sanyomomotaro2008-02-05

スーホの白い馬のふるさと 六条院小学校2年生、特別授業


 みなさんは、『スーホの白い馬』をご存知でしょうか。
 いや、ご存知でしょうか、なんて野暮なことは申すべきではありませんね。きっと、皆さん、小学校で習ったときのことを覚えておいででしょう。
 本日、2月5日、お隣の浅口市六条院小学校の2年生の児童のみなさん84名が、おかやま山陽高校にあるモンゴル展示館に校外学習にいらっしゃいました
 おかやま山陽高校のモンゴル記念館は、モンゴルから持ってきた本物のゲル(移動式住居)なのです。そのゲルの中で、スーホが亡き愛馬をしのんでこしらえたと言う馬頭琴(これも本物です)をご覧いただき、モンゴルについて理解を深めていただこう、という趣旨です。
 せっかくやるんだったら、やはり、なにか面白いことをしたい、と考えるのがおかやま山陽高校の流儀。
 モンゴルから特別ゲストのアサ・ショーリュー氏を招き、・・・と言うのは冗談で、おかやま山陽高校の国語の安部先生がモンゴル民族衣装に身を包み、ゲルで小学生を出迎える、というサプライズをやることになりました。
 ゲルの前でアサ・ショーリュー氏こと安部先生と最後の打ち合わせをしていると、やってきました、にぎやかな小学生たち!みんな小さくて、ニコニコしていて、可愛い!!
 あわててアサ・ショーリュー氏をゲルに押し込み、隠します。
 まずは84名全員にお隣のビリヤード実習場に入っていただき、パワーポイントを使ってモンゴルについてのおさらいをしました。
 途中、恐竜クイズなんかも交えたのですが、さすが小学生は反応がいいなぁ!みんな、『ハイ!ハイ!ハイ!』と手を上げてくれます。
 その後、5つのグループに分かれ、いよいよゲルに。
 最初の子に、ゲルの入り口の戸をノックしてもらうと、中から『サンバイノー!(こんにちは!)』と笑顔のアサ・ショーリュー氏が登場。なかなかいい仕事をしてくれます。
 子どもたちは、鮮やかな民族衣装に身を包んだ彼を見て、大喜びでした。
 熱が入りすぎて、多少時間オーバーしてしまいましたが、最後、子どもたちは元気に『バイヤルタイ!(さようなら!)』と、覚えたてのモンゴル語で挨拶をして帰っていきました。
 みんな、最後まで一生懸命よく勉強できました!ハナマル!!
 今回、改めて感心したのは、小学校の先生方の熱意と、そして、指導をするテクニックでした。とくに、元気一杯の小学生たちを、一瞬にして静かにさせてしまう技。これは盗まなきゃ!
 最後になりましたが、もし今後、同じような特別授業をご希望される小学校さんがありましたら、ご遠慮なくご相談下さい。
 教科書に『スーホの白い馬』がある限り、この世に悪は・・・じゃない、可能な限り、対応させていただきます。

*写真はノリノリのアサ・ショーリュー氏と、ちょっと引き気味の小学生たち




資格専門コースの皆さんの、一生懸命を見せてもらいました

 2月4日、おかやま山陽高校普通科資格専門コースの、保育・福祉系の3年生による、ピアノ演奏発表会が開かれました。これは、いわゆる卒業試験というヤツです。
 というわけで、学園長先生、教頭先生、校務部長先生と、管理職総動員で見学・・、いや、応援に駆けつけました。
 会場であるおんじホールに入ると、出演する生徒一同、『エッー!?』て顔でこっち見てますw。
 そりゃ生徒たちからすれば、学園長先生がなんでここに?ってなもんでしょ。このびっくりした顔が、また可愛い。
 みんな緊張の面持ちで、一人ずつ、ステージに置かれたグランドピアノのもとへ。
 ・・・って、お気づきの方はお分かりでしょうけど、この演奏発表会、ものすごく贅沢なんです。そもそも、普段の授業からして、おかやま山陽高校の誇る音楽コースのピアノの先生たちが総がかりで教えてくれて、さらに、演奏発表会を、共鳴性能ではあのサントリーホールをも凌駕しようかという、おんじホールでやるんですから。
 さて、開演。
 一人終わるごとに、会場からは盛大な拍手が。
 終わったときには、みんな、ホッとしたような、中には悔しそうな顔も。
 そうなんです、楽器は何が怖いって、ウソがつけないのですよ。
 今までやったことが、そのまま全部、音になって出てくるのです。
 今回、後悔した人、もし、保育系の進学をするのなら、これからの学生生活の中で、もっと一生懸命にピアノに取り組んでください。
 それから、緊張で失敗してしまった人、心配しないで下さい。先生たちは、みなさんの普段のがんばりの度合いはきちんと見てくれています。
 みんなの緊張した顔、ほんとうに良かったです。
 お疲れさまでした。