いくら順調に8番まで落としても、最後の一つを落とし損ねれば負けなわけです。だから、プロといえども、1回勝負で必ず素人に勝てるとは限らない。
 そのかわり、これが5セット先取勝負などになると、プロが負ける確率は限りなくゼロに近づきます。
 その他にも、目の前の玉を落とすだけでなく、その玉を落とした後で、残りの球がどのような配置になっているかが大事になる、など、いろいろとお話しを聞かせていただきました。
 まもなく実習場も落成し、まずは同好会から始める予定です。1,2年生の諸君は、来年のマイスターで履修できるチャンスがあります。3年生の諸君で、ビリヤードに興味がある人、あるいは、部活動をひとまず引退し、進路もほぼ決まって時間を持て余している人、ビリヤード同好会に入って、新しい世界にチャレンジしてみませんか?
 Nさんも大乗り気で、最初はひまを見つけてご指導に来てくださるそうですよ。現役の選手から指導を受ける機会などなかなかないですから、これはチャンスです。