約2週間のご無沙汰です。例によって、年度末のご報告をまとめてさせていただきます。


2月20日【火】夕方
中小企業家同友会倉敷支部例会@おかやま山陽高校

 おかやま山陽高校も加盟している、中小企業家同友会。いつもはコーヒー1杯で2時間以上も議論する、まじめな例会がモットー。が、会場がおかやま山陽高校のときは、特別に、調理科の生徒たちが手作りのお菓子や簡単なお食事をサービスさせていただきます。これがまた、生徒たちにもいい経験になるのです。
 しかし、この日の報告者(いわゆる講師)は、ケイコーポレーションのE社長さん。げ、料理の世界のプロ中のプロじゃん?!
 しかし、ひるんでばかり入られない。幸い(?)、この日のメニューはあらかじめ焼いておいたマドレーヌとクグロフを、コーヒーと一緒にお召し上がりいただくというもの。
 お菓子はすでに袋にラッピングされ、テーブルに配布済みです。なので、その場でお出しするというサービスはコーヒーのみ。
 ご報告の時間に食い込まないように、細心の注意をしながらも、迅速にサービス。
 参加者の皆さんからは、食べ物もさることながら、緊張した生徒たちのはにかんだ笑顔が何よりのご馳走、と隠れた人気になっているこの趣向。
 今回もご満足いただけたでしょうか?


2月21日【水】
卒業特別講座2 〜テーブルマナー〜

 今年も倉敷アイビースクエアさんで行いました。会場は一番広い『フローラルコート』。ここだと、約200名が一度に講習を受けられるのです(調理科はこの日は別行動。中華料理のテーブルマナーです)。
 改まった雰囲気に飲まれてか、生徒たちはいつもよりおとなし目。
 人間はなぜか、大切な話をするときに、食事をします。お見合い、プロポーズ、大きな商談、などなど。
 スタッフの方から一通りのマナーを教えていただき、これで、どんな場面でも怖いものなしです。
 セレブへの第一歩、完全制覇?


2月22日【木】
マイスター最終回です。

 マイスター講師の先生方、今年度も本当にお世話になりました。多くは申しません、いえ、申せませんが、今年度も度重なる失礼の段、ひとえに私の不徳のいたすところでございます。生徒たちは、本当は、みんないい子なんです。おかやま山陽高校の教員と違ってほんとうにお優しい先生方に、ちょっと甘えてしまったのです。私どものほうで、今後、厳しく指導してまいりますので、どうか、どうか、来年度もぜひともよろしくお願い申し上げます。


2月24日【土】
製菓工房『ル・フチュール』お菓子販売@天満屋ハピータウン鴨方店

 久しぶりのハピータウン鴨方店。いつもどおり、わずか1時間で、すべての商品を売り切ることができました。東証一部上場も間近か?


2月27日【火】
卒業式予行、各種表彰伝達式

 表彰伝達式とは、本来、卒業式で手渡すべき各種表彰状が、あまりにも多くなりすぎたため、苦肉の策として生み出された、おかやま山陽高校ならではの行事です。うれしいことに、今年も多くの生徒が表彰を受けました。
 どの表彰もすばらしいのですが、やはり、皆勤賞、精勤賞。みなさん、本当によくがんばりました。
 で、今年の卒業式、予行の段階から、ものすごく、よかったんです。なにがって、生徒たちの態度が。時間にして合計わずか100分足らず、たった2回の通し練習で、よくここまでがんばってくれました。明日が楽しみだ!


空手道部保護者会3年生の保護者を送る会

 今年もご招待いただき、参加させていただきました。
 生徒たちも、保護者の方々も、涙ながらに、ほんとうにいろいろなことを語られます。私たちはどれもはじめて知ることばかり。
 小学校6年生からおかやま山陽高校にあこがれていたのに、入学式の夕方には家に帰りたくなった。いつ娘が帰ってきてもいいように、3年間、毎晩、裏口の鍵を開けて寝ていた。主将として、プレッシャーの中、十分な成果が出せず、いまも悔しくて仕方がない。子供がおかやま山陽高校に行きたいと言ったとき、反対だったが、今、おかやま山陽高校に行かせてよかったと心から思う。・・・まだまだ書ききれません。
 生徒たち、わずか18年間の人生の中に、よくもここまでたくさんのドラマが詰め込めるもんだ、と驚くやら、あきれるやら。そして、保護者のみなさま、おかやま山陽高校の空手道部を信じて、よくぞ3年間、辛抱してくださいました。
 しかし、どの生徒も、涙でぐしょぐしょになりながら、笑いを取るところではきちんと落ちをつける。最近の子供たちは、すごいですね。
 延々、3時間。ほとんど、3年生の思い出話。しかし、内容が濃いため、まったく長いとは感じませんでした。
 おかやま山陽高校のスタッフであることに無上の喜びを実感した一夕でした。


2月28日【水】
第59回卒業式

 泣いても笑っても、卒業式。今日が最後。
 生徒たちは本当に感動的で、いい式にしてくれました。卒業生の諸君、ご苦労様でした。保護者の皆様、本当にありがとうございました、そして、お疲れ様でした。来賓の皆様、お忙しい中、心から感謝申し上げます。校長先生も、校長としての最後の卒業式のできばえに、満足していたようです(もちろん、来年度も学園長として出席しますよ)。
 来賓の方が、式後、校長先生に、こう言ってくださったそうです。
 「おかやま山陽高校の卒業生は、みんな、胸を張って誇らしげに退場していきましたね。すばらしいことです。」
 送り出し後、校庭で、お互いに記念写真を取り合う姿が、まぶしく、楽しげです。
 3年間、色々あった高校生活だったと思いますが、これで一区切り。
 お互いにいいことだけ覚えておいて、悪いことは忘れてしまって、いつでも遊びに帰ってきてください。
 泣いてなんかいませんよ。スギ花粉が目にしみただけですよ。


保護者会評議員会、3年生保護者を送る会

 「とにかく楽しいから」と、なんかやばい団体みたいな勧誘をして入っていただいたおかやま山陽高校の保護者会評議員会。保護者会評議員会も、3年生の皆さんはこの日で最後。
 「こういうのが好きだから、率先して手を上げました」と言う方から、「くじで負けて」、「じゃんけんが弱くて」と言う方まで、今回は17名の3年生の保護者の皆様がご参加されました。
 この会でも、毎年、3年生の保護者の方に壇上に上がっていただき、3年間の思い出話をしていただきます。これが例年、後半に行くほど長くなり、予定時間を大幅に超過してしまうのです。
 が、今年は、司会の方が前日の空手部の保護者会にも出席しておられた関係で、最初からこの日のテーマの照準を「時間厳守」に合わせておられたようです。少しでも長くなると、会場の後ろでいわゆる『巻き』(手をぐるぐる回すしぐさ)が入ります。
 「くちべたなので」と、原稿を用意して読み上げられた方。「最後の子が無事いい就職ができたので、これからは自分の人生を楽しみます」と宣言された方。「上の子はここで卒業しますが、まだ下の子が在籍しているので、春からもよろしくお願いします」と、うれしそうな方。そして、「2年生から本格的に参加しましたが、こんなに楽しいんなら、もっと早くから参加しとけばよかった」と悔しそうな方。ねぇ?でしょぉ?
 この席上、校長先生から改めて今年度末をもって校長職を退き、学園長となることの報告をさせていただきました。
 おかやま山陽高校の教育力の大きな部分を担ってくださっているのが、この保護者会です。我々教職員からすると、顧客であると同時に、支援者であり、指導者でもあります。
 保護者会が活発で元気である限りおかやま山陽高校は大丈夫、そんな気がしています。保護者のみなさん、お子さんが卒業しても、いつでも遊びに来てくださいね。(などと言ってたら、去年の湯原研修会に本当に来られた保護者会OB・OGの方がいて、驚きましたが)