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まとめてのご報告でございます。
このまとめてのご報告スタイルについて、先日、ある保護者の方から、「先生、あれはズルでしょ」といわれましたが、はい、おっしゃるとおり、ズルです。
というのは冗談で、なかなか毎日の更新というのは難しいものなのですよ。
ネタがない日もありますし、ネタがあっても、諸事情によりまだ表に出せない、というケースもあります。
それに、あまり毎日、長文を更新していると、実は校長はヒマなのではないか、などという誤解を生みかねません(生まねぇよ)。
でも、読んでくださっている方がおられると思うだけで、書く力が湧いてきます。
できるだけ間が空かないようにしたいと思います。読んでくださっている方(多くは保護者の方か、保護者OBOGの方と思いますが)、お会いした際には、どうか私のケツを叩いてやってくださいませ。
5月13日【火】 ○○○の○交換
いろいろやりました。でも、まだ言えません。面白い計画が一歩一歩、進みつつあります。ジシシシ。乞うご期待!
5月14日【水】 モンゴルの大草原から、A社長来校
おかやま山陽高校では、本年度から、モンゴルに修学旅行に行きます。
行くのは、自動車科です。
聞くところでは、モンゴルに修学旅行で行く学校は、まだほとんどないそうです。
あんなに素晴らしい国なのに!
で、修学旅行のご相談ということで、現地でお世話になる旅行会社のA社長さんが、飛行場から本校にダイレクトにおいでになりました。
このA社長さんは、2年前でしたか、堺屋太一さん主催のモンゴル建国800年記念ツアーなどのアレンジも担当された、モンゴルツアーの第一人者です。
モンゴル歴実に25年以上という、この人にお任せすれば、何の心配もない、という方です。
最近のモンゴルの状況を教えていただきながら(途中、なぜか椎間板ヘルニアの再生療法について教えていただきながら)、あっという間に時間が過ぎました。
出発は7月18日です。
なんかわくわくしてきましたよ!
5月15日【木】 備西地区高等学校PTA連合会
この日は本校保護者会の現・監事のNさんと一緒に、本年度幹事校の金光学園さんにお邪魔しました。
どの学校さんも、PTA活動を盛り上げようと、あの手この手で努力しておられますね。
おかやま山陽高校の保護者会は、PTA、P;パッと、T;楽しく、A;明るく、というあいうえお作文のような方針で、これからもいきたいと思っています。
5月16日【金】 校内競技大会&中学校説明会
おかやま山陽高校の初夏の名物行事、校内競技大会です。
球技大会ではなく、競技大会です。
なぜ球技大会ではないかと申しますと、男子ソフトボールの予選が、実は、アームレスリングだからです。
本当であれば、第一予選からソフトボールができればいいのですが、ご存知の通り、ソフトボールは1試合終わるまでに時間がかかります。
苦肉の策として編み出されたアームレスリング大会なのですが、これが意外と力が入ります。
今年は、各科・コースともに、生徒諸君が一生懸命、自分のチームを応援してくれていました。
ただ、私はこの日、二つの出張が重なっており、開会式で一言しゃべっただけで、ほとんど応援ができませんでした。残念!
二つの出張のうちの一つが、今年度最初となる、小北中学校さんでの進路説明会でした。
お招きいただき、ありがとうございました!
やはり、何事もしょっぱなというのは力が入りますね。どうしても早口になるので、聞き取りづらくなかったか、ちょっと心配です。
小北中学校さんには、21日の芸術鑑賞会にも、おかやま山陽高校吹奏楽部をお招きいただいています。その際にも、どうかよろしくお願いします!
5月17日【土】 浅野先生個展&硬式野球部後援会総会
おかやま山陽高校の名物授業、マイスター・スクールの講師として、開講以来9年間、陶芸講座の講師をお勤めくださっている浅野武男先生の傘寿を記念しての個展が、お隣の天満屋ハピータウン鴨方店で開催されました。
お邪魔したのは夕方だったのですが、大勢のご来客でした。そして、そこここで懐かしいお顔にお会いできました。
作品は、浅野先生とご信仰のある書家、宗教家など、様々な方との交流が反映された作品で、ひとつのコーナーをまとめるというスタイル。
先生のご親交と、お人柄がよくわかる展示です。
それから、作品の中には、新しい手法や、表現方法に挑戦されたものも多く含まれていました。とても80歳とは思えない、浅野先生のチェレンジ精神に感服いたしました。
続きまして、硬式野球部講演会(保護者会)総会。
硬式野球部では、これが新入部生の保護者の皆様をお迎えしての最初の行事です。
まずはコーチから、会則、そして、寮生活を送る上でのルールの共通理解を徹底してご説明。野球は独自の価値観・倫理観を持つ、日本の伝統競技です。一人はすべてのために、すべては一人のために、です。
後半は会場を移しての懇親会。
詳しくは書きませんが、いやぁ、皆さん、なかなかですねえ!
こういう楽しい会なら、次の機会もぜひ呼んでください!
5月19日【月】 禁煙教育講演会
本日のLHRを使って、禁煙教育講演会を行ないました。
本日の講師は、58歳のときに喉頭癌で声帯を摘出し、以来、禁煙啓蒙のために講演活動をしていらっしゃる、香川孝一先生です。香川先生は、同じような手術を受けられた方の交流会である新声会の会長を昨年まで務められていました。
先生のご講演は、文字通り、全身で声を振り絞ってのお話です。
生徒たちは、それこそ、固唾をのんで拝聴していました。
「自分のようになってからでは、後悔しても遅いんです。」
そして、
「自分に健康な体を与えてくれたお母さんに一言、感謝の言葉を伝えてください。」
この二つが、香川先生のお話の最大のメッセージでした。
ご講演が終わり、控え室でお話をお伺いしました。
声帯を失った人は、主に2種類の方法で声を出すのだそうです。
ひとつは、先生のように、食道に空気を入れて、それを吐き出すときにのどを震わせて音を出す方法。簡単に言うと、ゲップで声を出すのです。とても体力を使います。
もうひとつは、のどに特殊なマイクをあてて、筋肉の動きで人工的に声を合成する方法。
先生は、手術後、3ヶ月程度で食道を使っての発声法を身につけられたそうです。
以来、21年間に渡り、禁煙を説いてまわっておられます。
御年実に78歳。でも、とても昭和4年生まれとは思えない肌つやのよさです。
聞けば、今日のために何日も前からお酒を我慢して体調を整えてくださったのだとか。頭が下がります。
また、ご講演の中で突然おっしゃった、「山高魂をいつまでも持ち続けてください」とのお言葉に驚き、お尋ねしたところ、先生の同級生に本校OBの方がおられ、その方からこの言葉をよく聞いてらっしゃったそうです。
こういうご配慮も含め、本当に真剣に生徒たちにメッセージを伝えようとしてくださっているのがよくわかりました。
やはり、戦前生まれの方には、逆立ちしても敵わないです。
これからも、若者の未来ために、ぜひともお元気でご講演活動を続けてください。
本当によいお話をありがとうございました。