5月30日の表彰状伝達式
 5月30日の生徒朝礼の際、表彰状伝達式を行いました。
 今回は岡山県の総合体育大会の結果についてのものが主でした。
 めぼしい結果としては、空手道部が団体組み手で男女、団体形男子、個人形・組み手ともに男女、いずれも優勝を飾りました。もう少しわかりやすく言えば、女子団体形が2位になったの以外、すべておかやま山陽高校空手道部が優勝した、ということです。女子団体形はインターハイでは種目設定がありませんので、空手についてはおかやま山陽高校が全種目、インターハイ出場権を獲得したことになります。
 また、陸上競技では5,000mでモワウラ君が大会新記録で優勝、1,500mでカリウキ君が3位、800mでスポーツコース3年の佐藤君が2位に入賞しました。
 スポーツではありませんが、英検協会からおかやま山陽高校に対して努力賞が贈られ、代表の生徒が受け取りました。これは、おかやま山陽高校の進学コースの生徒が全員、英語検定を受験しており、その努力と成果に対して贈られたものです。


教育実習生来る
 この日の生徒朝礼では、もう一つ、今期の教育実習生の紹介がありました。
 この日紹介されたのは体育(格技)の大河内先生(スポーツコース卒)、音楽の藤原先生(音楽コース卒)の2名です。また、少し遅れて、6月1日から、もうひとり、情報の枝廣先生(進学コース卒)が来ます。今回は全員男性で、気合がたっぷり入った人ばかりです。
 彼らはこれから約3週間、本校の教員として、頑張ってもらいます。実習生といえども、生徒たちの貴重な授業時間を使うわけです。生徒から見れば実習生も教員も一緒です。本気で取り組まないと生徒たちに失礼というものです。
 その点、今年の実習生たちは充分、期待が持てそうです。


ポレポレ
 ところで、このブログ(日記)のタイトルにしている「ポレポレ」という言葉、ご存知の方も多いと思いますが、スワヒリ語で「ゆっくり行こう」というような意味の言葉です。スワヒリ語は、アフリカ東部、中部で多く使われている言語で、アラビア語ヒンディー語、英語などからの借用語を多く含むのが特徴です。モワウラ・カリウキ両君の出身国であるケニアタンザニアウガンダなどでは英語と並んで公用語として使われています。
 スワヒリ語には「ポレポレ」以外にも、アフリカの人々の考え方をよく表すような言葉がいくつかあります。
 実は、モワ・カリ両君の本校への入学にあたって、現地の中等学校との姉妹校縁組が行われたのですが、その関係で、ケニアを訪問したことがあります。その際、「ポレポレ」以上によく聞いたのが、「ハクナマタータ」という言葉です。映画「ライオンキング」で使われて以降、日本でも有名になったようですが、英語で言うと「No Problem !」または「Don't Mind !」、日本語(標準語)で言えば「心配ない、どうにかなるさ」、岡山弁では「まあ、ええが」に相当します。
 忘れ物をしても「ハクナマタータ!」、道を間違えても「ハクナマタータ!」、お釣りを間違えても「ハクナマタータ!」。こちらが岡山弁で「おえりゃーへまーが!」といいたくなるようなことでも、やはり「ハクナマタータ!」。その後に必ず「アハハハ」と笑い声が続きます。
 よく言えばおおらか、悪く言えばいいかげん、でもそれがアフリカのスタンダード、という感じです。
 モワ・カリ両君が生れた国は、いろんな面で日本とはまったく違っていました。いいところもありましたし、とんでもないこともありました。このブログの中で今後、そんなケニア事情についても触れていきたいと思っています。