表彰伝達式
 昨日、6月20日の月曜日、表彰伝達式が行われました。
 今回、表彰を受け取ったのは、まず、山口県で行われた空手道中国大会で健闘した空手道部。残念ながら女子団体形での優勝を逃したものの、他の種目はすべて優勝。山陽高校ここにあり、を見せ付けてくれました。
 次に、陸上競技部。エースのS君、ケニアからのM君、K君の3名が表彰され、S君とM君はインターハイ出場を決めてくれました。
 そして、異色だったのが、スポーツチャンバラ。マイスターの一講座として開講されていますが、今回の大会で長剣の部で見事3位に入賞。スポチャンは、今年の岡山国体の参考種目として設定されいますが、ひとつの高校としてチームがあるのは県下でもおかやま山陽高校だけです。活躍が期待されます。
 最後に、鴨方町子供会主催のバスケットボール大会に出場した本校生徒有志チームが表彰を受けました。こういう地元の活動に生徒が積極的に参加してくれるのも嬉しいものです。


川埜龍三さんの個展
 19日の日曜日、福山にある小さなギャラリーに行ってきました。目的は、おかやま山陽高校の80周年記念壁画を制作された川埜龍三さんの個展を見ることでした。
 今回の個展は、『RYUZO三 exivision05』というタイトルで行われたもので、テーマは魚と道化です。龍三さんの持ち味である、端正なリアルさの中に突如現れる悪夢的なビジョンは、頭で考えようとする前に身体が生理的に反応してしまうという、独特の快感をもたらしてくれます。
 今回の作品群の中での独断的イチオシは、シーラカンスをモチーフにした作品でした。ほぼ原寸大のシーラカンスは、産業革命時代の生産機械を思わせるレトロ・メカニカルなパーツで構成されています。表情は本物に比べて、いくぶん愛嬌があります。体にはステレオスピーカーとイルミネーションのギミックが装着され、スピーカーからはこの作品のために制作されたオリジナルのノイズミュージックが流されていました。この作品を見てまず感じたのは、こんな作品が壁にかかっているバーがあると最高だろうなあ、ということでした。
 この個展は残念ながら22日(水)をもって終了してしまいます。龍三さんによれば、今回展示した作品群は、いわゆる習作にあたるものなのだそうです。今後、これらの作品に用いられたイメージたちはさらに膨らませられ、熟成され、新たな作品群として再び姿を現すのだそうです。
 いまから次の個展が楽しみです。

  *川埜龍三先生のホームページ 「蔵四号」

    URL:http://www.ryuzo3.net/index.html