平成18年度入学式 〜お父さん・お母さんたちも入学式〜

 本日、生石(おんじ)桜に桜に雨が降りそぼつ中、平成18年度の入学式が行われました。
 来賓に同窓会長さんと、保護者会長さんをお迎えし、60周年記念館アリーナを会場に厳粛に行われました。


校長先生講話

 最初に校長先生から各科・コース代表生徒の氏名が読み上げられ、入学許可宣言が行われました。
 続いて、校長先生からの式辞がありました。
 まず、新入生の諸君に、おかやま山陽高校で身につけてほしいこととして、本校の教育三綱領、『自律創生』・『信念貫徹』・『共存共栄』を紹介し、それぞれの意味を噛み砕いて説明しました。『自律創生』、すなわち、自分と対決し、安易な道を選ばないこと、『信念貫徹』、すなわち、一度決めたことはやりぬく、たちまちは高校生活を最後まで頑張ること、『共存共栄』、すなわち、思いやりの心で、みんなと仲良く、お互いに幸せになるように務めること。
 続いて、おかやま山陽高校の教育方針である『持ち味教育』について、説明しました。個性という、いいものも悪いものも含めてしまえる言葉ではなく、あえて『持ち味』という言葉を使っているのは、その人が持っているものの中で、自分にとっても、社会にとっても良いものだけを伸ばしてほしい、という気持ちからだ、というお話でした。
 最期に、高校は義務教育ではないので、ここにいる全員が卒業できるとは限らないと話しました。そして、おめでとうという言葉は、卒業式まで取っておきます、と話を締めくくりました。
 それから、在校生代表の歓迎の辞、新入生代表の入学の辞と続きました。
 最期の空手道部と吹奏楽部による校歌紹介には、多くの新入生、保護者の皆様が度肝を抜かれたものと思います。


保護者会入会式

 担任・副担任の紹介が終わり、新入生が各教室に移動した後、今度は保護者の方々を対象とした、保護者会入会式が行われました。
 校長先生からの挨拶は、高校はなぜ3年間あるのか、という問いかけで始まりました。これから生徒たちは社会に出るためにいろいろなことを覚えていかなければならないのですが、1年でわからなければ2年で、2年でわからなければ3年で、というふうに、3回、やり直しのチャンスがあるのだ、というお話でした。さらに、生徒たちはこれから卒業するまで、いくつも失敗をし、いくつも反省をすることになるので、彼らをサポートする為にも、保護者の皆様も生徒たちと一緒におかやま山陽高校に入学してください、とお願いをしました。
 おかやま山陽高校の保護者会は、以前ご紹介したとおり、とても楽しく、やりがいのある会です。決して事務仕事や書類仕事の押し付け合いの会ではありません。お父さん方、お母さん方も、一緒にもういちど高校時代(あるいは青春時代)をすごしていただくための会です。思いでいっぱいの体育祭や文化祭に、もう一度参加してください。新しいお友達も作ってください。とにかく、目いっぱい、楽しんでください(事実、今回、評議員に立候補して下さった何人かのお母さん方は、「湯原温泉での宿泊研修が目的です」とおっしゃっていました。あなたは、非常に正しいです!)。そして、その中で、お子さんのためになる情報交換や、相談をしていただけたら嬉しく思います。
 船出したばかりの新入生たちです。3年後、本当に全員に卒業式で「おめでとう」の声がかけられるよう、教職員一同、全力で支援していきたいと思います。どうか、ご理解、ご指導、ご鞭撻、ご支援を賜りますよう、お願いします。