sanyomomotaro2006-06-27

保護者会研修会@湯原・蒜山

 先週末の土日、おかやま山陽高校の保護者会では、恒例の湯原・蒜山一泊研修旅行に出かけました。
 この研修旅行は、先にもご説明したとおり、新入生たちがキャンプを行う本校の専用キャンプ場に保護者の皆様と一緒に行き、草刈をしていただくという、考えてみれば失礼極まりない企画なのです。
 目玉は、湯原温泉のお湯です。宿泊に使用する岡山自動車大学校の研修所には、男女に分かれた浴場があり、掛け流しの源泉100%のお風呂を堪能していただけます。真偽は定かではありませんが、聞くところによると、湯原広しといえど、源泉100%を掛け流ししているお風呂は、いまやうちの研修所だけなんだとか。
 今年の参加者は、教職員合わせて41名。最初に桃太郎アドベンチャーでお互いにウオームアップ(もちろん、人間関係の)をした後、バスで金光グラウンド見学に。
 その後、昨年度の文化祭のビデオなどを見ながら、Tさんの名ガイド振りに腹を抱えながら、一路湯原へ。湯原到着後、お母様方は研修所に残って、今年の新企画、「校長先生を囲んでの井戸端会議」。内容は、あとで聞くところでは、お題は「うちの息子・娘のここが自慢です」だったそうで、とても楽しい井戸端会議になったようです。
ちなみに、昨年度までお母さん方はこの時間を利用して、夕食のお料理の準備(ただし、体育祭・文化祭で販売する焼き鳥などの練習も兼ねる)をしていただいていました。しかし昨年度、限られた研修会の時間をもっと有意義に使おうとのご提案があり、今回から仕出し料理をお願いすることになったのです。
 私も含む男性陣は、そのままバスに揺られて一路蒜山へ。
 今年、副会長のMさんは「マイ草刈り機」をわざわざ購入されたとのこと。見せていただくと、エンジン部分が背負子に固定され、フレキシブルシャフトを介して伸びるアームとブレード部分を両手で操作するという、最新式でした。しかも、ブレード部分にはガードがついて、仮に石や金属にぶつけても、刃こぼれしないようになっています。「いいですねえ、これ」、「なんぼしたん?」などと、たかが草刈り機にやたらとマニアックな興味を抱くのが、おかやま山陽高校保護者会男性陣クオリティです。ボーナスで買おうかな…、いやマジで。
 1時間余りいい汗をかいて、まだまだ草は茂っていましたが、「よっしゃ、今日はこれくらいで勘弁したるわ」と山を下りました。車中ではなにかにつけ詳しく知ってらっしゃるS会長さんの蒜山自然解説を聞かせていただきました。
 研修所に戻ると、何はさておき、温泉です。ゆっくりと浴槽に身体を沈めると、「ウァ〜」とも「ウェ〜」ともつかないため息とともに、汗も疲れも流れ出ていくようです。気持ちいい…。アルカリ泉なので、石鹸をつけなくても肌がツルツルします。さすが、美人の湯。
 お風呂から上がると、そろそろ懇親会。この頃には遅れて来られる予定だった方も到着してこられました。
 懇親会の司会はディーバ・Oさん。さすがのノリです。ここで校長先生から参加のお礼としてお父さん方には○○○○○○、お母さん方には○○○○と○○○○○の特別プレゼントが贈られました(秘密)。
 と、そこで、思わぬゲストが!昨年度、普通科音楽コースを卒業されたはずのYさんのお母さんが懇親会場に現れたではありませんか!しかも、状況が飲み込めず目を白黒させている一年生の保護者の皆さんを尻目に、いきなり「指圧でハッピー」の振り付け講習会を始めたりして。いままで、「子どもが卒業してからも湯原だけは行くからね」と言われた保護者の方は多かったけれど、本当に来られた方は私が知る限り、初めてです。
 その後、学年団ごとに前に出て自己紹介をしていただいた後、最後に全員で「校歌」「応援歌」「山高小唄」を合唱して会はお開き。
 ちなみに今年の仕出し料理、山菜のてんぷらや日本海のトビウオの塩焼きなど、質・量ともに大満足でした。
 このあと、有志(というよりほとんど全員)で二次会に行き、カラオケタイム。いつもながら、皆さんの美声に驚かされます。
 帰りがけにラーメンを食べて、さらにお代わりまでしたりして、楽しい夜が更けていきました。
 翌朝は朝から蒜山で草刈の続き及びロッジの清掃、の予定でしたが、雨のため叶わず。研修ホール前で集合写真を撮って、ジャージーランドによって、最終目的地の足立美術館へ。
 が、私はここで別の用事のため抜けてしまい、その後のことは伝え聞くのみ。とても有意義な研修が続いたということでした。
 今回の保護者会湯原研修会、ほんとうに楽しい時を過ごさせていただきました。それもこれも、保護者の皆様が、お子さんたちの成長を願う心があってのもの。お忙しい中、おいそれと1泊での研修会など出られるものではないと思います。皆さん、無理して来て下さっているのは私どもも承知しております。本当にありがたいです。
 一方、保護者の皆様にとって、こういう場でのメリットの一つ、それは、ある卒業生の保護者の方がおっしゃっていましたが、新しい友達ができること。私もこの年になって実感しておりますが、人間、年をとるほど、その気にならないと新しい友達を作るのが困難になってくるもの。おかやま山陽高校保護者会を、ぜひともそのような場としてご活用いただければ、これほど嬉しいことはございません。
 保護者会の行事に参加させていただいて、いつも最後に心に残るのは保護者の皆様への「感謝」です。ご参加いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。