sanyomomotaro2006-04-11

平成18年 対面式
 本日は、新入生を迎えてのオリエンテーション初日です。
 1時間目は全校生徒が60周年記念館アリーナ(いわゆる体育館です)に集まって、対面式を行いました。
 まず、2、3年生が整列して座って花道を作っている中を、一年生が科・コースごとに入場してきます。BGMは吹奏楽部の演奏する『ダイヤモンド』。
 入場が完了すると、校長先生からご挨拶。「2、3年生諸君は、昨年、一昨年に自分たちが入学した時の気持ちを思い出して、気持ちよく歓迎してあげてください」。
 続いて、科・コースごとに、在校生と新入生が起立して、それぞれの代表生徒が挨拶を交換します。スポーツコースは双方共にマイクを使わず、肉声での挨拶。音楽コースの新入生ははコーラスを披露。その他の科・コースも、それぞれの特徴が良く出た、いい挨拶が出来たと思います。会場内からはそのたびに拍手がわきあがりました。
 在校生は、やはり新入生に興味があるようで、会場内は終始はしゃぎ気味のムードに包まれていました。まあ、この日くらいは楽しいくらいのほうがいいでしょう。先生たちもあまりうるさくは注意しません。
 昨日に続いて雨の新学期ですが、今日の雨は昨日に比べて、かなりあたたかい雨になっているようです。新入生諸君は、これから2日間、オリエンテーションが続きますが、しっかりと吸収して、一日も早くいっぱしの山高生になってください。



おかやま山陽高校の制服 〜さりげなく変更〜

 お気づきの方も多いとは思いますが、おかやま山陽高校の制服が変更になりました。
 今回は、あえて、「マイナーチェンジ」にこだわりました。
 実は、以前から「制服を変えてほしい」との要望は、生徒たちから度々聞いていました。しかし、おかやま山陽高校の制服は、コンサーバティブながら、特に冬服は感じも良く、特に変える必要も感じなかったので、いままではスルーしていました。というより、制服はそうコロコロ変えるべきものではない、というのがおかやま山陽高校の考え方でした。
 しかし、昨年度、ある生徒から、理詰めで今の制服のデザイン的に良くないところ、機能的に良くないところを聞かされ(たとえば、色合いが明るすぎて幼く見えること、貼り付けポケットはデザイン的に古い、ブレザーのカットのラインがよくない、など)、考えを少し変えました。その話をもとに、制服メーカーの方に相談してみると、たしかにその通りだ、同じ値段でもっと機能的にも優れたものが充分できる、とのお話でした。
 最初は、紺の色合いの変化(濃くしました)、ブレザーのポケット、カットライン、そして、生地の超撥水加工化(シャワーで水をぶっ掛けても、大丈夫なほどのものです)のみを考えていました。そこに、今度は進路課から注文が付きました。「今のズボンではいかにも生徒っぽさが際立つので、就職面接で不利だ。いっそのこと、ズボンも紺にして、スーツ風にしてほしい」とのことでした。
 ならば、と出来上がったのが、今回のデザインです。簡単に言えば、紺のスーツそのものです。ただし、生地には伸縮性を持たせ、超撥水加工で、しかも、通気性は向上しています。
 今回の制服の変更は、あえて事前の公表や宣伝は行いませんでした。制服変更ごときで騒ぐのはあまりかっこよくありませんし、さりげなく、という感じで変えたかったのです。ただし、新入生は自分たちが着る制服を知っておく権利があるでしょうから、入試や新入予定者登校日には、マネキンに着せたサンプルを展示しました。
 校長先生は、朝、「後ろから見ると、先生が歩いているのか、生徒が歩いているのかわからんなあ」などといっていました。とりあえず「大人っぽく」という点では成功しているのではないでしょうか。いかがですか、新しい制服?