空手道部祝勝会

 5月27日(土)、倉敷チボリ公園内で空手道部の選抜大会優勝が行われました。
 そうです。おかやま山陽高校空手道部は、3月26日(日)に愛媛県で行われた全国高校空手道選抜大会で男子団体形競技で、みごと優勝したのです。この祝勝会は、空手道部保護者会の主催により、選手たちの検討を讃え、美味しいものを食べ、楽しいアトラクションで盛り上がろう、と実施されたものです。
 参加者は、部員、保護者の皆さん、ご来賓の皆さん、本校教職員など、150名以上。アンデルセンホールの大きな会場がいっぱいになりました。
 滝本部長、赤澤総監督による挨拶、お礼、選手紹介の後、国士舘大学の女子空手道部顧問をされているOBの横道先輩から、大きなダルマの贈呈と目入れが行われました。
 メインイベントは、やはり、今回優勝した『ウンス』という形の披露。5人がステージの上に立つと、会場内の空気がぎゅっと締まるのが感じられます。大会からすでに2ヶ月もたっているのに、寸分の狂いもない動きとタイミングはさすがです。狭いステージの上、動きにくかったと思いますが、そんなことを微塵も感じさせない最高の演技を見せてくれました。
 あと、空手道部といえば、恒例の演芸会。彼らに限らず、最近の生徒はこういう場面では最高のノリを見せてくれますね。男子代表二名によるコントは、微妙なかすりネタから、ツボ命中まで、なかなか笑わせてくれました。女子全員によるのダンス(なぜか男子が2名混じっていましたが)は、会場全体の床が、誇張でなくトランポリンのように揺れる迫力でした(震度で表すと、3くらいあったと思います)。
 その後、『矢鳴ファミリー』親子による歌謡ショー。『矢鳴ファミリー』は、倉敷在住の母子デュオです。聞けば、娘さんが小さい頃、幼児による童謡歌唱コンテストの全国大会で優勝したこともあったとか。
 7,8年前、高梁川流域コンサートが里庄町フロイデであったときにもゲストで出てくれました。そのときは娘さんはまだ4歳だったのですが、まあ、大きくなられて。もう中学1年生だとか。歌も童謡中心だったのが、お母さんと一緒にザ・ピーナツや一青窈(ひととよう)さん、美空ひばりさんなどナンバーを元気いっぱいに歌ってくれました。
 部員たちの声援と手拍子に、「どこよりも大きな拍手をありがとうございます!」と喜んでくださいました。
 楽しい時間がすぎるのは早いもので、最後に保護者会長のTさんのご挨拶をいただいて、お開き。
 会場出口では、部員たちが勢ぞろいして、「ありがとうございました!」の大合唱。ちなみにそこはトイレの入口。生徒たちに注目されながら、人波をかきわけてこそこそとトイレに入り、ほっと一息。
 雨上がりのチボリ公園を歩いて、エントランスに向かいます。初夏の雨の後、草木のいい匂いがして、気分は最高です。
 次は2ヵ月後のインターハイ。そして、国体では茅原、永木、そして、本村先生のOBだんご三兄弟が、今年も優勝を狙います。これで優勝すれば、国体史上初の三連覇達成になります。
 こういう会は何度あってもいいもの。ぜひとも年度内にせめてもう一回、全国優勝の報を聞かせてほしいと願っています。