旋風よふたたび 〜なぜか、おかやま山陽高校土木科が登場!〜
 9月10日(土)と17日(土)の二週にわたって、OHKの『旋風よふたたび』におかやま山陽高校の生徒が出演します。
 これは、去る8月27日に、岡山県総合グラウンド内にある桃太郎スタジアムで行われた、「人見絹枝像清掃ボランティアおよび献花式」の様子を収録したものです。
 この企画は、以前もこのブログでご紹介したディレクターのHさんの発案によるものです。曰く、「普段、岡山県内の高校生アスリートたちは、お互いにライバルとしてわざと精神力を競い合っている。しかし、岡山国体では、県内全体が一つのチームとしてまとまって、全国の強豪を相手に戦い抜かなければならない。そのきっかけとなるようなセレモニーをしようではないか」というものです。
 岡山県を代表するアスリートと言えば、頭に浮かんでくる人は数多くいますが、その筆頭はやはりこの人見絹枝さんではないでしょうか。桃太郎スタジアムの前には、人見絹江さんの偉業をたたえて、彼女がまさにゴールした瞬間の姿の記念像が設置されています。
女子がスポーツを行うことに対して偏見に近い拒否反応が強かった当時、トップアスリートとして世界を舞台に闘い続け、その短い一生を旋風のように走り抜けていった人見絹江さん。陸上競技界のみならず、岡山県のすべての種目のアスリートたちの気持ちを纏めるにふさわしいモニュメントとして、まさにふさわしいものだといえます。
 今回の企画は、この人見絹江さんの像を、県内の高校生アスリートたちが力をあわせて手作業で磨き上げ、花をささげ、もって、来る岡山国体での岡山県チーム一丸となっての健闘を誓うという趣旨のものです。
 当日は、県下の各校から200名を越えるアスリートたちが桃太郎スタジアム前に終結しました。おかやま山陽高校からは空手道部、陸上競技部、柔道部、そして、ゴルフ部が参加しました。
 さらに、おかやま山陽高校からは土木科生徒の精鋭部隊10名が、高校生たちが像を清掃する際に使用する足場を組み立てるボランティアとして参加しました。
 放映では、10日には献花式の様子が、17日には舞台裏がドキュメンタリー風に、それぞれ紹介される予定です。土木科諸君の汗まみれの苦闘の様子は、17日になると思われます。
 詳しい内容は、ぜひとも実際の放映をご覧下さい。さわりだけ申しますと、200名を超えるアスリートたちが一堂に会する様子は、本当に感動的でした。Hさんからは今回の企画の趣旨について、何度も説明を受けていたのですが、現場で目の当たりにしてはじめて、その意図する本当の目的がわかった気がしました。
 空手道部のK主将の号令もかっこよかったです。土木科諸君の手際の良さにも、正直、驚きました。
 参加した生徒たちの「いいところ」がいっぱい出せた今回の番組、ぜひともご覧頂きたく思っています。