第1学期終業式
 おかやま山陽高校では、本日、1学期の終業式が行われました。摂氏30度を超える中、60周年記念館アリーナの窓を早めに開けて、少しでも涼しくしたかったのですが、まさに焼け石に水でした。
 校長先生の講話は、先日訪れたシルクロードトルファンの火炎山の話から始まりました。火炎山は孫悟空の登場する西遊記にも登場した、燃え盛る山です。実際の火炎山の気温は接し50度を超えるそうで、肌が痛いほどだったとのお話でした。校長先生も「だから日本の暑さは我慢しなさいというわけではないけれども」と言っていましたが、世界にはまだまだ暑いところがあるのですね。
 次いで、23日(土)に行われる第1回のおかやま山陽高校オープンスクールへの参加希望者が現在387名となっており、これは昨年度同時期より約50名多い数なのですが、これも在校生諸君の頑張りが評価されてのことだとのお話がありました。
 最後に、夏休みの過ごし方についての注意がありました。夜遅くなるようなアルバイトは控えること、交通事故に注意することなどのお話の後、特に集団の勢いで「これくらいならいいか」という考えではなく、それがしていいことか、悪いことなのか、するまえにもう一度考えてほしい、とのお話がありました。
 これから長い夏休みに入ります。といっても、おかやま山陽高校では、ほとんどの期間、半分以上の生徒が部活動や補習で学校に来ています。気になるのは、部も補習もないという一部の生徒諸君。たった3年間の短い高校生活で一番輝く季節である夏休み、どう過ごしますか?いろんな意味で悔いのないようにしてください。


表彰伝達式・壮行式
 引き続き、表彰伝達式・壮行式が行われました。
 今回は高校生ものづくり大会自動車整備部門の中国大会1位、2位、空手道中国大会の男女4名、そして漢字検定の最優秀賞と優秀賞が表彰されました。
 壮行式では、空手道部(男子団体組手・形、男子個人組手・形、女子団体組手、女子個人組手・形)がインターハイの全種目に出場します。会場は千葉県浦安市です。また、女子柔道部は女子が2名出場。こちらの会場は千葉県成田市です。そして、陸上部が5,000mと800mで二名出場。会場は千葉県内です。
 インターハイ以外では、今回表彰されたものづくりコンテスト全国大会自動車整備部門に自動車科3年生のN君が出場。優勝が期待されます。また、今年で3度目の全国大会出場を果たしたのがマイスター「ゲートボール講座」の8名。会場は埼玉県熊谷市です。
 最後に、明日、7月21日に初戦を迎える硬式野球部。ことしは15人での出場ですが、やる気と体力は十分。まずは倉工を迎え撃ちます。
 なお、明日21日の硬式野球部の試合は午前10時、岡山県営球場にてプレーボールです。制服を着てくれば本校生徒は無料で観戦できます。声援をお願いします。


陸上選手って、どれくらい速い?
 最後に豆知識をひとつ。
 今回、インターハイに出場する陸上部の2名の選手、キャプテンのS君(800m)と、ケニアから来ているM君(5,000m)ですが、実際、どれくらいのスピードで走っているのでしょう?我々一般人は、なかなか800mや5,000mを走る機会がないので、ピンと来にくいと思います。
 そこで、このように考えてみてください。まず、S君のこれまでのベストレコードは、800mを1分56秒です。これを50m走に直すと、7秒25になります。100m走では14秒50になります。かなり速いですよね。
 そして、ケニアの星、M君。5,000mのベストレコードは13分58秒です。これを同じく50m走に直すと、8秒38になります。100m走なら17秒16です。M君は13分以上も、このペースで走っているわけです。これもすごいでしょ?
 こうしてみると、彼らがいかに速いかが良くわかると思います。
 ちなみに、M君は、本校入学直後、同郷のK君と共に、学校の心電図検査で「要・精密検査」との診断をもらったことがあります。で、大きな病院で詳しく検査してもらった結果、出た最終診断が「心肺機能が通常より強すぎ、計器が異常値と判断した」とのことでした。
 彼らの出身地のケニア・ニャフルル地区は、標高が1,500m以上あります。いわば、生れてこの方、毎日、高地(低酸素)トレーニングを続けてきたようなものです。
 今回のインターハイ、そして、秋の国体では是非とも新記録を出して欲しいと願っています。