テーブルマナー 卒業特別講座②

 2月22日午前、卒業特別講座の2日目が行われました。
 テーマはテーブルマナー。大人になる上で、知っておいた方がいい知識がいくつかあります。テーブルマナーもその一つでしょう。
 大事な取引先との会食、好きな人に告白する席、一緒になりたい人の家族とはじめて顔をあわせる席。テーブルマナーを知っていれば、食事が楽しめるだけでなく、その場での目的にも余裕をもってあたることができるでしょう。
 午前11時、生徒は倉敷アイビースクエアのフローラルコートに着席しました。フローラルコートは、アイビースクエアの中でも最大のパーティー会場です。約300名の生徒たち(同じ時間、調理科の生徒は別の場所で中華のテーブルマナーを受けていました)は、やや緊張気味です。
 アイビーの担当者の方から説明を受けます。ナプキンの使い方、ナイフやフォークを使用する順序。オードブルが運ばれ、実際にお食事をしながら、教わった作法を実践練習していきます。
 この日のメニューは、卵のキッシュ、コーンポタージュ、サーモンのムニエル、豚のグリル、ゴマのドレッシングのサラダ、そして、デザートにアイスクリームとメロンでした。
 意外と頭に入らないのが、パンのいただき方。講師の先生が、一口大にちぎってからバターをつけるよう、何度も言われたにもかかわらず、丸ごとのパンにバターを塗ってかじりついている子があちこちにいます。朝ごはんのトーストじゃないんだから。
 などとえらそうにいいながら、私たち教員も、毎年参加しながら、「あれ、ここはどうするんだっけ?」と迷うことがしばしば。使い終わったフォークは、刃先を上に置くんだっけ、下に置くんだっけ?ポタージュのスプーンは、食べ終わったらカップの中に入れていくんだっけ、それともお皿の端に置くんだっけ?他人のことは言えません。
 お食事は楽しくいただくのがいちばん。しかし、そのためには、やはり周りのみんながお互いに楽しく食事ができるよう、最低限のマナーは必要です。昨日の治山社長も言っておられたように、「まず、基本を社会で一般的とされているやり方に合わせた上で、自分の個性を出すべきです」。
 この日の講習で、最低限のマナーは身に付いたはずです。もうどんな高級レストランに行っても怖くありません。あとは実践あるのみです。Good Luck!


マイスター 能楽講座 発表会

 今日で平成17年度のマイスターは終了です。
 それぞれの講座では、とくにマイスター講師の先生方にはご迷惑をおかけしました。来年度もよろしくお願いいたします。
 さて、本日、マイスターでは各講座で最終講座としての様々な特別な授業が行われたようでした。
 その中の一つ、能楽講座では、生石ホールを会場に、お能の発表会が行われました。といっても、マイスター講座中のことですので、観客は副校長一人です(校長先生は残念ながら出張中でした)。
 この秋、後楽園での「はじめての能舞台」でご披露した曲を舞い、演奏し、唄います。
 笛の音はだんだんと雑音がなくなり、よく響くようになったと思います。地謡は、もっと自信を持って元気を出して欲しいですね。鼓も、曲が進むにつれ、響くようになりました。
 来年度、マイスター・スクールでは新しい講座がいくつか始まる予定です。今の時点で確定しているのは、○○○講座と、○○○○○講座です。どうかお楽しみに。