期末考査始まりました
 久しぶりのお湿りに恵まれた本日、おかやま山陽高校では1学期期末考査が始まりました。
 中間考査と違って、今回はいわゆる「評定」が出ます。「評定」とは、試験の点数(「素点」と呼びます)だけではなく、平生点(授業態度やノート提出状況などをもとに各担当の先生が決定します)、課題提出点(製図やワークブックなど)などが加えられた、その教科に関する総合的な評価のことです。これを3年間積み重ねたものが、最終的な内申点になるわけです。
 もちろん、先生によっては中間考査期末考査の素点を合計して半分にしたものがそのまま評定になる場合もあります。が、多くの先生は平生点や課題提出点を加えて、なんとか落第者を出さないように頑張っているわけです。
 ノート提出や課題提出については、生徒諸君はむしろ面倒くさいという印象を持っているかもしれません。しかし、こういう考え方をしてみてください。
 おかやま山陽高校に入ってくる生徒は、それぞれの目標、夢をもっているはずです。それは調理師であるとか、自動車整備士であるとか、人ざまざまだと思います。おかやま山陽高校はそれに向けて、最良の環境を提供したいと考えています。
同時に、おかやま山陽高校はあくまでも高等学校です。そこでの指導内容は、文部科学省の定める教育指導要領に沿ったものでなければなりません。ですから、将来、仕事をするうえで必要ないかもしれませんが、数学や英語といった教科も勉強しなければならないわけです。
しかし、生徒諸君の中には決してすべての教科が得意な人ばかりとは限りませんよね。また、こつこつとノートを写す、課題をこなすことは得意でも、試験になるとなかなか点数が出ない教科がある人もいると思います。
課題やノート提出は、そういう人のためにあるのです。先生たちも、本音を言えば、試験だけで成績をつけるほうがずっと楽なのです。しかし、それだけでは合格点が取れない人もいるので、あえてそう言う方法をとっているのです(もちろん、教科によっては、たとえば製図など、課題提出自体が一番大切であるものもありますよ)。
ですから、生徒諸君は、面倒くさがらず、課題やノートをしっかり出してください。
 いずれにして、ここで1学期間のその教科に対するひとりひとりの生徒の取り組みの結果が評価されるわけです。早く学校が終わるからと言って、遊びに出るなど論外です。夏休みはもうすぐです。ここで点数が振るわないと、せっかくの休みが補習でつぶれてしまうことにもなりかねません。
 ここはひとつ、気合を入れてやれるだけやってみましょう!
 最後に一つ。おかやま山陽高校の先生たちは、決して鬼ではありません。苦手な教科がある人は、試験前にその担当の先生のところに言って、相談してみてはいかがでしょう。もちろん、試験の出題内容なんかは教えてくれるわけがありませんが、勉強の仕方をわかりやすく教えてくれるはずです。


諸見里しのぶ選手、快進撃!
 本校出身の諸見里しのぶ選手ですが、先日、日本女子アマ選手権で、念願の初優勝を飾ることができました。これもみなさんの応援のおかげと感謝しております。
 その諸見里選手ですが、現在、アメリカで行われている世界女子マッチプレー選手権(6月30日〜7月3日、米ニュージャージー州ハミルトンファーGC)に出場しています。
 マッチプレーとは、一対一のトーナメント形式での勝ち抜き戦です。全員でスコアを競う通常の試合とは異なる、独特の緊張感がある試合形式です。
 本日、初日第一戦目の結果が発表されました。結果は、1996年全英女子オープン覇者のエミリー・クレイン(米国)を相手に健闘、2アップでみごと勝利を勝ち取りました。
 まずは初戦突破。
 しかし、本日、もう一戦残っています。結果が出るのは本日午後6時ごろの予定です。
 ともあれ、諸見里選手は先日の優勝以来、現在のりにのっているようです。この調子で最終日まで検討して欲しいと祈っています。皆さんも応援をよろしくお願いします。

  公式スコアリングボード:

       http://lpga-mp.ids-emedia.com/scoring/index.asp?r=1