マイスターフェアin倉敷チボリ公園、ご報告
 先日、倉敷チボリ公園にて行われたマイスターフェアの様子をまとめたページをアップしました。どうぞご覧下さい。
 アドレスは次の通りです。

http://www.okayama-sanyo-hs.ed.jp/~meister/tivoli/index.html

 また、今週土曜日、フジテレビ系(岡山ではOHK・テレビ岡山、広島ではTSS・テレビ新広島)のスーパーニュースウイークエンドで、おかやま山陽高校自動車科の生徒が製作した水陸両用車ヘルベンダーが紹介されます。今回は、なんと全国生中継です。時間は午後5時40分頃からの予定です。ぜひともご覧下さい。


タバコをやめて、ベ○ツを買おう
 私、副校長は、先日の生徒朝礼にて、禁煙を宣言しました。禁煙を始めて、今日でちょうど10日目です。
 ちなみに、タバコをすい始めたのは、今から約5年ほど前でした。特に理由はありませんでしたが、世の中が禁煙・嫌煙と喧しくなってきていたことで、なんとなく、世間と逆のことをしたくなり、始めました(ということにしておきます)。最近では一日一箱、20本吸っていました。朝起きたら新聞を読みながら一服、授業が終われば一服、寝る前にもベランダで一服、という感じでした。
 実は、吸い始めた当時から、漠然とではありますが、40歳になったらやめようと考えていました。しかしその後、いろいろ考えて、1年早めました。その結果、39歳の誕生日である平成17年10月3日に禁煙することになりました。
 生徒朝礼では、なぜ禁煙することにしたかを生徒に話しました。
 まず、健康上の理由。WHOによると、一日に吸う本数×吸い始めての年数が400を超えると、発ガンなどの健康上のリスクが一気に増すそうです。まだ400には程遠いですが、早くやめるに越したことはないですから。
 もちろん、若年者が喫煙することについては、それ以上のリスクがあります。一番怖いのは、脳細胞への影響です。これには諸説ありますが、一般的に脳細胞は、20歳までは増加すると言われています。そして、20歳を過ぎると、あとは毎日、数百万の単位で死滅し続けるのだそうです。
ところが、20歳以前の若年者が喫煙・飲酒などをすると、脳細胞の増加が不十分なまま止まってしまうのだそうです。
それから、経済的な理由もあります。
 計算してみてください。タバコを一日一箱吸う人は、1ヶ月で約1万円をタバコに費やします。1年だとざっと12万円です。では、一生吸い続けると、いくらになるでしょう?
 吸い始めた年齢、その人の寿命にもよりますが、平均して500万円から700万円になるのだそうです。
 500万〜700万円といえば、ベ○ツやセ○シオが買える額です。二箱吸う人は、その倍、1000万円から1400万円。なんと、マンションが買える額ではないですか!
 さらに、生徒には「もし、私が今後、隠れてタバコを知っているところを見つけたら、生徒課の先生に通報してください。通報者には肉まんをおごってあげます」とも言いました。
 今回、あえて朝礼で宣言したのには二つ目的があります。一つは、自分を追い込むため。いわゆるコミットメント効果を狙いました。もう一つは、生徒に禁煙について興味を持って欲しかったからです。
 月曜日の朝礼で以上のような話をしたところ、何日かたってから、何人かの生徒が、「先生、まだ禁煙続きようるん?」とか、「辛くねえ?」などと声をかけて来ました。
 実際、食事の後など、一服したいという気持ちになります。また、タバコをやめてからほぼ毎晩、タバコを吸う夢を見ます。吸ってから、「あ、しまった!」と気づいて自己嫌悪に陥る、そんな夢です。禁煙の先輩によると、1年経っても、そのような夢をみるのだそうです。
 でも、生徒には涼しい顔を作って「意外と平気だよ」と答えます。実際、禁煙は思ったほどしんどいものでもありません。ニコチンパッドも、禁煙ガムも、いまのところ必要ありません。
 ところで、目下の悩みは、禁煙で浮いたお金を何に使うか。1年で12万円、5年で60万円。水陸両用車でお世話になった㈱パドックさんの50ccのバギーカーを買うか、それとも、子どもたちに野生のゾウの群れを見せにアフリカに行くための資金として貯金するか。
 まさに絵に描いたような「取らぬ狸の皮算用」ではありますが、意外とこういうことを考えていれば、禁煙も続くのではないでしょうか。