5月21日(月) 部分日食(別名C環日食)観察会@六条院小学校さん

 この日はおかやま山陽高校は代休日ということで、天文同好会の部員3名と顧問の先生と一緒に、お隣の六条院小学校さんに出張観察会にお邪魔しました。
 校庭に80mm屈折望遠鏡をセットし、投稿してくる児童の皆さんに投影方式で安全に観察してもらいました。
 これをきっかけに宇宙に興味を持ってくれたら嬉しいです。
 というわけで、当日のベストショット。いいでしょ?



5月22日(火) 全国工業校長会総会@東京・蒲田

 大学の講堂を会場に、恒例の総会、記念講演会。
 記念講演の講師は、いままさに原発建屋内で活躍中の炉内探査ロボットクインスの開発者、小柳教授(千葉工業大学)。
 かねてから開発中だったクインスの耐久試験が偶然にも2011年3月11日にアメリカで完了し、急きょ帰国後、突貫の準備で最前線に投入された経緯などのお話は、まさに臨場感にあふれていました。
 「今この瞬間、クインスが日本にあったよかった!」と思うしかない奇跡のようなタイミングです。
 小柳教授のチームの中には、高校の工業科出身の若いメンバーも多く、マイコンカーラリーをはじめとする高校の工業科でのものづくりの経験が今、日本を苦境から救いつつあるのだそうです。
 やはり、ものづくりは素晴らしい!





5月23日(水)、24日(木) 全国校長会@東京・中野

 いつもの普門館が耐震問題で使用できなくなり、急きょお隣の大聖堂で開催。私の席からは演題は見えず、TV画面での拝聴となりました。
 文科省の各部署の担当官の方々から、レクチャーを聴いて勉強です。
 記念講演は、元JAXAの宇宙飛行士、山崎直子さん。実は大ファンだったので、嬉しいです。
 最先端のレクのロジーの塊であるシャトルや宇宙ステーションで、最後は「何とかなるさ」が大切なのだとか。ただ、宇宙開発は、地上での緊急時のリスク回避シミュレーションが全作業の99.9%を占め、宇宙での活動は0.1%にすぎないのだそうです。そこまでリスク管理をしても、想定しえなかった何かが必ず起こるのだそうです。
 非常に興味深い話で、たいへん勉強になりました。





5月25日(金) 全国家庭科部会校長会・食物調理小学科@東京・飯田橋

 昨年度、本校で食物調理科の全国大会を開催した結果、これから二年間、食物調理の全国会長を拝命することとなりました。
 不安ですが、頑張ります。





5月25日(金) 地鎮祭

 私は出席かないませんでしたが、90周年記念事業としての2棟の建物の地鎮祭が滞りなく終了しました。安全祈願!





5月28日(月) 生徒朝礼&表彰伝達

 今回もたくさんの表彰状を授与しました。
 中でも嬉しかったのが、女子バドミントン部が備西地区大会で準優勝の賞状を持って帰ってきてくれたこと。実は創部以来、初めてなのです。良い雰囲気の部に育ってくれました。今後も頑張ってほしいと応援しています。






5月29日(火) 岡山県洋菓子協会総会&洋菓子コンクール

 まずはコンクール。おかやま山陽高校製菓衛生師コース3年生のの荘司さんが、今回ジュニア部門に初めて高校生として出品しました。
 荘司さんの作品が、これ。鮮やかな色遣いが印象に残る、さわやかで楽しい作品です。

 結果は、入賞とはなりませんでしたが、いい経験になったと思います。ただ、個人的には先入観抜きでとても印象に残る作品で、彼女らしさがよく出ていました。今後が楽しみです。
 なお、この日は製菓コースの2年生全員が、バスでコンクールの見学にやってきていました。ハイレベルな作品をじかに見ることにより、モチベーションが掻き立てられたことと思います。

 あと、彼女がやたらノリが良かったので、一枚アップ。

 続いて、総会、そして、試食会。
 試食会というのはですね、なんとですね、「ガトー」という洋菓子協会の機関誌があるのですが、その拍子に毎号、極上のスイーツが写真で紹介されるのです。でですね、その12か月分の極上スイーツを、岡山県を代表する凄腕パティシエの皆さんが再現し、それを、なんと全種類、試食できてしまうのです!
 我に返った時には、私のお皿の上には、7つもの極上スイーツが載ってました。どれも、ほんとうに、美味しい。また、一つとして、ありきたりな味、ありきたりな食感のスイーツがないのです。すべてがそれぞれにスペシャルでした。
 しかし、これ、たぶん合計で2000Kcalは軽くあるだろうなあ・・・、などと不安になりながら、結局完食してしまうところが、スイーツの魅力であり、魔力なんですね。いい勉強になりました。
 懇話会では、実習でお世話になっている製菓店の方々にお礼を申し上げました。皆様、本当に懐の深い、気持ちの有難い方ばかりでした。
 なお、肝心の極上スイーツの写真は、興奮しすぎて撮り忘れました。悪しからず。





5月17日(木) 製菓関係商品展示会@コンベックス、あの鎧塚シェフにお会いしました!

 この日、製菓器具・素材の展示会にお招きいただき、記念講演としてトップパティシエ、鎧塚俊彦氏のお話を聴きました。TVへの出演も多く、奥様も女優さんということで、芸能人的なイメージを持っていましたが、今日のお話を聴いて、実は極々生真面目で真摯な方だということがわかり、いっぺんにファンになりました。
​「お菓子作りの一つ一つの手順は子どもでもできる。大事なのは、当たり前のことをきちんと、何十回も、何百回も同じようにできるかだ」との言葉、重みを感じました。
 鎧塚さんの言葉で印象に残ったものをもう一つ。
「逃げ道を残している人は、見てればわかるもの。そんな人、誰も助けはしない。逆に退路を絶って背水の陣で挑戦すれば、いろんな人が本気で協力してくれる」。
 これは、ほんとうに納得できますよね。 
 講演終了後、鎧塚シェフは、飛行機の時間が迫っている中、ギリギリの時間まで記念撮影の時間を取ってくださいました。
 というわけで、本校製菓コーススタッフと記念撮影。

 いつかシェフのお店に食べに行ってみたいなあ。






某月某日
 今回の上京中、15年前の卒業生2人と会いました。二人とは、私がおかやま山陽高校に来た最初の年に、担当した同好会の部員とその友人として知り合いました。
 一人は、大学卒業後、テレビ業界に入り、放送作家として活躍しているK君。皆さんもよくご存じと思われる「リン〇ーン」や「2〇時間テレビ」などの企画を担当してきたそうです。今度仲間と製作会社を立ち上げ、今後はプロデューサーとしても活動するそうです。
 もう一人は、やはり大学卒業後、スペインに渡り、パイプオルガン奏者として、現地で9年間も活動してきたO君。昨年度帰国し、今は企業に勤めています。今後はもう一度音楽を生かした仕事を探したいと言っていました。
 二人とも、おかやま山陽高校時代はまさかこんな人生を送ることになるとは思ってもいなかったと笑ってました。
 ともあれ、私は彼らが会って話がしたいと思ってくれたことを、何よりもうれしく思いました。
 在校生諸君も、例えば15年後、誰でもいいから、おかやま山陽高校でお世話になった先生に会って、今の自分について話したいと思えるような、そんな大人になってほしいです。
 偉くなくとも、目立つ仕事でなくとも、いいのです。元気で、前向きに、夢を持って暮らしてい様子を教えてほしいと願っています。
 最後に、放送作家のK君、サンショウウオの姿焼きを食べさせてくれてありがとう。いまも小骨の生々しい食感がのどに残っているよ。あと、ウシガエルの姿造りが一組前のお客さんで売り切れて、本当に運が良かったよ。