調理科3年、いよいよヨーロッパへ!

 おかやま山陽高校の調理科の生徒諸君は、この日のために辛い(?)高校生活に耐えてきたといっても過言ではないような気がするような、しないような。
 おかやま山陽高校調理科名物のヨーロッパ修学旅行が、明日早朝、出発になります。
 今回の引率は担任の三宅ナ先生、団長は中原教頭先生です。三宅先生は初参加、中原先生は2回目です。
 このヨーロッパ修学旅行には、何回か団長として参加させてもらったことがありますが、まあ、なんとも内容の濃い旅行です。
 ロンドンとパリを回りますが、ロンドンでは一流ホテルの厨房を見学し、そこでの職務について詳しい説明をしていただきます。前回お邪魔したホテルの場合、一泊の正規料金が標準グレードのシングルで5万円を下らないとのことで、お客としてお世話になることは一生ないでしょう。
 もっとすばらしいのが、パリです。エッフェル塔からのパリの夕暮れも最高ですが、なんと言っても貴重な経験が出来るのが、ホテルクリヨンのバンケットディナーです。ここは☆☆☆☆デラックスに区分されるホテルで、国賓やいわゆるセレブの皆様御用達の超一流ホテルです。おかやま山陽高校の調理科の生徒たちは、このホテルで、バンケットディナーをいただきます。なんという贅沢!高校の修学旅行でこのホテルで食事をするのは、世界でもおかやま山陽高校調理科だけだと、J○Bの方がおっしゃってました。
 さらに、世界で最もレベルが高いと言われるコルドンブル料理学校への一日体験入学。これは、現在ではいくつかの学校が実施しているようですが、実は、最初に始めたのはおかやま山陽高校だったのです。
 このような旅行日程、大人になって同じコースで旅しようとしても、まず無理なのではないでしょうか。将来、料理の道に進む調理科の生徒諸君にとっては、食の本場パリで一流に触れる旅を経験したことは、一生の財産として心に残ることでしょう。
 調理科の旅の様子は、毎日、本校のHPでご報告します。団長の中原教頭先生が、毎晩、寝る間を惜しんで現地での様子を送信してくださることになっています。乞うご期待。
 最後に、明日出発する調理科諸君にアドバイスを二つばかり。
 一つ。ロンドン、パリ共に、自由行動時間中に自分たちで食事をする機会があります。その際、出来るだけ日本食(うどんやラーメンなど)やファーストフードに行かないで下さい。せっかくの異国での一週間。もしかしたら二度と来ないかもしれない街です。恥をかいてもいいじゃないですか。まずいものが出てきてもいいじゃないですか。勇気を出して、現地の人たちが食事をしているような店に入って、現地の人たちの日常食に挑戦してください。君たちの先輩の中には、このアドバイスを忠実に守り、会計の額がおかしいとお店の人と議論しただけでなく、相手を説き伏せて返ってきたツワモノもいました。
 二つ。パリの街角では犬の糞に気をつけてください。特に新鮮なやつを踏むと、後がたいへんですよ。
 最後に、みんな元気で無事に帰ってきてください。それが一番のお土産です。
 

H18年度調理科ヨーロッパ修学旅行報告サイト
http://www.okayama-sanyo-hs.ed.jp/~others/others_excursion_h17.html