3月25日(金) おかやま山陽高校吹奏楽部チャリティーコンサートにご協力ありがとうございました。

 彼岸過ぎとは思えないほどの寒さの中、福山ポートプラザにて午後1時と午後3時の2ステージを行いました。
 平日でほとんど事前告知の時間もない状態でしたので、どれくらいの方が集まってくださるか、全く未知数でしたが、大勢の方が足を止めてくださいました。
 また、保護者の方、保護者OB・OGの方、卒業生の皆さん、大勢の応援を頂戴しました。
 さらに、レディオビンゴの高橋さまをはじめとする皆様、山陽新聞様、事前のお知らせにご協力いただき、ありがとうございました。
 最後になりましたが、いろいろと判断が難しいこの時期に会場使用をご許可くださった天満屋ハピータウンポートプラザ店の皆様、隣接するイトーヨーカドーの関係者の皆様、本当にありがとうございました。
 会場では、本校の生徒会役員と風紀委員長が、募金箱を持って義援金を呼びかけました。
 大勢の方から多額の義援金をお預かりました。集計後、またここでご報告いたします。



ポートプラザで。

 この日のコンサートには、すでに卒業した3年生部員も大勢参加していました。
 本来なら、3月26日、27日に開催されるはずだった吹奏楽の選抜大会で演奏するため、卒業式後も寮に残り、学校に通い、一生懸命練習してきたのです。
 選抜大会は震災の影響で中止となりました。
 多くの方が亡くなり、あるいは今も苦しまれていることを知っているため、彼らは決して口には出しませんが、心中、本当に悔しい思いでいっぱいだと思います。
 せっかく最後まで練習してきたのだから、自分たちができることで被災地の皆さんに貢献できれば、との思いでこの日のチャリティーコンサートを実施することになりました。
 この場所で、今年のメンバーで演奏するのは、この日が最後。
 特に卒業生にとっては、本当に最後。
 コンクールとは違う、純粋に楽しんでいただくためのコンサートを開催してきた場所だけに、卒業生たちはまた違った感傷があるようです。
 ある卒業生の保護者の方が「この子たちにとっては、今日が本当の卒業式のように思えますね」とおっしゃいました。
 ホント、そんな気がしました。
 改めて、卒業おめでとう。
 そして、ありがとう。