あるある!備中探検隊 in 倉敷チボリ公園 大盛況

 かねてからお知らせしていました、倉敷チボリ公園での「あるある!備中探検隊」、おかげさまで大盛況に終わりました。
 おかやま山陽高校の調理科諸君が取り組んだ米粉を使った新しいデザートメニューの提案ですが、チボリ公園の奥、デンマークハウスというレストランの1Fを使ってサービスを行いました。
 初日24日は金曜日、つまり平日ということで30食、25日、26日は休日なので、100食をご用意し、お客さまをお迎えしました。
 ちなみに、この100食という数は、大雑把に決められたわけではありません。チボリ公園内には、ファーストフードを含めて十数件の飲食店があります。そして、週末、平均して1,000人の人々が園内で飲食をされるのだそうです。その中で10人に1人、1割が来てくれればいいな、という期待を込めて出された数字が、100食だったのです。
 結果、全日程通じて、開演時間内に完売してしまいました。米粉のシュー2種類に米粉とポテトのニョッキ(みたらし団子風)一串を添え、飲み物付きで500円という、いささか強気とも思える価格設定でしたが、上出来の上出来。完全勝利でした。
 最終日の夕方、校長先生も様子を見に来ましたが、すでに売り切れた後で、口に入らなかったそうです。
 ちなみに、存続か否かで揺れている倉敷チボリ公園ですが、個人的には大好きな公園です。確かに、こんなに贅沢な公園は全国を探しても二つと見つからないでしょう。
 季節ごとの花が咲き乱れ、夜には電飾が園内を彩ります。しかもこの電飾、すべて白熱電球という贅沢さ。夏にはおぼろげに、冬にはあたたかく、来園者を包んでくれます。いちばん贅沢なチボリ公園の利用法は、たぶん、夕方以降、文庫本を持って入園し、ベンチに腰掛けて白熱球の灯りの下で読書を楽しむというものではないでしょうか。
 しかし、贅沢な公園だけに経費もかかるわけで、そこが経営の難しいところなのでしょうね。でも、倉敷駅前からチボリ公園がなくなれば、それはやはり寂しくなるでしょう。なにかいい方法が見つかり、今後も存続してくれるといいなあと、一市民として願っています。


平成17年度 「校内外表彰伝達式」

 2月27日、平成17年度「校内外表彰伝達式」が行われました。これは、卒業生の中で校外・校内の各種表彰をいただいた生徒たちが全校生徒の前でその栄誉を披露されるものです。
 本来このような披露は卒業式の中で行われるべきものなのですが、スポーツ、音楽から資格、検定まで、多方面で頑張っているおかやま山陽高校の生徒たちです。表彰される生徒の数は延べ200名以上、実数でも120名を軽く超えます。とてもではありませんが、卒業式には収まりきりません。
 ですから、この「表彰伝達式」は、あくまでも卒業式の一部として厳粛に執り行われます。
 今年、やはりというべきか、目立ったのは、国体で頑張ったスポーツ関係の部活動の諸君です。次から次へと、同じ顔ぶれが表彰されました。また、吹奏楽部の活躍も嬉しかった一年でした。さらに、公務員・就職コース諸君も、検定取得の功績で外部団体から表彰をいただきました。
今年、ひときわ目立ったのが、自動車科のN君でした。数年前から始まったジュニアマイスター制度をご存知と思いますが、彼はこの中で最高位の「ゴールド表彰」をいただきました。しかし、それだけではありません。
 実は、ジュニアマイスターには、取得した資格をポイント化して積算した結果、特に高得点を獲得した生徒に対し、「ジュニアマイスター顕彰特別賞」が贈られるという制度があります。これは県内で5名しかもらえないのですが、N君はこの賞も受賞したのです。
 さらに、これが評価され、今回N君は、(社)全国工業高等学校長協会賞をいただくことになりました。
 賞の名前を聞いてもピンと来ない人が多いと思いますが、この賞は毎年、各都道府県1名だけに与えられるもので、審査基準が非常に厳しいため、県によっては「該当者なし」ということも珍しくない賞なのです。実際、今年度は全国47都道府県ある中で、40名しか表彰対象になっていません。さらに、岡山県でいえば、私立高校の生徒が受賞するのは初めてのことでもあります。
 ちなみに、ジュニアマイスター表彰については、おかやま山陽高校全体で今年はゴールド3名(いずれも自動車科)、シルバー8名(土木科1名、生産機械科4名、自動車科3名)が受賞しました。工業教育の衰退、などといわれる昨今ですが、おかやま山陽高校の工業は元気いっぱいです。
 表彰伝達式の後、同窓会入会式が行われました。伊東同窓会長さんご臨席の元、生徒代表のY君が「入会の辞」を読み上げました。それに対し、会長さんから、「社会に出て、お互いに助け合える仲間として、きっといつか同窓会が力になってくれる日が来ると思う」と歓迎の辞が贈られました。
 同窓会といっても、卒業直後はなかなかその意義が実感できないものです。しかし、20代を終え、30代に差し掛かり、個人的にも仕事の上でも責任が増してくる頃、同窓会が頼もしく思える瞬間が必ずやって来ます。
 同時に、卒業生諸君には、18,000名の同窓生の一員として、いつでも同窓会に顔を出せるような、恥ずかしくない人生を送って欲しいとも思います。
 明日はいよいよ卒業式です。3年間の総決算です。卒業生諸君、今夜は早く寝て、万全で明日に臨んでください。