sanyomomotaro2006-04-07

始業式

 本日4月7日(金)、おかやま山陽高校の平成18年度第1学期始業式が行われました。
 写真は、おかやま山陽高校の南側、旧短大の敷地内にある通称・生石(おんじ)桜です。日が暮れると、お隣にある喫茶店「民家」の方がライトアップしてくださいます。まだ4分咲きといったところですが、この週末以降、徐々に見ごろになると思われます。お近くにおいでの際はぜひお立ち寄り下さい。


校長先生講話

 新学期にあたり、校長先生から講話がありました。
まず、新学期より、おかやま山陽高校の全教室が黒板を撤廃、ホワイトボードに変更しました。このような試みは非常に珍しく、なにより、粉が舞わないので、生徒、先生たちの健康にもよいと思われます。今後、全国のすべての学校で、このような動きが始まるのではないか、とのお話でした。
 次に、新入社員の挨拶にまつわるエピソードを通じて、社会のルールの大切さ、共存共栄の難しさについてのお話がありました。
 先日、ある会社の新入社員が挨拶に来たのですが、その際、どういうわけか、座るべき位置を間違えてしまいました。つまり、新入社員が上司より上座に座ってしまったのです。応接室や座敷に通された際、あるいは、タクシーに乗るときでも、お互いの社会的関係に基づく、着座位置というものが決まっています。
 たとえば、応接室で言えば、入口に近いほうが下座で、座敷で言えば、床柱の前が最上の席になる、などのルールがあります。現在、なかなかこういった常識を知る機会が得られなくなっているので、今後、おかやま山陽高校では、進路指導の一環として、このような指導もしていきたいとのお話でした。
 そこから、さらに、おかやま山陽高校の建学の理念の一つである「共存共栄」について、「言葉はきれだが、実は実現することが非常に難しいテーマ」だと説明しました。
 そして、共存共栄を実現するためのキーワードは、思いやりと感謝だ、と話しました。つまり、周囲の人たちに対して、相手の立場に立ってその状況を想像し、思いやりを持つことがまずもって大事です。さらにそのうえで、いま現在、自分が生きていることに対し、それを可能にしてくれている周囲の様々な人たちに対して、感謝の念を忘れないことが重要になります。
 さらに、週明けには新入生が入ってきますが、彼らに対してもこのような気持ちを忘れないでほしい、との話をしました。新入生は、みんな、非常に不安な気持ちでおかやま山陽高校に入学してきます。それは今ここにいるみんなも、1年前、2年前には同じだったはずです。不安を抱えている一年生を、おかやま山陽高校の仲間として、気持ちよく受け入れてやってほしい、それが共存・共栄の第一歩だ、と、お話を締めくくりました。


表彰伝達式 〜空手道部、全国選抜大会全25回連続出場表彰受賞〜

 続いて、表彰伝達式がありました。
 今回は空手道部、吹奏楽部、ゴルフ部が表彰を受けました。詳しくはスクールニュースをご覧下さい。
 この中で、すばらしかったのが、空手道部です。
空手の世界には、全日本空手道選抜大会という全国大会があります。昨年度の大会(平成18年3月24日に実施)が第25回目になるのですが、おかやま山陽高校の空手道部は、数少ない全25回連続出場校の一つになったのです。ちなみに、全回連続出場校は、第10回大会では約15校、第15回大会では約10校、第20回大会では6〜7校、そして、この第25回大会ではわずか4校にまで減ってしまいました。
 これら4校を代表して、おかやま山陽高校空手道部の滝本前総監督が表彰状を受け取り案した。表彰状は、大理石の石版に刻まれたずっしりと重く豪華なもので、手にとるのも恐れ多く感じました。
 また、今回の大会でも、男子団体形競技で見事優勝を果たし、昨年度の男子団体組手優勝に引続いての2年連続の優勝杯獲得となりました。女子も5位入賞と非常に健闘しました。
なお、昨年度まで空手道部総監督を務めた滝本教頭先生は、この4月から事務長先生になり、空手道部の指導からは退くことになりました。代わって、赤澤総監督、本村コーチの元、空手道部はますます発展していくことが期待されています。今後もおかやま山陽高校の空手道部をよろしくお願いします。
 また、今年度から、吹奏楽部の顧問の中桐先生が教頭先生になりました。もちろん、吹奏楽部の指導は、松本先生、宗澤先生とともに今後も継続されます。
 あわせてよろしくお願いします。