またまたエフエムふくやまに行ってきました。

 本日、またまたエフエムふくやま(77.7MHZ)にお邪魔しました。
 今日は、5月13日の福山ポートプラザでのコンサートのPRが目的です。
 出演してくれたのは、おかやま山陽高校吹奏楽部のユーフォニウム3人娘。DJのなかさんの「まずは自己紹介を」との呼びかけに最初の子が「愛知県出身の・・・」と始めたので、ほかの2人も「愛知県出身の」「佐賀県出身の」と続きました。おかやま山陽高校吹奏楽部は、やはり全国区なのですね。
 それから早速、ユーフォニウムで『エーデルワイス』を演奏。深みがあり、かつ、透明感を感じさせる音が、朝の空気にマッチしていました。
 狭いスタジオ内で聴いていると、普段ホールなどで聞いているときには気づかない、ブレスの音がとても大きく聞こえます。管が長い楽器だけに、相当の肺活量が必要だとか。
 演奏後、「なぜユーフォニウムを始めたの?」との質問に、一人は「最初トランペットをやっていたのですが、当時の顧問の先生にマウスピースが合っていないといわれて」、もう一人は「じゃんけんで負けて」、最後の一人は「当時の顧問の先生に、あなたは体型がユーフォニウム向きだからと言われて」と、あまりにも正直すぎる告白。それに対し、「そんなきっかけで始めた3人でも、練習すれば先ほどのようなすばらしい演奏が出来るんですね」と、苦笑しながらも、なかさんからのナイス(?)フォロー。
 意外と話が弾み、13日の告知をするまもなく、時間切れとなりました。8時からの時間帯に改めて告知をしていただけるようお願いして、スタジオを後にしました。
 スタジオ入りする前はガチガチに緊張していた3名ですが、演奏は完璧、そして演奏が終わってからはリラックスした様子で、トークに参加してくれました。
 今回、一つ気づいたのは、ラジオは音だけのメディアですから、言葉がとても大切なんだな、ということでした。トークの途中、「ユーフォニウムってどんな楽器か、説明してもらえますか」と言われて、生徒たちは説明にかなり苦労していました。実際、言葉による説明だけで、ラジオを聴いている人にユーフォニウムという楽器のイメージを思い浮かべてもらうのは、至難の業でしょう。聴いている人が、名前は知らなくても、一度でもユーフォニウムを見たことがあれば、頭の中のイメージと言葉を結びつけることは出来るのでしょうけど。
 『言葉は、送り手と受け手が同一の意味(イメージ)を共有することを目的に使用される、記号の体系である』と習ったのは、大学の言語学の講義でした。今朝はこの命題の意味が良く実感できました。
 知らない世界に行くと、いろいろと勉強になるなあ、と感じたと同時に、毎週木曜日、2時間もの間、言葉だけで情報を伝えているDJのなかさんは凄いなあ、と感心した、そんな今朝でした。