sanyomomotaro2011-02-18

2月18日(金) 資格専門コース、ピアノ発表会&ビューティーショー
 資格専門コースも、今年の3年生で、4期生になります。
 これまで、ビューティーショーのみでしたが、今年から二部構成とし、福祉保育系生徒によるピアノ、コーラス発表会を行うことになりました。
 まずはピアノ発表会。
 最初に全員がソロを披露。高校で初めてピアノに触った子も多いのですが、なかなかの上達ぶりです。
 続いて、連弾。最初に曲のイメージを説明したのちに、二人で一台のピアノを弾きます。
 

 聞けば、すべて編曲は本校ピアノ講師Y先生のオリジナルだとか。ありがとうございます!これも期待をはるかに上回る出来栄えでした。
 次は、全員でのコーラス。最後の曲は、担任であり、コース主任であるS先生への感謝の気持ちを込めたサプライズプレゼントだったとか。

 終了後、代表の生徒が、ここまでの3年間で楽しかったこと、そして、くじけそうになった思い出などを涙ながらに語りました。会場のあちこちから、涙をすする音が。
 約10分の休憩後、いよいよビューティー系生徒によるビューティーショー。女性モデル10人、男性モデル1人、そして、すべての生徒がヘア、メイク、ブーケ、司会のいずれかで関わっています。
 最初の花嫁は、担任のS先生のエスコートで登場し、花婿役の同級生にバトンタッチ。
 以後、次々に美しい花嫁が登場。

 メイク、ヘア、そしてブーケ、すべて生徒の手作りです。
 最後、全員で勢揃い。すでにメイクが涙でにじんでいます。

 3年間、よく頑張った!
 ご指導いただいたプロの先生方、本当にありがとうございました。
 好きだから、頑張れる、好きだから、本気になれる。
 こういう活動ができるのも、生徒たちの気持ちをご理解いただいた、先生方のおかげです。
 資格専門コース1,2年生の諸君、来年、再来年は皆さんがこのステージに立つのです。
 その時、自分は何ができるようになっているか、自分をどう表現するか、いまからしっかりイメージして、これからの授業に取り組んでくださいね。



パリで。
 調理科3年生の生徒たちと修学旅行に行ってきました。行き先はローマとパリ。25年来のおかやま山陽高校調理科伝統の研修旅行です。
 今回初の試みとして、希望者を募ってパリの最新流行スイーツツアーを敢行。辻リヨン校のTさんのアテンドで、地下鉄で移動しながらフォション本店など3店を移動・見学。
 2店目のショコラティエ、ジャック・ジュナン氏のお店では、ラボ(厨房)まで見学させてくださいました。


【まるでブティックのような洗練された店内。】


【中央の女性がショコラティエの方。右の女性の職人さんは、日本人です!】


 ちなみにジュナン氏は、高級有名店メゾンドショコラのエグゼクティブショコラティエに抜擢されたものの、地位が高くなりすぎて、自身が直接チョコレート製作に関われなくなったのが嫌で退社、自分でお店を立ち上げたというご経歴。まずは高級キャラメルで成功し、今ではチョコレートの卸(あのクリヨンホテルにも!)、店頭販売をされている、パリのトップクラスのショコラティエのひとり。
 今回参加したおかやま山陽高校調理科3年生のM君は、実はジュナン氏を人生の目標にしているそうで、ジュナン氏のお店に行くと聞いた時から、満面の笑顔でした。ちなみにM君は長身のイケ面。今回、担任から旅行中のブログ更新を一任されている、しっかり者です。
 ラボには少人数に別れて入ったのですが、2番目のグループで入ったM君が、なぜか涙をボロボロ流しながら出てきました。
 何があったの?心配になって一緒に出てきたTさんに聞いてみると、彼らのグループがラボに入った時、なんとジュナン氏ご本人が奥から出てこられたのだそうです。奇跡は起こる!
 そして、Tさんが流ちょうなフランス語で「この子はあなたを目標にお菓子の勉強をしているんですよ」と紹介すると、ジュナン氏は「そうか、俺みたいになりたいのか。しっかり頑張れよ!」と肩を組んで写真まで撮ってくださったそうです。
 M君はこれに感動し、泣き崩れたのでした。「ちょっとその写真見せて!」と頼むと、デジカメのモニターにその写真を出したとたん、M君、また涙があふれる。
 Tさんも「あそこまで将来に強い夢を持てるって、すごいよね」と感心しきり。
 うちにはこういう本気モードの生徒がたくさんいるということを再確認し、やっぱこっちも本気モードで行かねば、と改めて決意した一日でした。

*M君から写真データをいただいたので、アップします。

【感涙にむせぶM君と、笑顔のジュナン氏】

 見ている方までもらい泣きしそうになる光景です。