新学期、風も過ごしやすくなりまして…

 長い長い夏休みが終わり、やっと風に秋の気配が混じり始めた今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
 この夏も、生徒たちはいろいろな方面でがんばっていい結果を残してくれました。
まずなによりほっとしたのは、吹奏楽部の全国大会連続出場決定!中国地方五県から3つの学校しか出場できない、通称「甲子園に行くより難しい」普門館での全国大会。
しかも、今年の高校部門の出場校は3校とも、岡山県内の高校なのです。今年はまさに血湧き肉躍る、全国大会になりそうです。
もう一つ、意外な反響に驚いたと言っては失礼なのですが、正直、本当に驚いたのが、生産機械科3年のI君の、フライス盤全国大会での4位入賞。あちこちから取材をいただき、本人も目を白黒させています。でも、考えてみれば他の参加者はほとんどが専門学校生や大学生。そのなかでI君は2年連続出場を決め、しかも4位に食い込むという大健闘。
ものづくりに強い山陽高校を身を持って証明してくれました。
 というわけで、9月14日の木曜日、本校マイスター・スクールの講師でもあるなかさんのFMワイドショー『GoGoBiビンゴ!』(毎週木曜日、07:00〜09:00@77.7Mhz)に、I君が出演、大会当日の様子や、フライス盤技術とはそもそも何ぞや、というトークにチャレンジします。可聴範囲にお住まいの方は、ぜひともチューニングしてください。I君の登場は、午前8時過ぎです。


痒い話

 夏と言えば、水虫。
 痒い、痒い、水虫。
 実は悩んでいるという方、意外と多いのではないですか?
 水虫では?と思ったら、まず人は何をするべきでしょうか。薬局に行って、薬を買う?Oh、No、No!ダメデス!
 まずは病院に行きましょう。
 なぜか?
 それは、自分では水虫と思っていても、実はそうではないケースが意外と多いからです。
 そして、そんな場合、市販の水虫薬を塗布したりすると、かえって症状が悪化してしまうのです。
 お恥ずかしい話ですが、数年前の夏、わたくしは水虫『ら・し・き』足の痒みに悩まされておりました。いろいろな市販薬をとっかえひっかえ試しましたが、一向に良くならず、それどころか皮膚はただれ始め、なんかもう、えらいことになってしまいました。
 やむなく某病院の皮膚科を訪ね、診察を受けることにしました。診察室に座っておられたのは、あろうことか、女医さん。
 恥ずかしさを押し殺し、「水虫が悪化して、大変なことになってるんですが」と告げると、
 「わかりました。検査しましょう。」
 先生は、針のような器具で、わたくしの足の皮膚を掻き取り、顕微鏡に乗せて観察しはじめました。
 「うーん、いないですねえ。」と先生。
 「は? なにがいないんすか?」と私。
 「水虫の菌がいないんですよ。」
 「へ? 菌がいない? それ、どういうことですか?」
 「つまり、これは水虫じゃないってことですよ。」
 「ほ? じゃあ、何なんですか?」
 「これは、どうやら、アトピー性皮膚炎ですね。こんなのに水虫の薬を塗ってたら、そりゃ悪化しますよ。」
 「じゃあ、どうすればいいんですか?」
 「副腎皮質ホルモン剤を出しますから、しばらく塗ってみてください。足の裏は角質が厚いので、多少多めに塗っても平気ですよ。」
 かくして、わたくしは塗り薬をいただき、塗り続けること1週間。はたして、足の痒みはきれいに治ったのでありました。
 先生によると、このような勘違いは意外と多いのだそうです。
 ただし、仮にアトピーだとしても、ブドウ球菌などに感染している場合もあったりするので、やはり素人判断は禁物だそうです。必要に応じて、抗生物質の配合された軟膏を出してくれることもあります。
 で、検査の結果、本当に水虫ということが確定したら、それはそれは良く効く薬を出してくださるのだそうです。場合によっては、飲み薬も効果的なのだとか。
 と、新学期早々、なにやら汚い話で恐縮ですが、生兵法は怪我の元と申します。みなさま、どうかご自愛くださいませ。
 お後がよろしいようで。