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6月2 日(火) 国立天文台岡山天体物理観測所見学(天文同好会)
この春から正式にスタートしたおかやま山陽高校天文同好会。
部員はなんといきなり11名に増えました。
というわけで、この日は浅口市内にある国立天文台に見学にお邪魔しました。
ご存知の方も多いと思いますが、この岡山天体物理観測所は、50年前の完成当時は東洋一の大きさ(望遠鏡の大きさは主鏡の直径で表します)を誇った、日本を代表する観測施設です。
大きさでこそ、現在ハワイで活躍中のスバル望遠鏡に日本一の座を譲り、さらに数年前、お隣の兵庫県にできた2m望遠鏡に抜かれましたが、まだまだ研究実績では第一線です。
先日も、現在知覚しうるもっとも遠い天体からの光を、ここ観測装置がキャッチしたというニュースが報じられたばかりです。その距離、136億光年だか、137億光年だか。正直、1億光年くらいの差はどうでもよくなってしまうほどの、スケールのどうでもよさ。
まずは巨大なドームへ向かいます。風が心地良いのですが、やっぱ坂道はしんどいですね。
広報担当のTさんの特別な計らいで、ドーム内部に進入。
188cm反射望遠鏡の威容に圧倒されます。
観測室の床は巨大なエレベータになっていて、全員が乗ったまま、床が上昇。あっという間に鏡筒先端部が目の前に。
実際に主鏡を開けて見せていただき、その仕組みや、観測対象について説明をいただきました。
ちなみに、この主鏡、来週には年に一度の再メッキが行なわれるそうです。
そして、このショット。何をしているか、わかりますか?
実は、これぞ本当に特別中の特別な計らいで、なんと、188cmの望遠鏡を操作させていただいているのです!そして、次には直径20mもあるドームの回転装置まで、操作させていただきました。このドーム、回転部の重量は、なんと150t。指一本動かすだけで、ものすごい音を立てて、巨大なドームが回転します。
おそらく生徒たちは、自分たちがいかに羨ましいことをさせてもらっているか、理解できていないだろうなあ・・・。
Tさんに丁重にお礼を言って、次に向かったのは、遙照山ホテル内にある『おかやま山陽高校ようしょう山天文台』。
おかやま山陽高校天文同好会のホームグラウンドです。
内部に入るのは、ほとんどの部員が初めてのことです。
いずれ行なう観測会に向けて、望遠鏡の操作について、簡単なレクチャー。
夜間の観測会は未定ですが、とりあえず、7月22日の日食の際には、この天文台を開放する予定です。
ぜひ、遊びに来てください。
そんなこんなで、創立記念式典の午後を有意義に過ごした天文同好会でした。