sanyomomotaro2006-08-25

夏の総決算

 などと大げさなタイトルですが、やっと、朝夕が涼しくなり始めた今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 しばらくブログ更新が出来ませんでしたので、まとめていくつかご報告いたします。
 まず、8月19日の土曜日。この日はおかやま山陽高校の第2回オープンスクールが開かれました。第1回を大幅に上回る参加者の皆様がおいでくださり、ありがたい限りです。
 吹奏楽部によるウエルカムコンサートでは、今年のコンクールで挑戦する曲(バルトーク)をご披露。初めて聴く人は目をシロクロ。かなりの難曲です。もちろん最後はマンボのビートでブレイク、大団円。
 この日も暑かったのですが、体調を崩す参加者もなく、12時半頃にはスムーズに終わりました。
 しかし、この日はここからがもう一つの本番でした。
 吹奏楽部Bチームの諸君による『サマーブリーズ』コンサートがハピータウン鴨方店で行われました。
 前回のコンサートの際、「こんな礼儀正しい生徒、山高には勿体無い」との名セリフを下さった保安センターの方もニコニコ顔で出迎えてくださいました。
 コンサートは3時からと5時からの2回。3時からの回は素人判断でもいくぶんの堅さが残っていた気がしました。それでも、大勢のお客様が足を止めてくださり、惜しみない拍手をお送りくださいました。また、このためにおいでくださった常連のお客様に混じり、ここでもやはり吹奏楽部の保護者の皆様のお顔がチラホラ。中には非常に懐かしい方も。
 コンサートの最後に中桐先生が仕掛けたサプライズがありました。会場に応援に来ていた校長先生を引っ張り出し、「男はつらいよ」のテーマを演奏。久しぶりの口上と自慢のノドを聴かせてもらいました。
 2回目のコンサートは、さすがに堅さも取れ、最高の出来栄え。曲目を飛ばしてしまったハプニングもありましたが、それはご愛嬌。二回目のコンサートでも校長先生の寅さんが演奏され(これは本人がもう一度やりたくてわざわざ来ていたようです)ました。
 元気なMCに乗って、終始楽しい雰囲気でコンサートを楽しむことができました。
 撤収中、バックヤードでは販売スタッフの方からの「よかったよ!ありがとう!」などと声をかけていただき、こころからの嬉しさに包まれました。
 夏はそろそろ終わりますが、『サマーブリーズ』、声をかけていただければ、都合のつく限り、どこにでも参上します、とのことですので、どうかよろしくお願いします。
 翌8月20日(日)は広島県世羅町(旧甲山町)でのゼロハンカー選手権大会。おかやま山陽高校からは自動車整備部から三台がエントリーする予定でしたが、制作が間に合わず、2台のみに。
 それも、前日にやっと完成したという代物。だいじょうぶか?!
 当日の世羅町は早朝に雨がふり、コースは一気にダートに。エンジン剥き出しのゼロハンカーにはつらいコンディションです。
 1年生は先輩たちが去年作ったマシンに乗っての出場です。一方、2,3年生は新設計のマシンをゼロから製作して参加です。
 ところが、突如、2,3年生のマシンがエンスト。試走段階でふかしすぎたようで、オーバーレブのようです。急いでエンジンを換装します。時間はギリギリ。ボルトを締めながら、出走位置まで押していきます。
 しかし、結果的にはエンジンがかからず、出走できませんでした。
 1年生マシンも、ギアがうまく入らず、予選落ち。
 今回のゼロハンカーレース、反省材料が非常に多いものとなりました。
 実は、おかやま山陽高校の自動車科の場合、マシンは毎年、生徒たちが好きなように自分でゼロから作っています。まず、これが果たしてどうなのか。他のチームのように、毎回同じマシンで出場すれば、まずまちがいなく完走できるでしょう。でも、それでは自動車科として、充分な勉強になりません。
 でも、一方で、出るからにはやはり勝ちたい。勝たせたい。
 まさにジレンマです。
 おかやま山陽高校の自動車整備部では、ゼロハンカーについては、先生がほとんどタッチすることなく、先輩が後輩に技術を伝承するレベルまで来ています。今回も、出走1時間までに急遽、エンジンを換装するなど、え並みの高校生では出来ないでしょう。さすがにこのときばかりは顧問の森先生が手伝っていましたが、生徒たちもF1のピットクルー並みの動きを見せていました。
 次の課題は、いかにして先輩が、ゼロハンカー作りの『ノウハウ』を後輩に伝えるか。これでしょう。
 本番は冬。12月26日の高校生大会です。
 ここでどう出るか。これから悩ましくも楽しく、同時に苦しい日々が始まるわけです。
 同じく8月20日おかやま山陽高校の陶芸教室『生石(おんじ)窯』で一般対象の陶芸教室が開催されました。講師の陶芸家のA先生はかねてから是非ともやりたいと心待ちにされていた、地域の方々対象の開放講座です。
 この日の参加者は、下は保育園児・小学生から、お年寄りまで21名。校長先生もご挨拶に伺いました。
 みなさん、思い思いの作品を仕上げて、満足して帰られました。作品が最終的に仕上がるのはまだまだ先のことです。
 生石窯の陶芸教室、今後も参加者を募集しております。詳しくはおかやま山陽高校事務局までお問い合わせください。
 そして昨日、8月24日には、これも恒例となっております、マイスター・スクール能楽講座の大島喜多流能楽堂にお邪魔しての舞台稽古。ことしは急な予定変更で生徒の参加者が減ってしまい、先生方には大変、申し訳ないことをしてしまいました。この場をお借りして、改めてお詫び申し上げたい気持ちです。
 それでも、参加した生徒は、初めて足を踏み入れる能楽堂の雰囲気に圧倒されつつも、有意義なお稽古をつけていただきました。
 本番は11月16日の岡山後楽園能舞台での発表会です。生徒諸君、頼むぜ!